経済が停滞している中、つまり不況下においてはコスト意識が高くなります。経営者以外は今まで見過ごしてきた隠れたコストも従業員全員が意識するようになります。
和歌山県内では営業などの移動に要するコストに付いて、営業パーソンは余り意識をしていませんでした。現金が動くものではありませんし、会社のカードで給油する場合では自らが支払いをすることはないからです。見えないものは気付かないという法則がありそうです。
営業活動で和歌山市から新宮市まで移動した人がいました。二都市の往復距離は400kmでした。ガソリン1リットル130円、燃費が10kmだとすると、和歌山市と新宮市の往復に要した費用は130円×400km÷10km=5,200円となります。ここに高速道路代約2,500円を加算した7,700円が交通費というコストになります。
営業活動をする中で一日7,700円というコストを意識して、それ以上の利益を達成できるような交渉や価格設定が必要だということになります。自社の商品の価格は意識していますが、交通費などが企業活動のコストとして必要であることを意識することが業績改善につながります。遠くのお客さんを訪問する場合は負担すべきコストが増えますから、価格設定も違ってくるのです。経営者の視点でコストを意識する習慣を身に付けると、営業パーソンとして、会社としての実力が高まります。
見えないコストを意識することが大事なことです。
和歌山ビッグウェーブで開催を予定している福岡ソフトバンクホークスの小久保選手の講演会と少年野球教室に関しての打ち合わせを行いました。当日まで一ヶ月となり工程や運営方法について協議をしたものです。幸いこの施設の館長は箕島高校の校長先生をしていた経験があり野球への理解がある方でした。小久保選手の誠実さや人格の素晴らしいさも存じてくれていたことから話し合いはスムーズに展開しました。
引き続いて運営を請け負ってくれる方とも当日の進行などについて協議を行い、最大限の協力をしてくれることになりました。当日までは数回の打ち合わせを行い、さらに詳細を詰めていくことにしています。
和歌山城に関する本を出版する予定のMさん。平成24年11月中旬に発行される見込みですが、その発刊を記念して出版記念パーティを計画しています。会場予定場所を訪問して打ち合わせを行いました。著者の希望で親しい人に限定をして、本当に喜びを分かち合える人同士のパーティにしたいと考えています。
幸いお店の協力も得られたことから、進行方法についてこれから詰めていくことにしています。本を出版することは相当のエネルギーを必要とします。その活動を応援したいと考えています。
剣道五段の剣士と話をする機会がありました。剣道は国体でも期待される競技ですが、21歳の時に剣道五段に昇段したこの方から、剣道の精神の一端を教えてもらいました。五段以上になると強さや技術の他にも心が求められると伺いました。昇段試験での仕草や礼儀、相手を敬う精神なども審査の対象となります。試合を終えてからの態度も審査対象となるので勝って奢らず負けても腐らずの姿勢が求められるようです。また竹刀の手入れも重要で自分の分身ともいえる竹刀の手入れを怠っているようなら昇段は難しくなります。
このように強いことに加えて心ができていることが、高いレベルの剣士に求められることなのです。心技体と言われますが武術には特にその要素が求められるのです。心を磨いてこそ道です。武道を極めるには心を磨くことが大事なことだと教わりました。
紀の国わかやま国体の剣道の監督とも話したことがありますが、強さと心が整っていることが代表選手に必要な人格です。