活動報告・レポート
2012年12月14日(金)
表敬訪問
表敬訪問
表敬訪問

和歌山フラメンコ協会の森久美子先生と和歌山市長を訪問しました。平成24年11月にスペインバレンシアで開催されたジャパンウイークに出演した森久美子フラメンコ舞踊団の結果報告と、バレンシア市長からの親書を和歌山市長にお渡しするためです。森先生の演じた和のフラメンコ「アマテラス」は大入りで観客から喝采を浴びたようです。和歌山市からスペインに向けて森先生が育んだ和のフラメンコを発表したことは大きな成果です。和歌山市に優れたフラメンコがあることを知らせてくれました。

和歌山市代表ではなくて日本代表として和のフラメンコを演じてくれたことを和歌山フラメンコ協会顧問の一人として誇りに思っています。スペインのフラメンコは素晴らしいのですが、それ以上に日本人として演じる、日本人だけが演じられる和のフラメンコは、フラメンコと違ったわが国独自の文化ともいえます。

アマテラスを演じるためのオリジナル衣装を制作、その衣装を纏い日本の伝説を和のフラメンコで表現してきてくれました。その成果を和歌山市に持ち帰り、これからの活動に活かしてくれることを期待しています。

来週は和歌山フラメコン協会のクリスマスパーティがあります。きっとその場でもジャパンウイーク帰りの成果を見せてくれる筈です。森先生が育て上げた情熱のフラメンコと日本人だけが演じられる和のフラメンコをこれからも発展させていく覚悟を垣間見ました。

第二の人生

会社を退職して地域社会で活躍しているSさんと懇談の時間を持ちました。Sさんは「第二の人生においては会社での肩書きや実績は全く関係なく、人としての魅力が試されるので遣り甲斐があります」と話してくれました。地域社会では企業の肩書きや序列は全く関係がありません。現役時代と同じように上から命令するような付き合い方をする人は、地域社会で活動をすることは叶いません。仲間に入り自分のできることをアドバイスする代わりに、他のメンバーから学ぶ姿勢を持つことが社会で共生するために必要なことです。

それができないで自分の一言で人が動くと勘違いしている人が多いようです。

「頭の良さや知識は何の役にも立ちません。人間力が仲間作りに必要な資質です」と話してくれたように、楽しい雰囲気で人と交流できることがフラットな組織における人の実力なのです。

社会で頂点を目指す活動でもなく利益を生み出す組織でもない地社会貢献活動においては、人間力、つまり人そのものの魅力が勝負です。リーダーになるべき人は、そんな魅力を備えています。分かっていることはメンバーを指導できるけれど、知らないことはメンバーの意見を聞いて従うことができる人がリーダーなのです。上から目線の人はリーダーにはなれません。

情報の精度

参考文献などで必要な書物の引用をする際には、孫引きは駄目で原典にまで辿り着くことが必要です。現代社会に氾濫している情報も同じことが言えます。又聞きの情報は正確でないことが往々にしてあります。人づての情報は誰かから聞いたものであり、発信者が誰か調査して引用しなければ事実と違うことが多いのです。

でも又聞きの場合は情報の発信者を見つけることは難しいので、事実かどうかを見極めることはできないのです。

そんな時事実を突き止める方法があります。それは情報として発信されている人や会社に直接出向いて聞いて確認することです。当事者に直接聞くことで。その情報が正しい内容なのか誤りなのかを確認することができます。

今日も又聞き情報が正しくないことが分かりました。その情報に基づいて動いていた案件があります。正確かどうか分からなかったので、直接、その会社を訪問して責任者と会って話を伺いました。その結果、又聞きの情報が正しくないことが判明したのです。勿論、責任者に会うに際しては訪問約束をしていますし、事前に要件を伝えていました。そしてその責任者とは信頼関係があることが重要です。信頼関係のない相手を訪ねても真実を話してくれることはありません。所謂「ぶっちゃけ話」ができる関係にあることが情報の真実性を確かめるための前提です。

その結果、又聞きしていた情報が真実でないことが分かり、その後の対処の仕方も変わりました。誤った情報に基づいた対応では解決を図れないことがあります。真実に基づいて問題解決に向けての動きをすることが必要なのです。

情報を得ることは簡単なようで簡単ではありません。情報とは信頼度に比例して精度は高まります。つまり人としての信頼の高さが精度の高い情報を集めてくれるのです。

一般質問打ち合わせ

県当局と一般質問打ち合わせを行いました。一般質問当日の質疑も重要ですが、こうして連日議論することも重要だと考えています。当局の皆さんと意見を交わすことで当初は行き違いや見解の相違があったとして、考え方や熱意が伝わることで理解できる関係になっていきます。

県当局は組織としての行政的な考え方をベースにして民意を取り入れようとしています。議員は民意を背景にしながら県全体の発展のために民意をどこまで取り入れるべきかを判断していきます。最初はぎくしゃくしたとしても、共通の目的意識を持って話し合うとどこかに接点があるのです。接点を見つけて到達するための方策を共同で考えると解決の方向が見え始めます。そんな議論の過程がとても大事だと考え大切にしています。

議論を重ねていく中で分かり合えたときの爽快感は喜びになります。