活動報告・レポート
2012年7月25日(水)
ライオンズ例会
教育問題

和歌山県が低迷していることは在住者なら誰でも分かることです。期待を抱きながら今は耐えるとしても、将来性についても疑問視する人がいます。その理由は将来展望が見えないこと。期待感をいだかせるよう政策がないことなどが主な理由です。

さて和歌山県の将来はどの時点を指すのかは難しいところですが、仮に15年先の和歌山県はどうあって欲しいかという回答はありません。15年先の将来計画が存在していないからです。しかし時間は必ず経過していきます。平成24年から15年後は平成39年、西暦表示だと2012年が2027年に時代は推移しています。平成39年の和歌山県の姿を想像できる人は少ないと思います。

今からの延長戦線で明るい将来は描けないからです。では今社会を支えている世代が平成39年の和歌山県を支えているかというと、それは疑問です。現在の高校生が平成39年には30歳代に突入しています。中学生でも20歳代後半から30歳になる年代です。

果たして今の状態で、高校生、中学生の彼、彼女達が和歌山県にいてくれるかどうかも分かりません。推測できるのは県外に進学してそのまま帰って来ないというケースです。これは真実味のある将来の和歌山県の姿です。つまり今以上に若い人たちがいなくなり、社会を支える世代が高齢化しているにも関わらず、その時点でも中心でいる姿です。それが正常だとは思えません。

この姿を想像するだけでは、和歌山県の将来が明るいものであるとは誰も思わないのです。では将来性を打開するにはどうすれば良いのか。それは教育をおいて他にありません。

今の高校生、中学生そして小学生への教育を充実させて学力の向上を図るためには教師の資質、教育予算を含めて水準を上げる必要があります。教育によって人材を育成すること、そして地元で働いてもらうことが和歌山県の将来を変えてくれる要因です。それ以外に将来性はないと思います。

フランスではエリート教育は、高潔で社会を支える人材を養成することですが、そんな良い意味でのエリート教育を実施することが重要だと考えています。私欲ではなくて社会全体の発展を考えて行動できる優秀な人材を輩出することが和歌山県の将来の命運を握っています。今こそ真のエリート教育が必要です。

教育こそが和歌山県の将来性を握っています。社会のリーダーを育成することが和歌山県の将来を決めるのです。高いところにある人をより高いところに登らせることも教育の目的です。平均値を上げることも大切なことですが、トップを排出させることも大切な教育の目的です。

津秦天満宮夏祭り

今年も津秦天満宮の夏祭りの時期が訪れました。鼓笛隊の皆さんにメッセージを届けました。会場入りした時も最後の練習を行っていました。今日の日のために勉強や仕事の合間を縫って練習を続けてきていますが、本番当日まで熱心に音合わせを行っていました。皆さんへのメッセージは以下の通りです。

今日の日のために鼓笛隊演奏の練習を重ねてきた皆さんの行動力は素晴らしいものだと思います。このあと、素晴らしい演奏で私達に元気を与えて欲しいと願っています。 さて毎年、楽しみにしている津秦天満宮の夏祭りの鼓笛隊の演奏と行進ですが、今年は私が会長を務めている会の総会と重なってしまったため、この場にいることが適わないことは残念でなりません。そして皆さんにお詫び申し上げます。

地域の活力を担っている鼓笛隊と今日の式典があって、今日の日が輝くものになっています。皆さんの総合力が地域に活力をもたらしていることに自信を持って下さい。私達はそのことに感謝しています。

暑い中ですが全力で演奏をして、みんなを楽しませて下さい。本日のご盛会、おめでとうございます。

ライオンズ例会

本日の例会は家族例会として開催いたします。和歌山ゴールドライオンズクラブが誕生してから10周年を迎えていますが、10年間も続けてこられたのは家族の皆さんの理解と支えがあったからだと感謝しています。社会で仕事をすること、奉仕活動をすることは家族の理解があって初めてできるものです。今日は家族の皆さんを交えて楽しい例会にしたいと思っています。

さて7月から新年度が始まっています。7月は2名の新入会員さんをお迎えしていますし、8月にも2名の新会員さんをお迎えする予定です。新しい会員さんが加わってくれることはクラブを活気あるものにしてくれますし、10周年の次の歴史を築いてくれる仲間が増えたことで、将来性のあるクラブとして活動ができることを嬉しく思います。

さて今週月曜日、平成27年度に開催する紀の国わかやま国体の実行委員会が発足しました。正式に和歌山県で国体が開催することの認定を受けたからです。そして障害がい者スポーツ大会が国体に引き続いて開催されることも正式に決定しました。私達のライオンズクラブでは、この障がい者スポーツ大会を10周年の記念事業として支援していくことにしています。今年後半にはこの素晴らしい活動を主体的に実施できることを誇りに思っています。多くの人に支えられて10周年を迎えられたのですから、可能な限り地域社会にお返しをしたいと考えていますので、皆さんのご協力をお願いいたします。

私達の活動が力強く、優しく、そして楽しいものであることを期待して挨拶といたします。そして今日はゲスト歌手のmiyaさんをお招きしています。今日はゆっくりと楽しんで下さい。ありがとうございました。

こうして始まった納涼家族例会はmiyaさんのシャンソン、ビンゴゲームなどで大いに盛り上がりました。例会の司会をしてくれた幹事の松原さん、懇親会の司会で盛り上げてくれた計画委員長の西村さん、そして参加してくれた会員と家族の皆さん深く感謝しています。ありがとうございます。

ところでゲストで歌ってくれたmiyaさんの歌声は会員の皆さんの心に響いてくれたように感じます。歌声と共に会場は聴き入りアンコールの掛け声が出る程でした。シャンゼリゼからラストダンスまでの構成は見事で会場を盛り上げてくれました。

いつも感じていることですが、miyaさんの歌には表情があります。嬉しいこと、悲しい別れ、そして希望などが表情から伝わってきます。今日は手話をアレンジした歌も歌ってくれましたが、途中、歌詞を歌わないで手話だけで歌ってくれました。それでも思いはしっかりと伝わってきました。これだけ内心を表現できていることは素晴らしいと感じています。元々、クラシックから入りオペラへと進み、そしてシャンソンを歌っていることから表現力が研ぎ澄まされているのだと思います。

実際にシャンゼリゼを歩いた経験から巴里を歌う歌詞にも膨らみがあります。巴里の華やかさと寂しさ、心細さなどの微妙な気持ちが表現されています。シャンソンはフランスの歌謡曲と言われることがありますが、時代背景を描写した歌だと思います。そんな素敵な歌声を聴かせてもらいました。

楽しい例会に仕上げられたと思います。参加してくれた皆さん、会場設営をしてくれた皆さん、演出をしてくれた皆さんに感謝しています。

その他
  • 再生可能エネルギーに関する協議を行いました。今日は和歌山県の再生可能エネルギーに関する融資制度について議論の対象となりました。和歌山県の資金融資支援制度は再生可能エネルギーの普及に資するものであり、政策として評価できるものであると他府県からの評価をいだきました。平成24年6月県議会で可決したもので、現在施行されている制度です。
  • 元葵会会長の告別式に参列されていただきました。生きてきたことを誇りに思えるような素晴らしく感動的な告別式でした。故人の思いが伝わってきました。心よりご冥福をお祈りしています。