活動報告・レポート
2012年9月17日(月)
教育論議
教育論議

午前中は打ち合わせのため和歌山市内です。最初は教育関係者と会いました。

教育は本気度が試されるものです。教師が本気で生徒に向かい合うことで生徒は学習と自分に向き合います。教師がこの生徒は駄目だと思って接すると、やはり生徒は伸びないのです。高校卒業後に伸びる生徒の条件の一つに、本気で何かに向き合った経験があると聞きました。勉強をしなくてもスポーツやバンド活動に食事を忘れるほどに取り組んだ生徒は、社会で立派に通用している姿をどれだけも見ていることから、何でも好きなことに本気で取り組むことを推奨してくれました。

本気でスポーツに励んだ生徒の中には東京六大学に進学した生徒もいます。和歌山市内にいて、勉強で東京六大学に進学できる生徒は決して多くはありませんが、この生徒は好きなスポーツで全国レベルに達したことから進学することができたのです。

一番良くない事例は、自分で何の行動もしないのに屁理屈だけは一人前と言う生徒だそうです。勉強は中途半端、クラブ活動はしない、遊ぶこともしない、何する気持ちがないのに教師や保護者が指導すると、自分流の理屈を述べて立場を正当化するのです。これでは在校中に伸びませんし社会で通用する人材にはなりません。

近くにいてくれる教師や保護者の言うことを素直に聞き入れる性格が大事なことです。高校を卒業してしまうと指導をしてくれる人は少なくなります。能力が伸びる予知のある季節に延びる素養を築きたいものです。

交換留学

交換留学制度を利用して外国で勉強した経験のある人との話しです。留学する目的とそれをやり遂げるという強い意思が必要だと聞きました。目的意識が乏しい状態で行ったとしても得るものもなく帰国するだけです。この人が高校時代に複数の生徒が同じ時期に交換留学したのですが、今でも社会で外国での経験を活かして活躍できているのは一人だけです。

自分のことも両親のことも誰も知らない国では、自分の本当の実力が試されます。両親の立場や人間関係を使えないのですから、自力で学びその国の人たちと交流する以外にないのです。

そして行くと決めたからには準備が必要です。少しでも語学の勉強をしておくこと。行く国のことを調べること。日本の歴史や文化の知識を得ることなど、できることから始める気持ちが大切です。行きたいけれども、それまでは何もすることがないと思っている生徒もいますが、そんな気持ちでいると行っただけになりますから、お金を無駄にしただけです。自分の力で行こうとすれば数百万円のお金が必要となりますから、アルバイトなどで貯金をしておく必要があります。両親が出してくれる場合は、それに甘えてはいけません。お金を稼ぐ力は社会で生きていくために必要な力だからです。

自分の力で生きていくためには、留学先においてもお金を稼げる力が欲しいものです。アメリカのある大学で顧問をしている人は、「留学したらアルバイトをした方が良い。レストランで皿洗いをすると語学力が身につくので、僕が紹介する場合はお金を稼げて勉強もできる経験をしてもらっている」と話してくれました。

慰問活動

慰問活動に関する打ち合わせを行いました。今月末に慰問活動をすることにしていますが、その進め方を協議しました。その中で、東日本大震災において多くの被害を受け生徒の命が失われた石巻小学校のことの話をしました。子ども達の命が奪われたこの小学校では、ひまわりが咲いているそうです。このひまわりが命をつなぐシンボルとして注目を集めていると聞きました。和歌山市においても、命の大切さを示すこのひまわりの花を咲かせる取り組みをしたいと話し合いました。

お墓参り
お墓参り

彼岸入りを前にしてお墓参りに行きました。有り難いことに何時お墓に行っても、墓石の前にはきれいなお花が添えられています。誰かが常にお墓参りをしていることの現われです。ご先祖を大事に思う気持ちが行動に表れています。そんな気持ちで接するのでご先祖は何時も見守ってくれているのです。

ここに来るといつも清々しい気持ちになれます。