自治会区長会の案内に回りました。今回は1万人大清掃の参加などが議題です。話題になったことがあります。今朝、和歌山東公園に向かう道路の真ん中に自動車が一台止められていたそうです。とても迷惑な出来事です。毎日、午前6時から同公園ではラジオ体操が行われていて、約40人の方が参加しています。ラジオ体操に参加する人や朝のウォーキングをする人でこの公園の周辺は早朝から人通りが多く、自動車一台分程度の幅の道路に自動車を不法に駐車する行為は迷惑です。
地元の方の通報によって午前8時頃、交番から警官が駆け付け所有者を認め、駐車違反の反則キップを切ったのですが、早朝から混乱したようです。一人の不法行為が全体の迷惑になることがありますが、今朝の事件はその典型的な事例です。
地域社会に生活するためには社会のルールを守る必要があります。社会のルールを守ることが治安を維持し安全な社会を築くも基になります。自治会でも事例の議論が交わされることになると思いますが、社会への迷惑行為は絶対に止めて欲しいものです。
また違う地域の自治会長を訪問しました。道路の安全の問題と防災対策について話し合いました。自治会の中を通る県道ですが、道路に照明が少ないので交通安全上問題がある箇所の指摘がありました。以前から話を進めていたのですが、現地を確認して地図上にプロットし、その後、現地を全て確認しました。道路照明が必要な箇所は全て交差点です。県道と生活道路がクロスする交差点に道路照明が無いので、安全上問題がある箇所ばかりです。出会い頭の場合の確認が遅れることや、子どもや高齢者を守るために道路照明が必要だと考えています。
和歌山県内の古い道路に共通することですが、自動車道と歩道や自転車道が分離されていない道路が多く、通学や通勤時に危険を感じている人が多くいます。県道でも狭い道路があり、その場合、どうしても朝は通勤の自動車と通学の生徒が交わる箇所があります。自治会の役員さんを中心に危険箇所だと思われる交差点に立って安全確保を図ってくれていますが、やはり最低限の整備は欲しいところです。特に夜間は地元の皆さんの巡視や安全確認はできませんから道路照明の設置を必要です。件数としての事故につながっていなくても、ハツトヒヤリは発生しています。大きな事故に発展する前に可能な対策を講じたいと考えています。
県道への道路照明の設置は交差点などの危険箇所が対象になると思いますから、この道路を通行するドライバーと生活している皆さんのために対応する予定です。
そして防災対策に関しても話し合いました。道路の安全と同じように大災害への備えも自治会の課題です。日頃から避難場所の確認や助け合いの確認を行っているのですが、先の8月末に内閣府が発表した南海トラフによる大地震、そして津波被害想定は現在の考えられている対策を超える規模の想定であり、自治会としてできることはないものかどうかの議論になりました。想定によると和歌山市内での津波高は8メートルになっています。8メートルという数字が先行しているので、これだけの規模の津波が到来すれば逃げる場所や自治会として助け合いながら逃げる手段は狭められます。到達時間や、ある程度確かな地域毎の津波高の想定データか欲しいところです。
完全に防げる対策はありませんから、まず逃げることを徹底することが肝心です。但し和歌山市内のどの地域がどれだけの津波高になるのかの想定はありませんから、必要以上に不安感があります。平成24年度内には地域毎の想定が出される予定なので、それに基づいて避難場所や助け合いの方法などを話し合いたいと考えています。
さて活動に熱心な自治会長との話し合いの時間は楽しい時間となります。大きな課題について話し合いましたが、出来る、出来ないは別にて、課題解決の方法を考えることと行動することをやり続けることが持続的な活動になります。自治会として取り組むべきことは自治会で取り組んでいますが、どうしても行政の支援を受けなければ解決しない問題に関しては行政機関に依頼することにしています。全て頼り切っているものではないことを記しておきます。