紀州語り部の会員の一人が、和歌山城をテーマにした小冊子を出版する準備を進めています。既に印刷会社に製本の依頼をしているので、来月11月の上旬には完成する予定になっています。本当はすごい和歌山城なのですが、その歴史や凄さが伝わっていません。そんな和歌山城の凄さを紹介する冊子の完成が楽しみです。
参考までに現在の和歌山城は昭和33年10月1日に完成しています。完成した初日の来場者は14,000人を超え、天守閣に登るのに長い待ち時間を要したと聞きました。如何に和歌山市民の皆さんが和歌山城の再生を心待ちにしていたかが分かります。和歌山市のシンボルとしての位置づけを冊子にまとめて皆さんに紹介してくれる本です。
和歌山巴里祭チャリティーシャンソンフェスティバルの収益金の贈呈式を行いました。今年14回目を迎えた和歌山巴里祭ですが、今までも収益金を福祉団体に寄贈してきました。今回も贈呈させていただきました。14年間の実績は10,885,056円にも及んでいます。毎年の活動の積み重ねが大きなものになっています。今回も活躍している皆さんに贈呈できたこと、そして活動報告を聞けたことは大きな励みになります。平成25年は15回目を迎えますから、より盛大に開催したいと考えています。
さて贈呈式での挨拶の主旨を記載します。
皆さんにお会いできたことを嬉しく思っています。贈呈を受けられる皆さん、和歌山市役所の皆さん、実行委員会の皆さんと共にこの式典に参加できていることを誇りに思います。そして贈呈を受けられる皆さんに対して、心からおめでとうございますと伝えさせていただきます。
この式典に参加することを毎年とても楽しみにしています。それは実行委員会が1年間をかけて取り組んだコンサートの結果を皆さんと共に喜び合えるからです。実行委員会の皆さんの頑張りが和歌山巴里祭を支えていますし、こうして秋に贈呈式を行える源になっているのです。本当にお疲れ様でした。
さてこの後の懇談の時間に意見を聞かせてもらえると思いますが、皆さんからの話を伺うことを楽しみにしています。過去、記憶に残る話が沢山ありました。ある作業所では夏場の作業に備えて空調機器を購入しました。そのお陰で作業場の環境が良くなり、とても仕事のし易い夏になったと喜びの声を伝えてくれたことがあります。
またある作業所では、テレビが地上波デジタル化に切り替えになる際、デジタルテレビを買う費用がなく困っていたところ贈呈を受けることができたので、デジタル化に対応できたことを伝えてくれました。作業所の休憩室にそのテレビを設置したことから休憩時間が楽しいものになったと報告を受けました。
また別の作業所では名刺の印刷の仕事を行っていることを知りました。名刺の印刷に際しては利用させてもらえる関係になりました。
このように嬉しい話や感動する話を毎年聞かせてもらっています。そして仕事でもがんばっている姿を知り、それ以降連携できる機会もできています。今年も新しい出会いがあることを楽しみにしています。
そして平成25年は15周年記念コンサートを開催します。平成25年7月7日に向かってゲストの人選に入っています。素敵なコンサートにしたいと考えていますから、来年も是非ともご来場いただけると励みになります。何卒、よろしくお願いいたします。
本日は生憎の雨天ですが、こうして出会えたことに感謝して挨拶とさせていただきます。
引き続いての皆さんとの懇談も実のあるものでした。ある作業所では、人との関わりの中から何かを見つけることをテーマにして、作業所内で独立宣言を掲げています。何かを始めようと意識付けているのです。一人が独立を目指して仕事を始めると他のメンバーの刺激になります。何かに取り組み始めた人を見て、自分も何かに挑戦しようという気持ちが芽生えています。そんな動き出す形が現れている作業所は活気に満ちたものになっているようです。
今回も励みになる話を沢山いただきました。贈呈式は普段会う機会がない人同士の交流の機会であり、他の組織の活動を知り励みになる機会にもなります。また来年も頑張ろうという気持ちにさせてくれるものです。皆さんに感謝しています。
和歌の浦アートキューブで水彩画展が開催されています。この展示会は玉岡泰治さんが主催して水彩画教室「楽書きクラブ」の皆さんの作品展です。玉岡さんが以前、和歌の浦アートキューブで個展を開いた時に鑑賞に訪れた方の中から、玉岡さんから水彩画を習いたいという声が多くあり、希望のあった方に水彩画の描き方を教えているのです。そうした中から完成した作品を展示しています。
素敵な作品が並んでいます。皆さんも是非とも鑑賞してみて下さい。文化の秋が深まります。
ある自治会の防災担当役員の方と避難訓練に関しての話し合いを行いました。小学生や中学生、そしてその保護者世代の避難訓練参加者が少なかったことがこの自治会での来年度の課題になっています。どのようにして若い世代に避難訓練に参加してもらえるのか、命を大事にすることを伝えられるのかを考えました。
そこで木本小学校が地元自治会と一緒に実施した避難訓練が参考になります。日曜日の避難訓練の時に、地震発生時の避難場所である木本小学校の生徒にも防災授業として授業のある日にしてもらっています。代わり平日を振り替えで休みにしてもらっているのです。
ですから自治会と生徒、保護者が同じ避難訓練に参加することが可能になるのです。この方式をたたき台にして、より良い避難訓練のあり方を見直しすることにしました。
本当に大地震や津波が襲ってきたら避難訓練通りに進まないかも知れませんが、訓練を経験しているのと経験していないのとでは、避難意識と避難方法に大きな差が現れると思います。生命を守るためには一年に一度程度の避難訓練と自治会単位での意識付けが必要です。こうして話し合えたことは有意義なことだと考えています。
京都で源氏物語の織物を鑑賞してきたときの話を伺いました。織物職人が源氏物語の1巻から4巻までを織物で作り上げたのです。既に故人となっていますが、西陣織の山口伊太郎さんが製作しています。パンフレットを拝見させてもらいましたが、その鮮やかさに絶句しました。「源氏物語錦織絵巻」という作品がそれですが、見事という表現以外に表す言葉が見つかりません。
更に凄いことがあります。山口伊太郎さんが製作を始めたのは70歳の時、完成したのが37年後の105歳の時なのです。開始するのに遅すぎることはないと言いますが、70歳で誰も挑戦したことの無いことを始めるのは大変な挑戦です。しかも従来の西陣織の技術だけでは対応できなかったことから、新しい技術を開発しながら織り込んでいったのです。
そして完成するのが37年後。105歳の時ですから驚異的です。人生の終盤戦の37年間を源氏物語錦織絵巻に捧げたのです。
紹介してくれたTさんからは「鑑賞できる機会あれば、是非とも見ておいて欲しい」と話してくれました。これだけの物語を見ることは人生を豊かに、そして本物とは何かを見ることを教えてくれるからです。37年の時間を掛けて作り上げた芸術は見る人を感動させてくれるようです。「研修も良いけれど、たまには文化にも触れて下さい。その行為を誰も観光とは言わないですよ」と話してくれました。文化の秋に相応しい話を紹介してもらいました。
有家自治会の役員会を開催しました。議題は防犯灯をLEDに取り替えることについて、一万人大清掃の参加についてなどです。
一万人大清掃は平成24年11月11日に行われるので、自治会として参加することに決定しました。午前8時30分からの清掃開始となります。
また防犯灯のLED化として平成24年度は50箇所を取り替えます。取替え基準は古い防犯灯、自動車の通行量が多い道路、通学路、そして球切れのある防犯灯を取り替え対象に決定しました。区長さんに調査をお願いして10月中に取りまとめます。11月には取替え箇所を決定して順次作業を進めることにしました。