活動報告・レポート
2012年9月22日(土)
観光行政

観光行政について報告をいただきました主な取り組み内容を記します。和歌山大学観光学部生と「わかやまの宿・旅プラン」づくりを支援していることがあります。和歌山県内の観光ホテルで売り出すプランに協力し、和歌山県の魅力発信を支援することにしています。このことに関して、和歌山県の取り組みではありませんが、和歌山県内で初めての取り組みとなるバリアフリー旅行の企画を和歌山大学観光学部生が関わってくれています。和歌山県にとって新しい分野なので学生の力が発揮できる領域です。学生の企画も取り入れたモデルツアーが近々実施される予定になっています。

このモデルツアーは世界遺産を巡る旅ですが、今までとは違う内容の味付けがされている企画です。

伊勢神宮弐年遷宮プロモーションを行っています。平成25年に開催される遷宮関係行事の時に和歌山県にも観光に訪れてもらえるような企画と取り組みを行っています。熊野三山の特別企画やモデルコース、観光情報の提供を行っています。伊勢と和歌山県の世界遺産を結ぶ観光を今から企画しています。

やまとごころカード

NEXCO西日本とのタイアップ事業も展開しています。古事記編纂1300年を契機とした古事記や古代に関係するスポットの周遊促進を目的とした西日本広域連携キャンペーンに和歌山県も参加しています。この企画は「西日本の歴史を巡る〜古代はじまり編」ですが、県内五箇所の神社にスタンプを設置、「やまとごころカード」を集める企画を行っています。

対象となる県内五箇所の神社は、日前神宮、国懸神宮、竈山神社、伊太祁曽神社、丹生都比売神社、そして熊野速玉大社です。

面白い取り組みとして、観光ガイド認定制度を創設していることがあります。高野と熊野エリアに限定している制度ですが、94名の方からの応募が来ています。

このガイド認定は通訳案内士法の特例措置を活用した和歌山県独自の観光ガイド認定制度を創設しているものです。9月3日から同月28日まで受講者の募集を行い、10月6日から県内の実施研修を開始します。研修期間は平成25年2月17日までの間で、受講日数は延べ9日から11日間の予定です。平成25年3月24日に口述試験を行い、合格者には観光ガイドの認定を行うことになっています。

他にも体験型教育旅行の企画も行っていて成果をあげています。修学旅行では5月に三校、6月に六校、7月には一校を県内で受け入れています。遠く北海道からも和歌山県に来てくれているのです。修学旅行の場所はみなべ町、白浜町、串本町などとなっています。

和歌山県にとって観光は一大産業とも言える取り組みです。しかし関西では大阪府を除く全ての県で観光は重点的な取り組みを行っているように、ライバルが多い産業でもあります。

その中で和歌山県に来てもらうためには、継続したキャンペーンや新しい企画が必要です。同じことを繰り返していてもお客さんは来てくれません。和歌山県の場合は体験型旅行には一日の長がありますし、熊野古道が世界遺産になってから10周年や紀の国わかやま国体などのイベントに多くの観光客に来てもらうための計画があります。通常の観光行政に加えた取り組みによってお客さんに満足を提供したいと考えています。