和歌山市出身の湯元兄弟。湯元進一さんと湯元健一さんの二人が揃ってロンドンオリンピック代表選手となりました。兄弟揃ってのオリンピック出場となり、とても嬉しいことだと思っています。本日は二人の選手の激励会が開催され、励ましと応援に行ってきました。とても盛り上がりのある、そして元気溢れる激励会でした。
国を代表することの誇りと重み、そんなものを感じます。
さて言うまでもなく湯本健一選手はレスリングフリースタイル60kg級の北京オリンピックの銅メダリスト。ニ大会連続のオリンピック出場と成なり、今回もメダルの期待が寄せられています。また湯元進一選手は前回のオリンピックは涙を飲み、今回はいち早く出場を決めています。ロンドンオリンピック出場を決めた時、「湯元は健一だけではない」という台詞があったように、兄弟が良きライバルであり切磋琢磨できる関係にあります。和歌山市は、湯元兄弟選手がオリンピックに出ることで元気をいただいています。
そして目標は当然兄弟揃っての金メダルです。ロンドンオリンピックの熱い戦いに期待しています。湯元進一選手、湯元健一選手、頑張って下さい。
和歌山市内のガーデンパークにおいて献血のお手伝いに行ってきました。日曜日の今日、大勢の人で賑わう会場は献血をしてくれる人で溢れました。皆さんの協力に深く感謝しています。血液は年中、不足しています。和歌山県でも手術に必要な血液が不足していて、概ね必要量の80パーセントを確保できている状態です。足りない分は他の府県から支援してもらっているのです。ですからどうしても私達が協力しなければ、人の命を助けられないのです。私も三ヶ月に一度、400mlの献血を行っています。丁度三ヶ月が経過したので、今日も実施しようとしたのですが、待ち時間が相当となり、次回の献血のお手伝いの日に譲ることにしました。
命は何よりも大切なものであることは分かっていますが、そのことを実感している人は少ないと思います。大切な人の命を守るためには、自分でできることの協力を惜しまないこと。これが命を助けるために必要なことです。命は与えられているもので自分ひとりのものではないのです。生命は繋いでいるもの、そして繋いでいくものであり、自分もその中の一人である自覚を持ちたいものです。献血は大切な社会貢献活動であり、その意味は命を大切にするということです。皆さんの協力に感謝しています。
和歌山県立星林高校公式野球部の激励会が開催されました。2週間後の7月13日から、県営紀三井寺球場で夏の甲子園大会予選が始まります。星林高校は大会二日目の7月14日に試合を予定しています。
さて高校野球球児と保護者の皆さんに挨拶の機会を与えてもらいました。どうしても若い人達に激励したいと思い、思い切り挨拶をいたしました。
二週間後から甲子園への道が始まります。単なる予選大会に出場するのではありません。甲子園を目指した戦いが始まることを自覚しておいて下さい。今日の昼間、ロンドンオリンピック出場を決めたレスリングの湯元兄弟の激励会に行ってきました。アスリートにとって、オリンピックを目指す戦いは一生に一度か二度のチャンスがあるだけです。生涯で一度のチャンスを目指して練習を続けています。皆さんも同じです。夏の甲子園のチャンスは3回だけです。人生で3回だけの挑戦ですから、残された期間、後悔のない練習を続けて下さい。そして一勝を目指していては駄目ですよ。二勝、三勝と積み重ねていき、やはり甲子園を目標にして下さい。それが三年間、実質二年間の集大成となります。
さて保護者の皆さん、おめでとうございます。恐らく小さい頃から野球少年だったお子様が、自分の夢に向かって挑戦している姿を観るのは幸せなことだと思います。今までのご苦労が夢に向かっている姿の中に溶け込んでいると思います。最後まで頑張りましょう。
保護者、学校が一体となって応援したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて高校三年生に一つだけ話をします。高校三年間、実質二年間ですが、野球に打ち込んできたことは素晴らしいことです。三年生は、もう大人になる時がそこまで来ていますので、大切な話を是非とも伝えておきます。高校野球では甲子園という目標がありますから、二年間練習にも耐えられたと思います。
さて大人になると目の前には無限の時間が与えられるような気になります。自分のやりたいことは10年先でも20年先でも、何時でも思った時に実現できると思います。
私もそうでしたが、実際は思いを実現させることは難しいのです。そうしている間に年月は経過して行きます。何も達成できないでいることになります。何故、そうなるのでしょうか。それはたくさんの時間が与えられていると錯覚をしてしまい、期限を区切った目標を持たないからです。高校野球で学んだ二年間に集中して練習を行う姿勢、これは人生の財産です。大人になっても無限の時間の中に浸ってしまうのではなくて、目標を立てて、まず二年間やり続けること。そしてまた二年間やり続けること。これが大切なことなのです。高校野球で身に付けた夢を達成する公式を忘れないで、いつか悩んだ時に二年間で区切った目標を持つことを思い出して下さい。
三年生にとっては最後の夏です。学校全体で応援しています。思い切り試合をして下さい。