活動報告・レポート
2012年9月14日(金)
融資について
地域開発

和歌山市内の開発計画を検討している経営者がいます。ところが計画は中々進展しないのです。地域開発を行おうとすれば地元同意と行政の許可が必要となりますが、そこがとても難しいのです。関係者と折衝をしている最中で、可能であれば早期に計画に着手したいのですが、法律によって縛られる部分があり計画はスムーズに進みません。そのため開発に関る法律の解釈を行い、計画の必要性の裏付けを取り付けながら認可を求めたいと考えています。

融資について

和歌山市内のホテル事業者と話し合いました。平成27年度の紀の国わかやま国体に向けてホテル業界、観光業界、そして関係者が協議に入っています。特に国体が始まると競技日程によりますが、和歌山市内の宿泊施設が不足することが予測されています。できるなら、国体に向けてのリハーサルやプレ大会、そして国体終了後も和歌山県にお客さんが訪問してくれることが理想です。そのための方策を検討したいと考えています。

しかし和歌山市内のホテル事情は厳しくて、このホテル経営者は国体に向けて室内の改装やリニューアルの必要性を感じているものの、実際に着手することは困難な状況になっています。

それは金融機関からの支援が難しいためです。金融機関は依然として事業計画よりも担保主義を取っています。金融庁からの事業計画に基づいた審査を行い融資するような指導がありますが、現実的には金融機関は回収が目的なので余り機能していないようです。

このホテルも国体に協力するために改装や快適な空間を設置するための計画を検討していますが、地元金融機関からの融資は困難なため改装計画は止まっています。

和歌山県をあげての地域振興策としての国体開催の側面がありますから、金融機関も協力姿勢を持って欲しいのですがそうなっていないようです。

このホテル経営者の元には、取引している金融機関から債権購入の売込みがありますが、事業への融資や預金の依頼には前向きな回答はないようです。融資が滞ると地域経済は循環しませんから、債権販売ではなくて当該企業の事業計画に基づいた融資を行って欲しいものです。

再生可能エネルギー

法人として再生可能エネルギーの取り組みを計画している人がいます。用地の確保と採算計算を終え事業化を計画しているところですが、全て自己資金で賄うのではなくて地元金融機関からの融資を受けて事業化を図りたいと考えています。事業は融資を受けて進める方が拡大を図れるからです。

和歌山県では再生可能エネルギー事業に乗り出す人に対して、成長サポート支援のための融資制度を作っています。ところが金融機関を初めとする関係機関の理解は乏しいのです。再生可能エネルギー事業を行おうとしている事業者の相談に対しては、県の制度で言うと新規起業者のための資金援助への適用があるだけで、再生可能エネルギーへの融資、成長サポート支援のための融資には消極的なのです。折角、融資のための制度設計をしているのに活用できなければ意味はありません。

金融機関に対して県がこの制度を設定した理由を説明し、積極的な運用を図るような指導体制を整えてもらうことを要望する予定です。利用できない融資制度を作っても全く意味はなく、資金繰りを通じての地域活性化にはつながらないのです。金融機関に対して県の理念を説明したいと考えています。

懇親会

夕方からは懇親会に参加しました。会場は和歌の浦にある「魚もんや」です。このお店は地元和歌の浦で採れた新鮮な魚料理が売り物で、県外からのお客さんにお奨めしているお店の一つです。今日もお客さんでいっぱいで、地元の食材を活用した料理を運んでくれました。地元で誇れるお店があることは嬉しいことです。

この集会自体は約三ヶ月に一度実施しているのですが、その都度会場を変えて和歌山市にとって有効な観光対策などを話し合うために県外に誇れる場所を巡っています。

その他
  • 日曜日予定しているバーベキューに関しての打ち合わせと役割分担を行いました。天候は晴れなので、今日から準備に入ることにしています。
  • 昨日の活動報告である留学談義に関しての意見をいただいています。参考になるという意見ばかりなので嬉しく思っています。自分が頑張るためには周囲の皆さんの支援が不可欠です。一人では達成不可能なことでも支援者、協力者がいると思ったことの達成は可能になります。