午前中は教育関係者と公立高校の教育について意見交換を行いました。冬休み前のこの時期、学校行事や期末試験を終えて学校では三者面談に入ろうとしています。年明けの受験に向けて先生も慌しくしています。
この先生が勤務している高校では期末試験を終えていますが、試験中の出来事を話してくれました。試験を終えた後も熱心な生徒は教室に残り、その試験問題の疑問や解き方を先生に尋ねにきたそうです。全ての質問に答え終えて教室を出たのが午後8時になった時もあると聞きました。
「とても熱心な生徒に囲まれて遣り甲斐があります」と話してくれたように、先生が熱心に指導をすることで生徒がやる気になり、生徒が熱心になると先生も遣り甲斐を感じるという良い関係になります。
理想の教室を作り上げている先生の人柄や指導方法に感心しました。先生は発展途上にある生徒の成長を助けています。それは勉強だけでなくて人格形成も教育を通じて導いているのです。生徒は素晴らしい先生に巡り合えることで、一段と成長を加速させます。高校時代に人格を形成することで、社会に出てから通用する人になるのです。それは決して勉強だけではなくて、クラスの仲間との学校行事の共同作業や修学機会での行動なども含まれます。先生は生徒達のリーダーの役割もありますから、クラスをまとめ上げ人として成長を促し見守ることもしています。
若い先生はこうした経験を通じて、また先生として成長を遂げていくのだなぁと感じました。
ある日、この先生が授業のため教室に入ると、黒板に「誕生日おめでとうございます」という書き込みがあったと伺いました。先生の誕生日を知ってクラス全体でお祝いをしてくれたのです。そして小さなケーキも添えられていたそうです。
先生の感動を想像することは難しくありません。こんな素晴らしいクラスを作り上げている先生と、先生の熱意に応えて人としても成長している生徒の絆を感じる出来事です。きっと立派な大人になっていくことを確信させてくれる話です。
先生は教師という仕事に誇りと遣り甲斐を感じて毎日を過ごしています。冬休みは大変だと思うので、卒業式を終えた春になった時、先生と教育談義を交わしたいと思っています。公立高校の教育の素晴らしいところをたくさん見つけたいからです。
冬の季節ですが一気に春まで心は飛んでいきました。
平成24年最後の万葉薪能の会の懇親会に参加しました。今朝からの清掃活動を終えて、今年一年の活動のお疲れ様会が催されました。万葉薪能の会は平成25年には結成15周年を迎えることになります。それを記念して平成25年6月28日に野村萬斎さんをお招きした公演を開催予定です。会場は平成25年に新しくオープンする県民文化会館です。一流の人をお招きしての文化活動を15周年記念事業として実施できることは嬉しいことであり、会の発展につながるものだと考えています。
このような活動を続けられているのは、会員の皆さんの高いボランティア精神に支えられているからです。文化と清掃を柱とした活動によって和歌の浦を守っています。
約40人も参加した清掃活動と懇親会の盛り上がりが、このことを証明しています。懇親会の終わりに会員の皆さんからの挨拶がありました。それぞれの挨拶の内容が素晴らしく、ここに参加して良かったと思わせてくれるのに十分でした。
みんなが自分の言葉で活動を語る、和歌の浦を語る、そんな素晴らしい言葉が飛び出しました。
さて和歌の浦の明るい課題への挑戦について記します。国の名勝指定を受けている和歌の浦ですが、第一区のままで指定を終わらせるつもりはありません。続けて第二区も国の指定を目指した活動に入りたいと考えています。第一区の名勝指定を受けた平成22年から時間が経過していますが、第二区に向けて始動させたいと考えています。
もうひとつが「紀伊山地の霊場と参詣道」世界文化遺産の追加指定についての取り組みです。平成27年度に世界文化遺産への追加指定を目指した取り組みもされているようですが、その中に和歌山市は入っていません。そこで和歌の浦も追加指定候補に成り得ないかどうかを考えてみたいと思います。「紀伊山地の霊場と参詣道」と何かの関係が欲しいのですが、一見関係がないように思います。しかし世界文化遺産地域内の丹生都比売神社との関係に着目したいと思います。
これから研究に入り、平成25年3月議会において議論を交わせるように資料や現地調査を整えて行きます。
衆議院議員選挙の投票日の今日、行事に参加したことや喉の調子がおかしかったことから締め切り前の7時30分頃に投票所に行ってきました。日本の明日を託すことができる人の登場を期待しています。
太陽光発電設置に関して打ち合わせを行いました。日曜日でしたが、大阪市内から打ち合わせのために来和してくれた方がいます。平成24年度事業として着手したいと意欲を語ってくれました。
また平成24年度だけで終えるのではなくて、自然エネルギーの普及を目指して来年度以降も事業計画を立てる予定であることも話してくれました。買い取り価格に関係なく普及を図りたいとする姿勢に共感を覚えました。