活動報告・レポート
2012年9月19日(水)
一般質問初日
一般質問初日
一般質問初日

県議会定例会一般質問が始まりました。今日から四日間の予定で議案と県政の課題を議論することになります。

今後の電力受給体制についての議論がありました。現行のエネルギーベストミックスの考え方を否定したうえで電力不足を補おうとすれば問題点が発生します。今社会で受け入れられているやり方は、量とコストの両立を図っているから成り立っているものですから、そのバランスを崩すとなるとしくみを変える必要があります。どんな場合でもしくみを変更する中で問題点は発生します。

電力の場合は、電気料金コストが高くなること、石油や天然ガスの調達コストも高くなります。そして雇用が減少し、企業の国際競争力が低下します。現在の日本の課題が更に大きくなる危険があるのです。唯でさえ正規雇用が減少傾向にあり、これ以上、雇用の確保が図れなくなれば、これから社会に出る若い人のやる気や生活が崩れます。卒業、就職、結婚、子どもの誕生といったこれまでの生活スタイルを確保できなくなるのです。

製造業の国際競争力が失われると、何によってお金を稼ぐのでしょうか。資源がないけれど豊かな国になったのは強い製造業が外国からお金を得ているからです。電力コストが高くなると韓国や中国などの国との製品競争で劣位に立たされますから、今以上に経済力が低下することになります。

政治が人気投票になると政治が意思決定できなくなります。エネルギー問題に関しては政治が主導して想定するケースの利益と不利益を示した上で皆さんに考えていただく。そして最終的には政治が決定する覚悟が必要です。もしかしたら民意とは違う決定になるとしても、それはわが国と私達の生活を守る視点からのものであれば、それは政治主導として正しい姿です。政治家を選ぶのは有権者であり、その政治家が政治によって意思決定する過程が民意を反映しているからです。

さて知事から企業の設備投資に関しての答弁がありました。企業活動の中で最も情報が分からない、把握できないのが設備投資と合併だそうです。設備投資も合併も企業にとって最大の秘密事項であり、例え経済産業省であっても事前に知ることは困難です。

質疑にあった和歌山発電所のことに関しても県庁には情報が入りません。それは巨額の設備投資が必要なものであるからです。従って火力発電所の建設について事前に情報を得ることは県といえども困難だということです。

一般質問初日を終えました。

例会

和歌山中央ライオンズクラブと和歌山ゴールドライオンズクラブの合同例会が開催されました。毎年開催しているものですが、他のクラブメンバーと一緒の例会は雰囲気が変わり新鮮な気持ちになります。

さて会長挨拶として以下の主旨の話をいたしました。

ライオンズクラブに関してすごいと思ったことがあります。大阪府の北部は元気な地域です。先般、北摂地域に行って懇談の機会がありました。御堂筋線が千里中央から箕面市まで開通する計画があります。御堂筋線が北進すると箕面市までの距離が縮むので地元の期待は大きくなっています。そんな行政課題に関してクラブも積極的に支援している姿があります。その地域の有力者の皆さんですから、地域発展に寄与しているのは当然のことと言えば当然ですが、まちづくりに発言できる姿は勇ましいものでした。

そして懇談の中で、私もライオンズクラブのメンバーですよと話をしたところ、一気に心理的距離は縮まりました。同士は心を通わせる力が宿っているのです。懇談の中にライオンズククラブメンバーは多くいて、楽しい懇談会になったことは言うまでもありません。地域や世代を超えて心を通わせることができる、そして最初から信頼関係に基づいた人間関係になれることは、ライオンズクラブの条件が一定以上の信頼のある人が加入できるという約束事があるからです。

このようにライオンズクラブで活動できていることの凄さを実感しました。今年は福岡でライオンズクラブアジア大会が開催されます。もし都合がつけば福岡で会うことも話し合えました。誇りを持ったクラブ活動を実行したいと考えています。ありがとうございました。

その他
  • 週末の研修会に関して食品会社に協力の依頼をしたところ快く協力してくれることになりました。即答していただいたことに感謝しています。
  • 夜は懇親会を行いました。今日から始まった議会に関しての話をさせてもらいました。皆さんの政治への関心は高まり、知りたいという姿勢が感じられ楽しい会となりました。