コラム
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2013/5/20
1258    祈りの力

祈りは誰かのためにするものです。自分のために祈っても効果はありません。誰かの願いを適えられるように、誰かがこれを達成したら幸せになれると知っていれば、それが実現できるように祈ることが祈りの本質です。祈りは自分が幸せになるようにと願うことではないのです。

祈りは誰かの幸せのためにするものです。では自分の幸せは誰が適えてくれるのでしょうか。それは誰かの幸せを祈っている姿を知った神様が自分を幸せに導いてくれるのです。ですから自分の損得や、誰かの幸せを祈ったら自分も幸せになるなどの邪神を抱かないで純粋に祈ることが大事なことです。純粋な気持ちは天に届けられるのです。

祈りの力は波動ですから空気を伝って遠くまで飛んで行きます。誰かが同じ波動を持っているなら無意識の内にこの祈りの波動を受け取り、その人は願いを実現させることになります。私達は一人の幸せを願うのではなくて、関係する一人でも多くの人の幸せを祈ることで天上から自分のところに戻ってくるのです。

もし自分の幸せを誰かが祈ってくれていたら、その祈りの力は神様と共に自分のところにやってきます。より自己実現が早まることになります。因果応報とはよく言ったものです。自分の発したエネルギーは巡り巡って自分のところに戻ってきます。エネルギー量が多ければ、それに相当するエネルギーが戻ってきます。正義のエネルギーを発していれば、同じだけの正義エネルギーが戻ってきますし、悪のエネルギーを発したら、同じ分量の悪のエネルギーが戻ってきます。

エネルギー不変の法則は心のエネルギーにも当てはまるものです。一度放たれたエネルギーは誰かに吸収されるまで空間をさまよいます。正義のエネルギーを受け取った人は、また正義のエネルギーを発して行きます。同じ波動を有しているから受け取れますし、その分をまた誰かに対して発するのです。自分か発したものは、やがて自分のところまで戻ってくるので、そのエネルギーを受け取ることになります。

エネルギーとは心であり、心が表面化する言葉なのです。ですから言葉はエネルギーを有していて、正義の言葉は正義のエネルギーを持ち、悪の言葉は悪のエネルギーを有しているのです。間違いなくその言葉と同じエネルギーが戻ってきて、自分で受け取ることになります。幸せになりたいと思うなら常に正義の言葉を発するべきです。

人が自分の悪口を言っているとしても、それに乗せられてはいけません。自分もその人と同じレベルの魂の持ち主になってしまいますし、悪口を発してしまうと、今度は自分が発した悪の言葉とエネルギーを受け取ることになります。自分が悪の言葉を発しなければ、悪のエネルギーを受け取ることはありません。ですからいつも正義の明るい言葉を使用したいものです。

神様は悪を追放しています。正義の言葉を使い正義のエネルギーを発していると、それは誰かのところと神様のところに届けられるのです。

祈りの力は強力です。天皇陛下が日本国民の幸せを祈っているように、私達もこの国の平和と知っている誰かの幸せを祈りたいものです。自分の幸せを祈っても神様は受け取ってくれません。誰かの幸せを祈った時だけそのエネルギーを受け取ってくれるのです。