活動報告・レポート
2012年12月8日(土)
出版記念パーティ
PTA指導者研修会
PTA指導者研修会

平成24年度和歌山県高等学校PTA指導者研修会に参加しました。平成24年夏に和歌山市内で全国高等学校PTA全国大会が開催され、PTAと学校との連携が深まった一年でもありました。大きな大会を運営することは大変なことですが、やり遂げた後に残るものは達成感と連帯感です。運営した者同士は深き絆で結ばれることになります。そして平成24年夏に全国大会をやり遂げた思い出と達成感はいつまでも心に残ります。そんな和歌山県高等学校PTAの役員が集まった研修会と成なりました。

記念講演として「青少年のスマートフォンの利用について」を聞かせてもらいました。高校生が携帯電話を所持していることは珍しくありませんし、今では持っている方が大多数です。今では高校生の持つ携帯電話もスマートフォンに変わっています。スマートフォンは従来の携帯電話と違ってフィルタリング機能は効果がなく、今までの青少年対策が通用しなくなっているのです。

携帯電話にメールなどの機能が付加されている携帯電話と違って、スマートフォンはパソコンに電話機能が乗っかっている感覚です。ですから携帯電話の機能にフィルタリングを掛けても、アプリはパソコンと接続しているためフィルタリングは機能しないのです。そのため青少年を有害な情報から守るための対策が必要となっていますが、対策が及んでいません。問題が発生している中で、どうのように防衛策を講じるべきかの研修機会となりました。

PTAでもスマートフォンの機能を十分理解している人は少ないので、対応ができていないと思います。スマートフォンが主流になっていることから、青少年を有害情報から守るための対応策を検討する必要性を感じました。

花束
花束

この後の和歌山城に関する冊子の出版記念パーティ用に花束を用意しました。ラッピングをしてもらいながら店主と話をしました。冬場はお花の価格が上昇していると聞きました。理由は寒いと花は育たないため温室で育成しているからです。特にこの寒さだと温室を24時間暖めるためのヒーターの燃料費が高くつくので、花の値段に反映されているのです。冬の花と思っていたポインセチアも実は春の花で寒さに弱いことを知りました。花が赤いことからクリスマスに似合うので冬の花のイメージになっているのです。このポインセチアを育成するのも温室であり、燃料費が掛かっているのです。冬に咲く花は少ないので、どうしても価格が上昇するのです。花は基本的に春に咲きますから、この時期の花の価格は高くなっています。

それでもお花屋さんで値段を上げることはできません。お客さんが離れてしまうからです。生産者価格が高くなっても小売店では同じ値段で販売しているため、利益が薄くなっています。お花屋さんの経営も苦しくなっているのです。ここで消費税の率が上がったとしても小売価格に転嫁させることにはなりません。価格の中で吸収する予定だと聞きました。今でも花束は5,000円だとか10,000円で指定していますが、消費税は内税となっています。10パーセントになったとしても、5,000円などの指定があるので消費税分を外税として乗せることは難しいのです。

店主からは「いつまで経っても店員を雇うことはできません」と話してくれたように、規模を拡大することはできない状況です。人件費が発生すると忽ち、利益は吹っ飛んでしまうからです。「お花屋さんの経営は難しいのですよ」という言葉に実感がこもっていました。

でも冬なのに、春を感じさせるとても素敵な花束を用意してくれました。ありがとうございます。

出版記念パーティ
出版記念パーティ

「本当はスゴイョ和歌山城」出版記念パーティがありました。呼び掛け人として参加できたことを嬉しく感じています。作者の要望で限られた友人だけが集まってお祝いの会を行ったものです。

平成20年4月から12月まで和歌山新報に掲載した記事を基にして編集したものが今回発行した冊子です。心のこもった温かい冊子に仕上がっています。出版したのは松浦光次郎さんで和歌山城の語り部として活動をしています。松浦さんが説明する和歌山城の語り部を何度も聞かせてもらっていますが、本当に和歌山城のことを愛していることが分かります。愛情いっぱいに和歌山城のことを説明してくれるのです。

