元役員の方から経営に付いての話を聞かせてもらいました。上場企業における今までの経営とこれからの経営は違ってくることを示唆してくれました。今までの企業の役員は、優秀な部下が作成した資料を見て、そしてレクチャーを受けて、そのまま社長や株主に説明をするだけのスタイルでも通用する部分がありました。ところが資料と質疑応答集だけで判断できる時代ではなくなっています。それなのに旧態依然とした役員が多いことに驚いていました。
今の経営者は刻々と状況が変化している中、現場を知り、現場を知っている従業員と共に歩く姿勢、そして役員同士でも意見を戦わせる必要があるというものです。
安定した企業の経営者は、部下が作成した資料の内容について指摘程度はあるものの、経営そのものに関する議論をしてこなかったように思うと話してくれたように、経営陣は安定株主からの質問だけの状態に安住していたところもあったようです。
時々、経営に意見を言う株主がいたしても一部の反対派だけでしたが、今では社会からの視線が注がれるようになっています。反対派だけではなくてもの言わぬ株主がものを言うようになっています。部下が作成した答弁書を頼りに株主の質問に答えても、そこには心が詰まっていないのです。経営に関わる答弁書を頭に入れた上で、自分の言葉、自分も思いを伝えなければ、株主に経営熱は届きません。自分で考え、自分から行動できるスタイルの経営者が21世紀の経営者だというものです。
企業の課題と社会の課題、そしてこの国の課題を含めて状況判断できる経営者が求められています。そんなことを教えてもらいました。
自分の仕事についても、今までと同じで良いのか考え直してみたいものです。今までと同じで良い仕事は恐らくないと思います。
都市再開発について協議を行いました。都市再開発が進展しないのは地主が多すぎることから意見がまとまらないことに起因しています。事業を肯定する人がいれば、反対する人もいます。むしろ賛成と反対に分かれることが殆どです。一つにまとまらないことが再開発を初めとする事業を頓挫させています。そして再開発計画を潰してしまっても、再開発された結果は現実には存在していませんから、そのまま存在し続けていることによる不利益は分からないので、それで良いと思うことになります。機会を失ったことによる逸失利益は実損害として存在していないので平気でいられるのです。
しかしお客さんの流れが途絶えた地域の再開発は、人の流れを呼び戻すための大きな手段です。一時期、国を挙げて再開発の機運があり補助制度もありましたが、現在は下火になっているように感じます。勿論補助制度は存在していますが、一時期の熱気はなくなっているような気がします。あるにしてもハード事業に関してのもので、ソフト事業への支援はないようです。ハード事業を実行するには資金力、地域をまとめる力などハードルが高くなりますから、構想の実現は簡単なものではありません。
それでも時代に即した地域を作るための再開発は必要なもので、これに取り組まない地域は更に衰退していくような気がします。そうならないための議論と協議を行いました。まだ少しの熱が残っている間に行動を起こしたいものです。
わかやまゴールドライオンズクラブの臨時理事会を招集して、新年度の課題について協議を行いました。7月の福祉施設慰問についてのアクティビティのあり方について、理事会の議事録作成と周知方法について、麻薬撲滅への支援活動について、新年度の予算案などについて協議を行い、必要部分の規約改正など一定の結論付けを行いました。理事会の方針を確認したので、この方針に則って事業を進めることにしています。
有家自治会役員会が開催されました。20人の役員が集まり、約2時間、自治会内の課題について協議を進めました。自治会館の有効活用、自治会の盛り上げ方、そして危険箇所へのカーブミラーの設置、痛みが激しい通学路の道路舗装など、地域を良くしたいという思いで議論が交わされました。
これから二ヶ月に一度の割合で役員会を実施することにして、刻々と変化する皆さんの要望に応えたいと考えています。