2.紀の国わかやま国体総合優勝に向けた取り組みについて
続いて、紀の国わかやま国体総合優勝に向けた取り組みについての質問です。長崎国体を終えましたが、選手の皆さんは郷土の誇りを懸けて頑張ってくれた結果、総合成績は15位と健闘してくれました。この頑張りを誇りに思います。ただ目標の14位には届きませんでしたから課題も見えたはずです。これまでも競技力向上のための施策を行っていますから、順調に順位を上げ、紀の国わかやま国体では総合優勝をしてくれると信じていますが、そのためにすべきことがあると思います。
長崎国体で好成績をあげたセーリングやなぎなた、自転車競技などには、紀の国わかやま国体でも総合優勝に向けたリード役を期待しています。今回優勝した競技、選手は地元開催の国体では相当のプレッシャーを感じながら、これから一年の強化を進めると思いますから、県としてはこれらの選手の皆さんの支援を十分にして欲しいと思います。
長崎国体の総合15位という結果をどう評価しているのでしょうか。また今後の競技力向上のための取り組みをどう考えているのでしょうか。
例えば今回の長崎国体で好成績を挙げたセーリングやなぎなたなどの強化に関してはどのような取り組みをしていたのでしょうか。これらの競技に関しては、紀の国わかやま国体でも優勝を果して欲しいと思いますから、引き続いての強化を期待しています。これらの競技の成果を称え、特筆すべきことがありましたから国体推進監からお聞かせ下さい。
長崎国体においては、目標順位の14位には届かなかったものの、昨年の東京国体18位から15位に順位を3つ上げることができました。特に、医科学サポートが功を奏したセーリング競技、トップコーチの指導が成果を上げたなぎなた競技、数多くの強化合宿や遠征を行った自転車競技が、競技別の総合優勝をするなど、十分に実力を発揮し本県選手団を牽引してくれました。
一方、国体の独特な雰囲気の中で、実力・実績があるにも関わらず、本来の力を発揮できずに得点を獲得できなかった競技もあり、総合得点の伸び悩みに繋がってしまいました。
紀の国わかやま国体男女総合優勝に向けては、長崎国体で好成績を収めた競技をさらに支援し、確実に得点を獲得するとともに、競技別の総合優勝やチーム及び個人種目の入賞が数多くできるよう、全競技の競技力の底上げを図ってまいります。
ところで競技選手から、公立大学法人和歌山県立医科大学みらい医療推進センターげんき開発研究所の活用を図っていると聞きました。
例えば、医学的なデータに基づくトレーニングメニューの研究、開発を行ってくれるので課題克服と技術力向上に努められるのです。この施設を活用して競技力向上を図っている選手もありますから、この施設を有効に利用することも大切なことだと思います。
この施設ではトレーニングメニューの開発と指導を行ってくれますから、国体に向けて競技力向上が図れると思います。
セーリングチームはこのみらい医療推進センターを活用してトレーニングや遠征の時などにアドバイスをもらっていると聞いています。また他の競技でも活用が図ることで競技力向上につながっていると思いますが、紀の国わかやま国体総合優勝に向けて更に活用を図るべきだと思いますが、その点はいかがでしょうか。
医科学面からの選手サポートは、競技力の向上の側面的支援として非常に有効であると認識しており、男女総合優勝に向けた取組の柱の一つとして、トレーナー派遣や医科学チェック、ドーピング防止など関係団体と連携して積極的に進めているところです。
議員ご指摘のみらい医療推進センターげんき開発研究所は、トレーニング指導や映像・メンタルサポート、メディカルチェック等医科学サポートも非常に充実しており、すでに競技・選手が活用しているところですが、紀の国わかやま国体男女総合優勝に向けては、さらに多くの競技団体が活用するよう取り組んでまいります。
お答えいただいたみらい医療推進センターは障害者スポーツの取り組みも行っています。紀の国わかやま大会の支援も期待できますから、一層、活用いただくことを期待しています。