2.県立高校からの連絡手段のあり方について
最近、高校生の子どもを持つ母親から意見がありました。
「学校からの連絡を受け取るにはメールアドレスを登録する必要があります。今、保護者同士の連絡はLINEを使っているので、アドレスを作っていない人も多いし、迷惑メールが届くのでメールをカットしている人も多いのです。できたら学校からの連絡はLINEに切り替えて欲しいと思います」と話してくれました。
学校では今のデジタル化の時代においても一斉メール配信していることを知りませんでしたし、公立の小中学校、県立高校も同じしくみだと聞きました。
この件を県立高校の生徒に集まってもらい尋ねたところ、「学校からは登録しておいたアドレスへの一斉メールが届きます。しかし迷惑メールが多いので受信拒否にしている生徒もいるので、その場合は届いていません。不審者情報などは早く気付くべき事象なのでメールだと情報伝達が遅れます。LINEは多くの生徒が使っているので、迅速性や利便性は高いです。LINEにしてくれる方が良いと思います」という意見がありました。
メールは今となっては古いツールなので、学校からの一斉メールは見直しの余地があると思います。普段はメールを使わない保護者や生徒に対してメール配信をしても、必要な情報が届ないばかりか不審者情報などを受け取る時期が遅れることも有り得ます。
社会を見てもメールを使って情報交換している人は少数派だと思いますから、学校からの情報発信も時代に対応する必要があると思います。
県立高校が不審者情報などの情報を生徒や保護者に伝達する手段として一斉メールがあります。ところがメールアドレスを持っていない高校生や保護者が増えていることや、普段はメールそのものを使わない高校生が多いと聞いています。折角の情報は迅速に伝えるためにLINEなどSNSの活用を図ることが時代の要請だと思います。
県立高校からの連絡手段の現状とメール以外の活用はできないものか。教育長にお尋ねいたします。
県立高校からの連絡手段についてでございますが、各学校において、コロナ禍における臨時休校の連絡や不審者情報等、瞬時に情報を発信する機会が増えております。 多くの県立高校においては、デジタルによる連絡手段をとり、そのほとんどは、現在、一斉メールの仕組みを採用しています。
一斉メールの仕組みについては、届いていない子を個別に把握できるという部分もあります。
こういったことによりまして、各家庭にとっては、学校との信頼関係に基づいて正確な情報を適時に受けとることができるとともに、学校の事務の簡素化・効率化にもつながると考えています。
学校からの連絡手段につきましては、今後、情報技術の向上とセキュリティも踏まえ、PTAなどとも相談しながら、議員ご提案の方法も含め、各学校がより適切な方法を活用するように進めてまいりたいと考えております。
知事は最近携帯のメールを使ったことがありますか。言われてみると僕は全然使っていないことに気づきました。時代に即して、情報伝達の手段を考え直しては如何かと思います。