令和6年度末に和歌山駅まち空間活性化のプロポーザル事業による基本構想のまとめを終えていると思うが、どんな結果となったか聞こえてこない。まとめた結果はどのようなものか。
基本構想では、和歌山駅まち空間の目指すべきビジョンを示し、駅を中心とした「まち」と「ひと」の多角的な連携や整備方針の考え方について定めている。具体的には、和歌山駅まち空間活性化に向けた方針、実現に向けた方向性、アイデアのイメージ図、今後の進め方などで構成している。
聞く限り、まだ具体的にまとまったものではないと思った方がよいのか。
そのとおりである。
同じく令和7年2月ぐらいに、県民の皆さんの意見を聞くということでアンケートがあったと思うが、基本構想をまとめた結果に、そういった皆さんの意見は反映できているのか。
そのとおりである。
同じく令和7年2月ぐらいに、県民の皆さんの意見を聞くということでアンケートがあったと思うが、基本構想をまとめた結果に、そういった皆さんの意見は反映できているのか。
アンケートについては、約2300名の方々から様々な意見をいただいており、構想には、集約結果を記載するとともに、その意見も踏まえ課題を整理し、基本方針や実現に向けたアイデアに反映している。
この件は3者で構成する和歌山駅まち空間活性化会議の中で協議を行っているものと認識しているが、この基本構想案の協議の進捗状況はどうか。
和歌山駅まち空間活性化会議における検討については、昨年度で終了しており、現在、和歌山市において、公表に向け、内部調整をしているところである。県としては、和歌山駅や周辺の整備は、その効果が県内全域に及ぶことから、引き続き、和歌山県の玄関口にふさわしい拠点の実現に向け、主体である和歌山市とともに取り組んでいく。
会議が昨年度末で終了しているということであるが、和歌山県の玄関口でもあるので、市だけ誘えばよいというものではなく、やはり紀中紀南へも観光客やビジネス客を呼び込んでほしいと思うので、引き続き、県の方も、きっちり注視して進めていただきたい。
和歌山市内の道路の話であるが、梅原交差点と県道西脇梅原線の改良が進められていると思う。
この交差点の詳細設計案が完成して、地権者に説明していると思うが、地元の協力は得られているか。
また、用地測量に着手できているか。
梅原交差点の改良事業については、詳細設計が完了した後、令和6年10月に自治会長など地元関係者に説明を行い、おおむね理解が得られたため、令和6年11月から用地測量に着手している。
用地測量に当たっては、地権者に用地立入許可の承諾を得る必要があるため、測量に当たり地権者に対し、事業説明を行っているが、総じて協力的である。
県としては、改良事業の早期完成に向け、引き続き事業を推進していく。
ぜひ早期改良に向けて進めてもらいたい。
和歌山県は日本航空株式会社と熊野白浜リゾート空港の利用促進や地域振興に貢献する施策を一緒に行うことを目的に包括連携協定を締結している。その結果、先ほど部長説明にあったとおり、5月16日、20日に台湾の台北とのチャーター便が就航する等、効果を上げていると思う。
この包括連携協定を調べてみると、2030年までに熊野白浜リゾート空港の利用者数32万人、インバウンド旅客数6万人を目指しているということであるから、今後も台湾等を中心にチャーター便、あるいは定期便へとつなげていくのか、その取組状況について聞きたい。
熊野白浜リゾート空港について、国際線ターミナルビルが供用された令和5年度以降、ベトナム、韓国、台湾との国際チャーター便が就航した。
こういった国際線の就航のためには、航空会社及び旅行会社に対してプロモーション活動が重要と考えており、先般5月の台湾チャーター便運航の際も、現地において、台湾の航空会社や旅行会社に対して、県土整備部長をトップとするプロモーション活動を行った。
また、韓国については、韓進観光本社などの旅行代理店へのプロモーション活動を準備している。台湾・韓国以外の国についても、ベトナム、中国、香港などに対してプロモーション活動を行っている。
このような活動を続け、チャーター便の実績を上げて、その実績を基に将来的には定期便の就航へとつなげていきたいと考えている。
花蓮縣は大阪と福岡に拠点を設けている。こちらからは大阪、福岡を中心に観光客やビジネス客が来ているが、大阪と和歌山は比較的近いし、圏域を広げるという意味で和歌山との交流も希望されている。その節はよろしくお願いしたい。