活動報告・レポート
2012年12月6日(木)
工事単価
争点

総選挙の争点になるのかどうか分かりませんが、主に主婦の方との話しの中で消費税の話が出ています。消費税増税を賛成した政党への不信感があり、そこは支持しないという意見です。主婦の皆さんは現在の経済状況を一番知っています。毎日の買い物や家庭生活の中心にいますから、消費税増税イコール値上がりになれば生活は成り立たないことを知っています。給与は上がるどころか下がる傾向にありますし、年金生活の場合は尚更消費税の影響があります。生活に大きな影響があるのに増税を決めたことに対する不信感を持っています。この意見は全くその通りです。

給与が下がっているのに消費税増税を決定したことで、更に消費マインドを冷え込ませます。デフレ化の増税という決定をしたことへの不信感が満ちています。今回の選挙では消費税反対の政党を支持すると話をしてくれましたが、消費税増税反対の政党で責任政党に成りえる可能性のある政党は少ないのです。消費税増税は自公民の三党で決定したものであり、どこが与党になったとしても基に戻すことはないと思います。

消費税を争点にするには困難な状況ですが、新しく誕生する議員や与党には生活者の声を聞いた政策を決定して欲しいものです。

国に通り難い小さな声ですが、とても大事な声です。真面目に生活をしているのはこうした私達なのです。

工事単価

工事単価が下がり続けているようです。民間の工事でも単価が下がる傾向にあり、仕事をしても利益が出ない状況になっていると話しくれました。平成24年度の春先は仕事が好調だったのですが、6月以降から仕事が減少し始めました。年末のこの時期は少し仕事が増えていますが、全体として好調とはいえない年になるようです。

ところでこんな話をしてくれました。「公共工事が減少すると民間の仕事も減少する傾向にあるようだ」。因果関係があるのかないのは分かりませんが初めて聞いた話です。

平成24年度和歌山市の公共工事は低調で民間の工事も少なかったように感じます。これは平成23年の台風12号による紀伊半島大水害からの復旧を県の最優先としているため、被害のなかった地域の公共工事が減少しています。それに伴い民間工事も減少しているように感じているという意見です。

公共工事があるということは地域が動いているということです。地域が動く、つまり活性化している場合は民間も動くので仕事が増える期待があります。連動性はどこまであるか分かりませんが、何らかの影響があるような気もします。和歌山市内の公共工事が増えることで民間が動く。そんな環境を作り出したいものです。

また経済状況が良くないため、仕事をしても支払いをしてくれない依頼主も増えていると聞きました。工事が竣工して請求しても支払ってくれない施主がいると仕事をした会社が影響を受けます。仕事を請け負った会社は、当該工事に関る材料や人件費の支払いをしていますから、工事代金を回収できなければ連鎖倒産の危険性がでてきます。

請求に訪問しても支払ってくれない。電話をしてもつながらない状況に陥ります。それでも平気で支払いをしないで生活や仕事をしている人の精神状態を覗いてみたいものです。

社会としておかしな現象が発生しています。信義則は日本人の基本となる部分ですから、それを遵守しない日本人はどうかしています。一人がルールを守らなければ、直接関係している人は当然のこと、周囲の多くの人に影響があるのです。自分ひとりという考え方は通用しない社会であることを知って欲しいものです。

お祝い

国からの栄えある表彰を受けた方を訪ねました。心から「おめでとうございます」を伝えるために事務所を訪ねました。そうしたところ訪問を大変喜んでくれました。タイミングよく事務所にいたことでお話をすることができました。本来であればお祝い会をするところでしたが、今回は諸般の事情で延期しています。少し残念な気持ちがありますが、新年にお祝いをする方が華やかで明るい気持ちになりますから、今からその時を楽しみにしています。

一人の元気をお祝いする気持ちがあると、その気持ちを持っている私達も心が元気になります。そんな元気なつながりが地域を明るくして行きます。人の幸運を喜べる人が幸運になる。そう信じています。