5.死傷事故が多い道路の安全対策について
市町にとよっては自主財源を確保するために水道管で小水力発電を検討しているところもあります。この電源はFIT対象になっています。このような人口減少によって需要が減少すると想定して収益を増やす取り組みをしている市町をしっかりと支援してくれることを望みます。
続いて、県土整備部の重点施策である「死傷事故が多い箇所の安全対策について」質問いたします。
県管理道路における要対策箇所が159か所あり、令和2年度に8か所の対策を実施しようと計画しています。令和3年度以降に59か所の改善を図り、危険個所の安全対策を完了させようとする計画です。
道路の安全対策に尽力してくれていることに感謝しています。一方で、道路環境の変化に伴う危険個所は把握してくれているものと思いますが、交通事情が変化することによって、周辺住民の皆さんの日常生活の安全性に変化が生じている個所もあります。
例えば、「要対策箇所」に入っていない和歌山橋本線の西浜地区において進出したロードサイド店の進入路付近は、交通量が激しくなったことから接触事故が多発しています。このような道路も安全対策を早急に講じるべき道路だと思います。
死傷事故が多い道路の安全対策に加えて、今回、事例として示した和歌山橋本線西浜地区のように「要対策箇所」に入っていない改修すべき危険個所があると思います。このような箇所の安全対策はどのように改善を図るのか、県土整備部長の答弁をお願いいたします。
道路の安全対策の考え方に関してご質問をいただきました。県管理道路における安全対策につきましては、死傷事故が多い要対策箇所といたしまして、平成21年〜24年の事故発生状況から、死傷事故率が高く、かつ死傷事故件数が多い箇所を選定した159箇所に加え、その後の沿道の土地利用や交通量の変化による近年の交通事故の発生状況等を勘案するなど、新たな箇所を含めたうえで、優先度を考慮し、必要な対策を講じてきているところでございます。
対策の状況についてでございますけれども、要対策箇所として選定いたしました159箇所につきまして、平成25年度から歩道整備や交差点改良等の対策を順次進め、今年度末で92箇所の対策が完了する見込みでございます。
また、新たに対策が必要となりました箇所につきましても、例えば、昨年3月の和歌山南スマートインターチェンジの開通に併せて供用した後に事故が連続した県道和歌山橋本線の吉礼交差点や、昨年10月に死亡事故が発生いたしました紀の川市の国道424号最上大橋付近におきまして、注意喚起のための路面標示を緊急的に行いますなど、毎年、必要な箇所の対策を行ってきているところでございます。
今後も引き続き、警察と密に情報共有を図り、事故の増加やその発生状況など最新の状況を踏まえた安全対策につきまして、警察とも十分連携しながら、道路管理者としてその実施に取り組んでまいります。
県土整備部長に答えていただいたように、平成21年から24年に把握した死傷事故の多い道路以外にも道路の整備伴って交通事情が変わっている道路があります。これらの道路に関しても県警と連携して改善を図って欲しいと思います。