活動報告・レポート
2012年6月24日(日)
LED防犯灯
LED防犯灯

和歌山市から市内の各自治会に対して、平成24年度に防犯灯をLEDに変更する灯数の調査依頼がありました。各自治会では役員会などを経て、LED防犯灯に変更したい希望灯数を提出しています。自治会では地球環境保全につながる取り組みへの賛同と自治会費の削減、そして地球環境への取り組む意識の向上などの視点から、多くの自治会はLED防犯灯に取り替える意向を示しています。

希望に対する予算措置の結果は来ていませんが、某自治会の方から「希望した灯数の10分の1になっているようだ」という話を伺いました。平成24年度に100灯をLEDに交換を希望している場合は10灯になるということです。希望に対しての結果にしては少ないような気がします。

早速、和歌山市の平成24年度予算書を見ると、LED防犯灯の推進予算は7,826,000円となっています。LED防犯灯の補助金を約8,600円だとすると、約910灯の交換を基礎にしていることが分かります。和歌山市全体で910灯の交換というは、やはり少ないと感じます。某自治会役員からは「これでは取替えできる数が少な過ぎます。自治会内で年間30ほどの防犯灯の球が切れるので交換していますから、せめてそれだけの予算措置をしてもらいたいと思います」という意見がありました。

防犯灯の切れた球を、また元の通りに交換するのは勿体無いですし、地球環境保全への意識の高まりを低下させるものです。「そんな意識があれば補助金がなくても自治会予算で取り替えたら良いのでは」という声も出てきそうですが、LEDに取り替える費用は1灯当り1万円を超えますから、自治会単独の予算で何個も取り替えることはできません。やはり補助金制度が必要です。

和歌山市は防犯灯の球交換に対して、LEDに対しては従来の補助金よりも倍額に増額させています。倍増させているのに予算が少ないのは戴けません。補助金を倍増させるということは力を入れている施策だということなのに、この予算額ではLED防犯灯への取替えの普及が進みません。自治会の意見を聞いた上で、自治会からの希望が多ければ平成24年9月議会で補正予算を組んでもらいたいものです。

災害への備え

同じく自治会役員との懇談の中の話です。地域に福祉避難所が増えています。大災害への備えとしては歓迎すべきものです。地元福祉避難所と災害時に避難するための協定を締結する取り組みを検討している自治会もあります。勿論、災害要援護者が避難対象となります。

ところでこの自治会役員から、和歌山市のホームページには福祉避難所の活用に関して次のような記載があることを示してくれました。

「災害時に一般避難所において、避難所生活が困難な高齢者や障がいのある人など、何らかの特別な配慮を必要とする方が避難する施設です。なお、福祉避難所は、必要に応じて開設される二次的避難所であり、最初から福祉避難所として利用することはできません」。

そして避難の流れについては次の通りになっています。

  1. 災害発生時はまず、身の安全を最優先とし、市が指定している一般避難場所(津波の場合は高台等)に避難します。
  2. 一般避難所において、市職員等が避難者の身体状態や介護などの状況を考慮し、福祉避難所への避難対象者の優先順位を決定します。
  3. 福祉避難所は避難スペースの確保、スタッフの配置など受け入れ態勢が整った段階で開設し、決定された避難対象者を受け入れます。
  4. 一般避難所から福祉避難所への移送は、避難対象者の家族や一般避難所の運営スタッフなどにより行うことを原則としますが、家族の方などで移送が困難な場合は、状況に応じて福祉車両等での移送を行います。
  5. 介護などを必要とする避難対象者の場合、その家族を含めて福祉避難所への避難が可能です。

以上の通りです。さて大災害発生時、例えば紀伊半島沖で地震が発生し、津波が予想される時、和歌山市までの到達時間は約57分です。時間的余裕がない中、果たしてこの手順どおりに進行できるのか分かりません。そのため災害要支援者の避難に関して不安に思う意見がありました。「自治会役員として、自治会で防災協定を締結している福祉避難所に災害要援護者を送り届けたい」という意見です。

同じように一次避難所、学校の体育館などに一緒に避難して、それから対象者だけを福祉避難所に送り出す時間があるかどうかです。そして疾病や要介護の人が一次避難所に逃げ込んで、そこから福祉避難所に行けない場合も考えられるので、その場合は医師や看護士、ヘルパーに見てもらえなくなるので健康状態などに不安があるという意見もあります。

「大災害発生時に限り、地域にある福祉避難所に最初から避難できるようにして欲しい」という依頼がありました。来週、調整したいと考えています。

ライオンズ例会

和歌山ゴールドライオンズクラブ最終例会が開催されました。現体制での最終例会は景勝地、和歌の浦で開催されました。何度も書いていますがライオンズクラブの会計年度は7月から翌年6月までの1年間です。つまり平成23年度の活動は6月末で終了することになります。今日の最終例会を終えて7月に入ると、いよいよ新年度の活動となります。

新しい三役体制でクラブ運営を行うことになりますから責任重大です。気持ちが入った活動にしたいと改めて思いました。

ところで会員の小久保さんも出席してくれました。本日、2,000本安打を達成した福岡ソフトバンクホークスの小久保選手のお母さんです。会員の皆さんから「おめでとう」の声に対して、とても嬉しそうな表情をしていました。そして小久保さんの携帯電話には次々とお祝いの電話がありました。こんな嬉しい場面に出会えたことも今日の幸せの一つです。

小久保選手、おめでとうございます。