活動報告・レポート
2012年8月10日(金)
支店支部大会
絵画展
絵画展

カンボジアの孤児院の子ども達が描いた絵画展に行ってきました。これは和歌山県出身のメアス博子さんが代表を務めるカンボジアの児童養護施設スナーダイ・クマエ孤児院の子どもたちの絵を展示しているものです。会期は8月10日から12日までの三日間、フォルテワジマ2階で展示しています。主催はNPO法人青少年国際教育福祉協会で、メアス博子さんとNPO法人の坂口理事長などがテープカットを務めました。

和歌山市での開催は昨年に引き続いて2回目で、地元から支援の機運を盛り上げたいと考えています。

支店支部大会
支店支部大会

関西電力労働組合和歌山支店支部の定時大会に出席しました。お招きをいただき挨拶の機会も頂戴しました。主旨を以下に記載します。

こんにちは。支部大会のご盛会。誠におめでとうございます。昨年は皆さんから県議会二期目に送り出していただき、元気に活動をさせてもらっていることに感謝申し上げます。平成23年6月から5回の本会議が開催されていますが、その内4回本会議の場に立たせてもらっています。和歌山県を取り巻く諸課題やエネルギー問題を取り上げているところです。

さて先ほど支部の小池委員長の挨拶を聞かせてもらいました。身内のような存在なので褒めることは難しいのですが、素晴らしいリーダーに成長しているなぁと思います。しっかりと自分の言葉で組織について、現状の課題と対応について語れているからです。誰でもそうだと思いますが、自分の言葉で自分の思いをしっかりと相手に伝えることの難しさは分かっていると思います。熱い思いや悔しい思いなどを言葉にして伝えることは簡単なことではありません。試しに誰かに伝えたいことを原稿用紙に書き始めると分かると思います。数枚の原稿を書こうとしても中々書けるものではありません。そして思いを込めて伝えることはもっと困難なことです。

今回の挨拶からは思いがしっかりと伝わってきました。支部のリーダーとしての活躍を期待しています。さて県議会の報告を兼ねて挨拶とさせていただきますが、昨日、中東のオマーン国から友人が来てくれ懇親を深めました。そのことにも少し触れさせてもらいます。オマーン国は産油国でわが国も原油や天然ガスを輸入しているなど深い関係があります。オマーンの原油売り上げ金額は一日約60億円となっています。原油という製品は日本人の感覚では信じられないのですが、利益率が高く80パーセントの利益になっています。この場合80パーセントを乗じると約48億円の純利益だということになります。この利益から豊かな生活を築いているのです。

天然ガスの輸出も二倍に増えていると聞きますから、豊富な資源によって国力を維持発展させているのです。

ところで日本はエネルギー不足に陥っています。原子力発電が稼動していないことから高い原油や天然ガスに頼っていることからエネルギーコストが高くなっているのです。エネルギーのバランスは国策ですから国として対応すべき問題ですが、余りにも高い資源を購入していることが経済力を弱め、エネルギーの不安定さが国力を弱めていくような気がしています。しっかりとわが国の置かれている状況を認識して適切な判断と生活を安定させて欲しいところです。私たちも世界の情勢を知り、報道に流されないようにしたいものです。

ところでホルムズ海峡が封鎖されてイランから日本に原油が入ってこなくなっています。イランとの原油取引を最初に始めたのは日本ですから、世界情勢に流されてこのような結果になっていることは残念な気がします。資源によって国力への影響があることを踏まえて、私達が与えられた役割を果たしていくことが国のためになると信じています。

最後に小さい話をさせてもらいます。和歌山市在住で、全国レベルで活躍している方との懇談の中での話です。こんな質問がありました「片桐君、外交で必要なことは何か知っていますか」という質問です。皆さんはそれが何か分かりますでしょうか。

外交で重要なことは国として一致団結することです。内政で与党と野党の価値が違ったり争っていたとしても、外交に際しては一致して外国と対応することが重要なことなのです。内政が混乱していると外国との交渉では優位に立てません。思想や主義主張が異なっていたとしても、政党や組織が一致団結することが外交の要諦です。これは私たちにも当てはまることです。

電力は厳しい状況に置かれていますが、それらに対応するためは組織内の意見や考えが一致していないとしても、仮に不満や不平があるとしても、小さなことは除外して組織として一致団結して外交をすることが大事なことなのです。外に向かう時は内側を固めることが必要です。内部が崩れているようでは外部との交渉に勝てません。それぞれの役割によって考え方は違うと思いますが、今は内部の意見をひとつにして外に向かって対応すべき時です。外交も組織も同じことですから、この教訓を皆さんと共有したいと思います。

本日の支部大会が実り多い成果を出すことを心から期待して挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。

水門自動化

防災に関する打ち合わせを実施。非常時に水門を閉じるシステム開発が進められていますが、その開発状況を伺いました。実験装置は製作中で、徳島県内にある水門に取り付けを行い検証していくことになっています。徳島県は防災対策に熱心で、良いものは取り入れる姿勢を持っています。和歌山県でも設置して検証することは可能ですが、真っ先に取り入れるまでには至っていません。徳島県、兵庫県、そして大阪府へと続きますので、それらの地域の検証結果を持ちたいと考えています。

その他

大分県も大雨による水害被害を被っています。知人を介して大分県議会議員から、和歌山県が取り組んだ台風12号被害からの復旧対策と現在進行中のアクションプランについて説明を聞きたいと依頼がありました。和歌山県の取り組みが参考になるのであれば、喜んで対応させていただきます。お盆明けに数人が和歌山県庁を訪問してくれることになりました。

和歌山県と議会の対応を説明し、その後、大分県の被害状況と対応についての話も伺いたいと考えています。