活動報告・レポート
2012年8月31日(金)
授受
授受

授受という言葉があります。誰でも知っている言葉ですが順序があります。授けることが先で受けることが後なのです。つまり自分が相手に何かを授けてから相手を含む誰かから何かを受けることが大原則だということです。順序が逆になると変になります。決して受授とは言いません。受けてから授けるものではないことをしっかりと覚えておきたいものです。

それにしても日本語は良く出来ています。与えるから与えられることを、さり気なく言葉として存在しています。Give&Takeも良いけれど授受という言葉も良い響きです。

再生可能エネルギー

和歌山市への再生可能エネルギーの設置に関して話し合いました。和歌山市は再生可能エネルギー関しては消極的で動きかありません。塩漬け用地に何か市民の皆さんに役立つ計画があるか、借金返済のための事業計画があれば話は別ですが、何も無いのに進出計画に対して無策でいることを納得できないと思っている事業者が多くいます。

建設するには時期的に限界が近づいているので、「もう和歌山市での計画は考えない」と考え始めている事業者が出始めています。塩漬け用地を塩漬け用地のまま放置しておくことに疑問を感じます。この時期を逃せば何年経っても塩漬け用地のままであると思います。

そして毎日新聞の記事を見せてくれました。この記事は知っていますが、和歌山市は全国の動きには左右されない意思の強さがあるようです。具体的な計画があるのか、活用のための妙案があるのか分かりませんが、市民である私たちに活用計画を示して欲しいところです。市長に直接活用計画を聞いてみたい、そんな意見が飛び交いました。

今日、事業者から示された毎日新聞記事を引用します。出典は毎日新聞、平成24年8月27日です。

メガソーラー:「塩漬け」の工業団地に脚光

再生可能エネルギーの柱と期待される大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設用地として、景気低迷の影響などで“塩漬け”になってきた全国の工業団地を活用する動きが広がっている。万単位の発電パネルを敷き詰めるメガソーラー事業には広大な用地と送電設備が不可欠だが、工業団地はその両方を備えている。工場を誘致できずに不良資産化した工業団地の処理に頭を悩ませてきた地方自治体関係者からは「この好機を地域経済再生の活路にしたい」との声が上がっている。

◇再生エネルギー買い取り制度で加速

メガソーラー建設ラッシュの背景には、電力会社による再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度がある。太陽光の場合、7月から1キロワット時あたり42円での買い取りが始まっており、ソフトバンクなど大手企業が事業への進出を加速させている。

◇地元はホクホク、歓迎の声

宮崎県川南町では、造成から47年間、工場を誘致できずに未利用だった町営工業団地の一角に、地元ガス会社が主導するメガソーラー(2025キロワット)の建設が決定。13年3月稼働予定で、同町には年間約600万円の土地の賃料や、5000万円程度の固定資産税(20年間稼働を想定した試算)が入ることになった。メガソーラーの運営には数人程度が必要なだけで、雇用はほとんど生まないが、同町は「年間約60億円の予算規模の町にとっては税収増だけでも大きい」(総合政策課)と話す。

栃木県内では、メガソーラー建設計画が進む9カ所のうち、4カ所が工業・産業団地。県が管理する矢板南産業団地には、ソフトバンクとシャープが進出した。造成工事などに40億円強かけ、約15年前に分譲を始めたが、47万平方メートルの約6割(27万平方メートル)が空いたままだった。メガソーラーは約10万平方メートルの用地を活用する可能性があるといい、県企業局は「環境対策を進める観点からも歓迎」と説明。再生可能エネルギー拠点への“変身”を期待する。

広島県呉市にある県営安浦産業団地には、東京の倉庫会社が約6000キロワットのメガソーラー建設を決めた。06年に造成された同団地は、産業廃棄物の埋め立て地だったため地盤が弱く、大型工場建設には深いくいを打つ必要があるなどコスト高が難点だった。比較的軽量な設備のメガソーラーなら問題はないといい、同県県内投資促進課は「土地の条件にもフィットした」と喜んでいる。

◇東京ドーム3200個分が未利用

財団法人日本立地センターによると、全国には約900カ所の工業団地があり、12年3月末現在、東京ドーム3200個分の約1億5000万平方メートルが未利用のまま。同センターの高野泰匡(やすまさ)産業立地部長は「長年使われず不良資産となった土地にとっては、メガソーラーが有効な活用方法になる」と指摘した。

経済産業省によると、12年3月末時点で80万キロワットだった住宅用以外の太陽光発電量は、13年3月末には130万キロワットまで膨らむ見通し。中でも、発電容量の大きいメガソーラーへの期待度は高い。

和歌山市民としてこの記事を読むと残念に思います。またしても時代に乗り遅れています。

ライオンズクラブ

和歌山ゴールドライオンズクラブの新入会員歓迎会を開催しました。昨年度から今年度にかけて入会してくれた皆さんを歓迎する懇親会です。既存の会員と新入会員との交流機会を作ることで打ち解けたらクラブ運営が楽しくなります。本年度は結成10周年を迎えていますから、この記念行事や式典に向けて新旧会員が協力して、盛り上げたいと考えています。