活動報告・レポート
2012年11月29日(木)
被害者支援講演会
被害者支援講演会
被害者支援講演会

被害者支援講演会に出席しました。この講演会は紀の国被害者支援センター設立15周年記念事業として開催されました。犯罪被害者とその家族は犯罪後、どのような生活をしているのか私達は分かりません。しかしトラウマなど心の傷を癒すことは、容易ではないことを知りました。事例として、妻を殺害されて後に残された夫のことを聞かせてもらいました。

朝、二人が会社に行く時に自宅を出て別れたのが二人の最後の時間となったようです。夜遅くなっても妻が会社から帰らないので妻にも、勤務先にも電話をするのですが、携帯電話はつながらなかったのです。メールの返答もありませんでした。心配になって勤務先に行ったのですが、会社は既に閉まっていました。しかし駐車場には妻の車が駐車されたままだったのです。行方が分からなくなり、妻が勤務している会社の人に事務所に来てもらい、警備会社に依頼して事務所の鍵を開けてもらいました。事務所に入り電気をつけて探してもいませんでした。しかしある部屋の扉を開けた警備員が悲鳴を上げました。血まみれになって倒れている奥さんを見つけたからです。夫は何が起きたのか分からずに自分を見失ってしまったのです。深夜2時過ぎの事でした。

妻が殺害された事実に遭遇した夫から日常生活が消えてしまったのです。警察の捜査の結果、犯人はあっけなく捕まりました。犯人は同じ事務所の同僚の男性社員だったのです。その男性は彼女に振られて誰でも良いので殺して自分も死のうと思っていたのです。その日は鞄に包丁を忍び込ませていて、従業員が次々に帰り、その奥さんと二人になったところで殺害したのです。恨みもなにもなかったのに、事務所で残業をしていただけで殺害されてしまったのです。

犯人は逮捕されたものの夫の傷は消せません。包丁を見るだけで近寄れなくなるので料理もできなくなりました。仕事にも向き合うことができなくなりました。何をするのも生きる気力も無くしてしまい、自殺も頭を過ぎったそうです。

そこから犯罪支援者センターのカウンセラーが付くことになりました。長い時間を掛けて立ち直れるようにカウンセラーを続けたのです。家族を殺害さたれという心の傷は癒せません。犯人が検挙されても心の傷は癒せないのです。

日常生活も仕事も、元の幸せな暮らしも取り戻せないのです。それでも話し相手になり立ち直るための支援をしているのがこのセンターなのです。長い長い時間が必要な支援を続けてくれています。私達はいつ何時犯罪に巻き込まれるかもしれません。犯人と何の繋がりがなくても突然、命が絶たれることもあり得るのです。残された家族の心はどうなるのでしょうか。

そんな難しい相談に応じてくれているのです。カウンセラーになるためには1年以上の教育と訓練が必要となります。そんな訓練を受けた皆さんがこの支援センターでカウンセリングに応じてくれているのです。社会の見えない部分を担ってくれているのです。和歌山県で活動を開始して15年です。犯罪被害者の心の安らぎと平和を担ってくれているのです。

これからも見えないところでの活動は続きます。全ての人のために尽くしてくれていることを知る機会となりました。出席してとても良かったと感じています。

明日の準備

和歌山ゴールドライオンズクラブ主催の結成10周年記念行事小久保選手による講演会と少年野球教室の最終の打ち合わせと役割分担の確認、そして準備物の確認も行いました。会長と幹事、そして実行委員の有志により最終確認をして明日に備えました。ここまで進められたのは多くの皆さんの支援と協力があったからです。企画をしてくれた会員の皆さん、長い時間議論をしてくれた実行委員会の皆さん、そしてチケットを預かってくれた会員と他クラブの皆さん、後援してくれた皆さんなど、全ての皆さんに感謝しています。ここに至ったからには明日のイベントを成功させ、みんなで楽しく喜び合いたいと思っています。最終確認、大丈夫でした。

チャリティラン

平成25年春に開催予定のチャリティランの後援に関しての打ち合わせと依頼を行いました。来年が初めての開催となる紀ノ川沿いをランニングするイベントです。ひとつのイベントは企画する人、実行する人、側面から支援する人、そして参加する人など皆さんの力で成り立ちます。一つのことに関係することは学ぶことなのです。

道路の問題

道路と歩道の接点に関しての依頼に対応していましたが、この度結果がでました。依頼者の言い分が理解されたので対応することになりました。問題解決に必要なことがあります。利益構造が対立する人同士の場合、どうしても言った、言わなかったの議論になります。しかし後になるとどちらの言い分が正しいのか分からなくなりますし、仮に録音されていたとしても裁判で無い限り、その協議当時のニュアンスは微妙ですから本質部分の両者の理解度に差があるのです。ですから司法ではなく話し合いで解決を図る場合は、過去を指摘しても解決しないので、最善の解決方法を探ることになります。

過去ではなくて今から続くこの先の利益をどうするのか話し合う必要があります。そんな協議の結果、歩み寄れたのです。本当に良かったと感じています。仕事を終えた後の笑顔に触れると心の中から嬉しくなります。

その他
  • 明日の小久保選手のイベントに関して参加予定者と打ち合わせを行いました。とても楽しみにしてくれていることが分かります。明日が楽しみになってきました。
  • エネルギー問題に関して意見をいただきました。電力が不足する現代社会はあり得ないことだという指摘です。人が生きるためにはエネルギーが必要で、それを不足させている結果があることは政策の誤りであるという意見です。エネルギー問題に関しては改めて詳しく記すことにしますが、どうしても話しておきたかったことがあると言って、問題提起をしてくれました。