活動報告・レポート
2012年9月20日(木)
一般質問二日日
一般質問二日日

一般質問二日目です。防災対策に関して。地域を津波から守るためには時間を要します。

本当に津波から県民の皆さんを守るためには津波被害が大きいと予測している地域の構造を変えるなどの大胆な挑戦が必要です。地域の構造を変えるとは、高台への移転など地域ごと引越しをしてしまうなどの対策のことです。50年レベルの長い期間の対策ですが、本気で挑戦するは覚悟が必要です。

いじめの問題について。平成23年度の和歌山県内で発生したいじめの件数は、小学校20件、中学校39件、高校38件の合計97件です。これだけのいじめが発生しています。但し数字としてあがっているだけですから、実態はもっと多いと推測できます。教育委員会そして学校をあげて防止対策に努めていますが、早期把握と逃げないことが対策として必要なことです。

電力総連大会

第21回和歌山県電力総連大会にお招きをいただきました。大会で挨拶の機会を頂戴しました。

電力総連大会

こんにちは。今日は一般質問二日目に入っています。県議会では昨日も今日も電力問題が議論されています。昨日が電力受給と和歌山火力発電所の問題、今日も和歌山火力発電所と再生可能エネルギーの問題が議論されました。明日も原子力発電とダムの問題が取り上げられる予定になっています。県議会では毎日のように電力の問題が議論されていますから、その議論の中に加われていることはやりがいがあります。議席を預かっていることは、意見が違う中でそれぞれ主張できる機会があるということです。見方、考え方に違いがあるものの、違いを認め合ったうえで意見を主張することが大事なことです。

原子力に関しては否定的な意見が主流ですが、廃止した場合のメリットとデメリットを事前に知っておいた上で賛否を問う必要があります。廃止する場合のメリットは新聞などで取り上げられていますから論じる必要はありませんが、廃止した場合のデメリットについて簡単に触れておきます。

真っ先に言えることは電気料金コストが高くなること、それに関連して石油や天然ガスの調達コストも高くなります。昨年度の貿易収支は赤字になりました。貿易でお金を稼いでいるわが国が貿易赤字になるということは大問題です。昨年度の石油や天然ガスに支払ったお金は総額約3兆円です。3兆円のお金が外国に流出しているのですから、その分、貿易収支が赤字になっているのです。原子力発電が稼動しなかったことから化石燃料代が大幅に増加しました。この先もこのような事態が続くことになれば、経済力は益々低下し国際競争力は失われてききます。

製造業の国際競争力が失われると、何によってお金を稼ぐのでしょうか。資源がないけれど豊かな国になったのは強い製造業が外国からお金を得ているからです。電力コストが高くなると韓国や中国などの国との製品競争で劣位に立たされますから、今以上に経済力が低下することになります。

そして雇用が減少することになります。唯でさえ正規雇用が減少傾向にあり、これ以上、雇用の確保が図れなくなれば、これから社会に出る若い人のやる気や生活が崩れます。

こういった問題が潜んでいることを知ったうえでエネルギーのあり方を選択して欲しいと思います。

今日は県議会におけるエネルギーの問題を取り上げましたが、地方議会でもエネルギー問題は議論される対象になっています。引き続きこの問題には関心を持って欲しいと思います。本日の大会のご盛会を心からお祝いし挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

懇親会
懇親会

フロリダ州立西フロリダ大学の本田先生が和歌山市に来てくれました。フロリダ在住、西フロリダ大学で教えている本田先生ですが今週来日しています。この週末、「本田先生と会いたいね」と思っていました。メールで確認したところ、何と東京に来ているという信じられない事態が分かりました。そして突然ですが、東京から和歌山市まで会いに来てくれたのです。

和歌山駅到着が午後6時4分、和歌山駅からの帰路は午後7時45分出発の電車に乗る予定ですから、わずか2時間弱の懇談のために、和歌山市まで来てくれたのですから感謝するばかりです。

「フロリダでなければ会えないのに、思い立ったら即座に和歌山市で会えるとはご縁ですね。もうついていると言うかご縁があるとしか思えないことです」と笑いました。

和歌山県とフロリダ州は1995年10月に姉妹都市提携を締結しています。オレンジパートナーシップ契約がそれで、2015年には姉妹都市提携20周年を迎えることになります。ご縁ですから何かイベントをしたいことを話しました。

懇親会

ツーリズム、文化、ビジネスでの交流機会を持つことも話し合いました。ご縁を大事にしてこれから先の国際交流について意見交換を図りました。本田先生は日曜日にフロリダに戻りますが、情報交換を行い継続した交流をしたいと考えています。わずか2時間の国際交流でしたが、内容の濃い時間となりました。それにしても、和歌山市まで来ると昼頃に聞いた時には本当に驚きました。

でもそんなにして来てくれたことに深く感謝しています。和歌山市の見学は全くしないで2時間懇談しただけでした。本田先生、ありがとうございます。

余談。最初の予定では午後6時4分に和歌山駅に到着してから、午後6時45分の電車で新大阪駅まで戻る予定だったのです。わずか40分だけ会うために、東京から和歌山市まで来てくれたのです。信じられない行動力です。フロリダまで行くことを思うと、時間も旅費も大幅に短縮できました。