午前8時15分からの学童野球大会小久保杯に行ってきました。和歌山東野球場で開催された大会は今回が8回目となります。小久保選手後援会が主催している大会で、和歌山市の野球少年たちが目標にしている大会です。学童野球は小学生が対象ですから小学校6年生の選手にとって最後の大会となります。最後の大会が小久保選手の目前で戦えることもあり、緊張感と喜びの感じられる開会式、そして試合となりました。
開会式では小久保選手や、東京ヤクルトスワローズの松井二軍総合コーチからも挨拶がありました。皆さんの挨拶の中で印象に残ったことがあります。それは次のような主旨の内容です。
野球が好きな理由を考えたことがありますか。投げることや打つことは楽しいことだと思います。でも野球の本当の楽しさはそれではありません。エラーをする、三振をする、試合で負ける、そんな失敗経験があって悔しい思いをすることがあります。そこから練習をして今度の試合では失敗を取り戻すことができます。ホームランを打つ、素晴らしいピッチングをすることで試合に勝つことができたとします。それが野球の楽しさなのです。
以上のような内容です。
失敗から学び次につなげることが野球の楽しさだということです。誰でも失敗は避けたいと思いますし、やりたくありません。しかし挑戦する過程で失敗はつきものです。それを恐れていては、自分が好きなことでも避けてしまうようになります。好きで始めたことが苦痛になるようでは駄目です。好きなことだから失敗をしても再び挑戦する姿勢を持ちたいものです。
そして失敗から学ぶことができます。何をやっても上手く行くことはありませんし、もしそんなことがあれば成長はありません。チームで飛びぬけた存在であったとして、練習に力を入れなければそれ以上は上達しません。世の中には自分よりも優れた選手は沢山います。失敗から学ぶことをしなければそんな選手に勝てることはないのです。
失敗から学び練習を続けること、そして上達して試合では前回と違う選手になっていることが楽しさなのです。本当の野球の楽しさは失敗の中にある。このことは野球だけのことではありません。社会で遭遇する出来事に対する姿勢でもあります。ビジネスや人との関係の中で失敗は付き物です。失敗のない仕事はありませんから、失敗から何かを学び同じ失敗を繰り返さないことが大切なことです。
失敗の痛手を克服し、今度同じ事象に遭遇した時は上手に対処できることが人としての成長です。人生は失敗から学び、悔しさを味わったから練習を行い、そして次につなげることの繰り返しです。失敗で挫折してしまったり、諦めてしまうことは敗北です。失敗をしても立ち上がれますが、心が敗北をするとそこから逃げ出すことになります。そうすると人生が楽しくなくなるのです。失敗をして悔しさを感じること。悔しさを克服することの過程に楽しさがあるのです。
そう思うと気持ちが楽になります。失敗を恐れることなく挑戦し、失敗したとしてもそれをばねに立ち上がれば良いのです。悔しくて何度でも挑戦する姿勢こそが、実は楽しさなのです。
学童野球の開会式、そして試合前の練習、そして試合において学ぶことがありました。憧れの小久保選手のノックを受けて緊張する少年選手達の姿がありましたが、それは得がたい経験であり成長する糧になります。
一流の人と接することは学びであり成長につながることも感じています。開会式に参列させていただいたことに感謝しています。出場したチームに和歌山ゴールドライオンズクラブからボールを寄贈させてもらいました。
早いものでもうクリスマスライブの時期になりました。アマレットでの恒例のクリスマスライブが開催されたので行ってきました。毎年たくさんの人がこの企画を楽しみにしているため、ライブ会場は満員になりました。親しみ易い曲の演奏やジャズ、そして小学生のバイオリンの演奏もあり、一足先に皆さんとクリスマスを感じさせてもらいました。
アマレットから眺める風景は緑の山と紅葉が入り混じったきれいなものでした。ここは和歌山市の海と山の風が交差する場所で独特の風景を創り出しています。ここでのライブはこの風景と共に参加する人が作り上げているのです。活気に溢れたライブに参加して元気のある日曜日になりました。