そんな松浦さんが発行した和歌山城に関する冊子ですから、どのページを開いても和歌山城のことを好きになる内容です。パーティでは松浦さんが小学校3年生の時の担任の先生である平先生も参加してくれていて、冊子の中から好きなページの朗読をしてくれました。平先生の朗読も愛情のこもったもので、教室の中にいるように錯覚しました。時を越えて先生と生徒に戻ったような気がしました。

呼び掛け人として会の初めに挨拶をさせてもらいました。

皆さん、こんばんは。寒い中、松浦さんの出版記念パーティに参加していただきましたこと、心からお礼申し上げます。本日は友人の皆さんと松浦さんの恩師の方々が参加してくれた特別のパーティとなりました。もう既に暖かい雰囲気に包まれているので、楽しい一時になりそうです。

さて私が松浦さんと出会ったのは1998年のことでした。当時、和歌山県が主催する南紀熊野体験博で勤務していた私のところに松浦さんが訪ねてくれました。「博覧会のことについて教えて欲しい」という依頼がありました。とても熱心な人がいるものだなと感じたことを今でも覚えていますし、主に和歌山市を中心に語り部をしている松浦さんが南紀と熊野にまで関心を持ってくれていることを嬉しく思いました。

それからの付き合いですから随分長い付き合いとなりました。そんな松浦さんから今年の夏に「和歌山城の本を作ろうと思っているんだけど」と話をいただきました。本を製作する作業の大変さは私も少し分かります。作者として印刷会社などと折衝と打ち合わせを行い、この本を完成させたことは素晴らしいことです。本というものは自分の分身のようであり、子どものようなものです。世に放つ時の喜びと不安を感じていると思いますが、実は喜びの方が遥かに大きなものだと思います。

そして出版するのであれば記念パーティを開催しようということになりました。そして今日の日を迎えている訳です。こうして完成した本を著者の友人の皆さんと一緒にお祝いできることは嬉しいことであり、とても楽しいことです。気持ちの許せる仲間が集まったこのパーティを一緒に最後まで楽しみたいと思います。

そして本日の主役である松浦さん。本当におめでとうございます。

出版記念パーティ

こうして約2時間30分のパーティが始まりました。途中、スペシャルゲストがライブのために来てくれました。歌手のmiyaさんです。クリスマスシーズンのライブ活動の中、抜け出してこの会場に来てくれたのです。松浦さんと私達のために素敵な歌声を聴かせてくれました。選曲も素晴らしくて、男性から女性、女性から男性へのメッセージの歌。母親に心を伝える歌。そして人生を頑張って生きている人への応援の歌も歌ってくれました。私はやっぱり最後の歌、人生の扉に感動しました。

この歌の歌詞が分かる年齢になり、心が動かされます。特にmiyaさんの歌声は人生を歌い上げる時の力強さと包み込むような優しさがあり、生きていることは素晴らしいことだと教えてくれます。

前回、この歌を聴いた時から、何度も繰り返して聴きました。人生を生きてきた人にとって、本当に感動する歌です。何歳になっても人生は素晴らしい。60歳になっても、70歳になっても、80歳になっても、そして90歳になっても、生きていることだけで人生は素晴らしいことだと伝えてくれます。

今回もmiyaさんはそのメッセージを伝えてくれました。しっかりと受け取ったつもりですが、歌で感じるように人生は楽しくて難しいものだと思います。その意味は楽しいと思うと楽しくて、難しいと思うと難しくなります。ジーンズのデニムの色が褪せていくと自分の色となり親しみを感じるように、人生を生きていると、どんどん自分だけのものになっていきます。自分という存在に愛情が沸き、生きていることが嬉しく感じるようになれます。

この景色を何度見ることができるのか。少なくとも、今日のパーティの景色は今日だけ見ることができるものです。明日も明後日もここにいることは出来ません。だから今日の一時が素晴らしく、人生は素晴らしいのです。

今日もmiyaさんからのプレゼントを受け取りました。励ましてくれて、そして未来への展望を感じさせてくれました。松浦さんに向けたプレゼントでもありました。

出版のお話、皆さんからのメッセージ、そしてmiyaさんの歌声。心に残る素晴らしいパーティとなったこと、心から嬉しく感じています。