活動報告・レポート
2012年9月3日(月)
英語教育
英語教育

小学生や中学生の外国語教育に力を注いでいるところです。その一環として夏休みには、全国で初めての取り組みである「JAXA-KARI Space Camp 2012」を和歌山県教育委員会として実施しています。夏休みを利用して実施したこの取り組みの主催は独立行政法人宇宙航空研究開発機構 (JAXA)と韓国航空宇宙研究院 (KARI)であり、和歌山県教育委員会が共催しています。和歌山県が行った全国で初めての先進的な取り組みです。宇宙を教育に活用しようという取り組みは和歌山県が数年前から実施しているものですが、宇宙と科学もそうですが宇宙と外国語を交えた学習機会を子ども達に提供しているところです。

今回の取り組みの日程は、平成24年8 月19 日から8 月22 日までの4 日間で、開催地は大韓民国テジョン市およびナロ宇宙センターでした。

和歌山県から派遣された中学生は最高の夏休みを体験してきました。まずショッキングなことは、韓国から参加した中学生は全員英語が使えること、中でも四ヶ国語ができる中学生もいたことは驚きだったようです。そしてコミュニケーション能力は断然、韓国の中学生が上回っていたようです。宇宙訓練をしてからの質問は韓国の中学生が断然多く、回答に対する答えも韓国の中学生が勝っていたようです。理由は明らかで、韓国の中学生は英語で質問も答えることもできるからです。つまり英語を理解してナロ宇宙センターの大人とコミュニケーションを図れているのです。

対して和歌山県から参加した中学生は英語で質問ができなかったり、英語の説明を全て理解できた訳ではなかったのです。しかし和歌山県から派遣された中学生は応募倍率5倍の名から選抜された子ども達で中学生としての英語力は相当高いレベルにありました。それでも韓国の中学生の方が英語力とコミュニケーション力は勝っていたのです。

それは教育の差です。韓国では小学校の時代から英語教育とコミュニケーション力を鍛える教育を徹底的に行っています。つまり英語力とコミュニケーション力が鍛えられているのです。今回参加した韓国と日本の中学生の差は、能力の差ではなくて鍛え方の差、教育力の差なのです。ここが大きな課題です。

日本の現在の外国語教育を実施していても英語を活用できる力は身に付きません。韓国の生徒は英語で質問することができますし、質問されたことを理解して英語で答えられます。単なる会話ではなくて英語によってコミュニケーションが図れる力が養成されているのです。

今回の研修プログラムは全て英語によって進められました。英語で説明をしたことを英語で理解し英語で質問します。その後の質疑応答も全て英語ですから、相当高いレベルの英語力とコミュニション力が求められました。

大きな課題が発見できたので、和歌山県が進めている国際人育成プロジェクトのあり方を考える必要性を感じていますし、中学生の英語力とコミュニケーション力は韓国と差があることは事実ですから、この差を素直に認めて差を埋める取り組みを実行していきたいと、教育委員会と話し合いました。

参加した中学生の皆さんは世界のレベルを肌で感じ、これから飛躍するための準備ができました。世界は英語で勝負すべきこと、英語力で負けているとしたら悔しかったこと、外国を訪問して宇宙訓練した経験などは、これからの人生に大きな影響を与えるものです。

これから伸びる子ども達にとって、忘れられない夏休みになりました。和歌山県の子どもは英語ができてコミュニケーション能力がある。そんな県を目指す契機となりました。

いじめの問題

和歌山市内の公立小学校や中学校では二学期が始まりました。全ての生徒が元気に通学してくれていることを願っています。さて元教師の方と懇談する時間がありました。その中でいじめの問題への対応について話を伺いました。いじめの問題は、いじめの被害者の生徒と保護者の話を徹底的に聴くことが最も大事なことだと聞きました。

最優先することは被害に遭った生徒を守ることです。聴くことで信頼して相談できる大人がいることを伝えられるのです。先生もそうですが相談できる人の存在があると安心できますから、一人で悩まなくて済みます。一人で抱え込むととても辛いのです。誰かに話ができることが逃げ道であり希望になるのです。

そして先生と保護者、被害者と加害者が逃げることなく話し合うことが大事です。一人でも逃げの態勢になると解決は長引きます。間に入れる人の存在はとても重要です。

二学期は体育祭、文化祭、修学旅行など楽しい時期です。生徒の皆さんには楽しい二学期を迎えられることを期待しています。

ライオンズクラブ三役会議
ライオンズクラブ三役会議

和歌山市内の8つのライオンズクラブの三役が集まっての会議がありました。三役会議ですが、新年度ガバナー方針の伝達と、各クラブの活動方針の内容をある程度同じ水準にするための質疑が交わされました。

元々ライオンズクラブの大阪の南部と和歌山県エリアの335B地区は、日本一の会員数を誇る地域でした。前年度は四国全県地区に会員数を逆転されたので、本年度は何としても会員数日本一を奪還したいというガバナーの思いがあります。7月末の実績では、335B地区が会員数を増やしたので現時点では日本一の会員数に返り咲きました。会員数も然ることながら活動内容でも日本一の地区を目指した取り組みをするための懇談を行いました。

イケ腹プロジェクト
イケ腹プロジェクト

今日もイケてるプロジェクトがありました。雨の中でしたが多くの参加者があり、会場はいつもより狭い和室だったことから、今日も熱気に溢れたイケ腹となりました。毎週エクササイズを続けていると効果が出てきます。気のせいか参加者の皆さんの身体が引き締まっているように見えます。

今日も腹筋を中心に鍛えられましたが、最後の方は腹筋で身体が起き上がらなくなるほどでした。皆さん今日もお疲れ様でした。