活動報告・レポート
2012年9月27日(木)
県議会定例会
県議会定例会

県議会定例会も最終局面に入りました。委員会審議を全て終え、私達の会派では議案への賛否や国に対する意見書についての協議を行っています。提案された議案に関しては委員会では全て可決したことから、改新クラブとしては賛成する方向で協議を行いました。

また意見書も提出されています。地方議会から国に対する意見として適切であると考えています。一部修正の依頼も行い、その結果によって賛否を確定させたいと考えています。

東京オリンピック誘致用ポスター

このような議論を行うため、議会の合間にクラブ会合を開催しました。この中で東京オリンピック誘致に関する意見書も取り上げられているので協議を行いました。夏のロンドンオリンピックの盛り上がりから考えて、日本を元気にするために東京オリンピック開催を待望する意向を持っています。既に誘致用のポスターもできているので、これを契機として盛り上げたら幸いです。

ところで経済警察委員会での協議内容を一部記載します。

紀伊半島大水害に関して和歌山県では、工場などの復旧に対する補助制度を創設しています。その制度を活用して14社の復旧計画に支援を行っており、現在までに7社の復旧工事が完了し、残りの7社も復旧に向けた取り組みを行っているところです。このように企業の復興支援も順調に推移しています。

観光に関しての取り組みです。被災地の観光客の宿泊者数は、台風直後の平成23年10月までに本宮地域では対前年度比約35パーセント、那智勝浦地域は約50パーセントまで減少しましたが、平成24年7月現在において本宮地域は対前年度比約85パーセント、那智勝浦地域では約95パーセントまで回復しています。首都圏での広報活動や復興旅行商品の企画などによって回復に向かっています。

そして観光に関する誘致活動は、これからの大型イベントに連動させた取り組みを計画しています。平成25年度は伊勢神宮式年遷宮、平成26年度は世界遺産登録10周年を契機とした和歌山デスティネーションキャンペーンの開催、平成27年度は高野山開創1200年と紀の国わかやま国体が開催されます。観光振興にとって大きなチャンスですから、連動したキャンペーンにより誘客につなげていくことにしています。

また企業誘致活動に関してですが、円高や電力不足によって企業を取り巻く状況は厳しいものがありますが、いくつかの企業誘致に成功しています。橋本市と岩出市に3社の工場進出が決定しています。今後とも企業誘致活動は重要課題として取り組みを進めて行きます。

明日は委員会報告を受けて定例会で議案を採決する予定です。明日が定例会の最終日となります。

ライオンズクラブ

議会の休憩時間にライオンズククラブ事務局を訪ねました。10月の行事内容に関しての調整と上位機関からの資料提出依頼に対する回答を行いました。何でもそうですが、運営する立場は大変です。改めて皆さんの協力をお願いいたします。

企業誘致

県庁内で企業誘致に関する協議を行いました。今朝、大阪府から和歌山県に現地視察に来てくれたので対応しました。複数の候補地を視察してくれましたが、残念ですが進出条件と全て一致する場所はありませんでした。皆さんは視察後、県庁に立ち寄ってくれて意見交換を行いました。

工場進出には広さと水、そしてトラックが走行可能なアクセス道路が必要です。そして県外企業の場合は特に、商圏はどうしても首都圏になることから和歌山県は不利になることも伝えてくれました。首都圏に商品を輸送するコストを考えると、立地的に三重県から東側の地点になるようです。最初から工場立地に際しては不利な地点から交渉を始めなければならないのです。

和歌山県の企業誘致活動は積極的ですが、首都圏からの企業進出が困難なのは輸送距離と時間の長さも原因です。それでも諦めないで交渉を継続しています。