コラム
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2013/5/29
1263    ドキドキ、ワクワク

メンタルトレーナーの久瑠あさ美さん。最新作『最高の自分を創る 「勘違い」の才能』を読みました。若い人向けのメッセージ集のような内容ですが、既に社会で活動している人にとっても学ぶことばかりの内容です。以下は心に響き、直ぐにでも実践したいメッセージです。

『最初に紹介するのは「この先何をしたいのか」など未来の話をする人でありたいというメッセージです。「過去にこだわっている自分を感じるとするなら、それは未来を信じる勇気を持てていないだけだということです。これまでの過去の延長線上に未来があると思ったら、ドキドキ、ワクワクできるはずもない」のです。』

過去を振り返っても未来に対してドキドキ、ワクワクすることは稀です。生きていくためには何歳になってもドキドキ、ワクワク感が必要で、これから訪れる未来にそれを感じたいものです。毎日がドキドキ、ワクワクを感じられるなら、世の中の見え方が変わることを保証します。

『「君なら何かやってくれるかもしれない。未来への希望を抱かせる人間を、人は放っておかない。何より、君自身が君の存在に満たされていく」というメッセージもあります。』

その通りで、人は未来に期待できる人を応援するのです。もうここまでだとか、頂点まで上っている人を応援するよりも、未来は今よりももっと高いところに上っている。私達の希望になれる人を応援するのです。だから私達は「まだまだ上れる」という感覚をしっかりと持ちたいのです。もうここまでと思うなら、期待値は下がり人からの応援はもらえないと覚悟すべきです。自分に聞きましょう。まだ自分には伸びしろがあるか。まだ伸びるとあると心が答えてくれたなら、未来はどこまでも思った通りに続いていきます。

『「君にダメ出しをする人は、どこの誰。何丁目、何番地」。』

人からの悪い噂話を気にする必要はありません。経験を重ねると分かることですが、結局、噂話の元は曖昧なものばかりです。噂話を気にして未来を小さくする必要はありません。今関わっている人でも、悪口を言うような相手であれば、つきあうことを止めてしまうと良いのです。数ヶ月も経過すれば、直接会っていないことから噂話にするネタはなくなります。そもそも何丁目の何番地にいる人か分からない人に振り回されることは避けたいものです。それで悩むことは馬鹿馬鹿しい限りです。

『「自分にしかできないぞ、こんなこと。これを乗り越えられる自分って、かっこいいかも。今こそ本気の見せどころ。そう君が思えたら最高」』

困難に直面した時、不安と恐怖に囲まれてしまい行く場所が見えなくなります。どうしようだとか、駄目かもと思うと不安や恐怖の思うつぼです。「過去の自分を存続させるために、君の今があるワケじゃない。君の価値も、未来も、誰かに決められるものじゃない。それらのすべてを君は創り出していける」のです。

誰が何と言おうとも、今の自分は過去の自分が創り出してきた結果です。自分が創り出す以外に誰も自分を創り出せないのですから。だから未来の自分は現在の自分が創り出すことになります。未来は自分が創るもの。そう信じることで、未来は本当に自分の思った通りに向かいます。

(出典『最高の自分を創る 「勘違い」の才能』久瑠あさ美著。青春出版社。2013年4月15日。)