県道拡幅に伴う諸課題について協議を行いました。新しい道路が供用開始になると生活状況に変化があります。新しい道路の周辺の利便性が良くなり交通事情も改善されるので歓迎ですが、一方、学校が近くにあると児童の通学時の安全確保の問題、歩道や自転車道の確保の問題が発生します。また道路沿いの場所で商売をしている人にとっては、新しい道路ができることによるお客さんの動向に変化があるとすれば死活問題になる恐れもでてきます。
地元自治会や警察との協議を経て道路計画は検討されるのですが、工事が進展するに伴って地元から新たな意見が出されます。その場合、道路を利用する歩行者や自転車など人の安全性を最優先にした検討がなされることになります。多くの場合、道路は歩行者などの安全性を優先させて計画していますから、途中で問題提起があったとしても計画の変更は難しいのです。
このように道路の拡幅に関しては工事が進展するに連れて意見が出てきます。しかし道路計画が道路管理者の都合で勝手に進められることはありません。計画案を地元自治会に示し意見や質疑を繰り返し、取り入れられる地元意見を取り上げながら修正計画を策定します。
地元自治会の了解を得た後、正式決定と工事着手となりますから、工事途中での変更の申し出は厳しいものがあります。安全対策の見直し、地元同意後の修正などの問題が発生するのです。これらの大前提に基づいてこれらの問題の協議を行っています。
和歌山市の中心市街地を初めとするまちの再生計画について協議を行いました。和歌山市中心市街地活性化基本計画は平成23年度で終了しています。基本的にこれ以降ソフト事業による再生計画はなくなり、地元の熱意とやる気に応じてハード面での支援が考えられることになっています。
それでも中心市街地の活性化が図れているかというと疑問点があり、まだまだ行政の支援が必要です。JR和歌山駅西口付近では、今年の年末にイルミネーション道路にする計画があります。駅前の皆さんと市役所が一体となって、駅前で年末ムードを高めようとする企画です。
これだけでも良い企画ですが、折角、西口駅前をイルミネーションで彩るのであれば、JR和歌山駅東口周辺も同時期にイルミネーション化を図り、JR和歌山駅を核として円を描くようなイルミネーション計画に発展させて欲しいところです。県外から来てくれた皆さんからは、和歌山市の年末は華やかさがないという指摘があります。今年の年末は、玄関口であるJR和歌山駅周辺を華やかにして若い人が歩けるストリートに仕上げ、そして周遊できる空間を創造したいものです。夢のある企画を話し合いました。
これから協議を詰めることにしています。
- 景観に配慮した建物計画の要望があり現地を見てきました。オーナーさんの気持ちが伝わるもので、可能であれば実現できるようにしたいと考えています。ただいくつかの検討課題があり、これから再度協議に入ります。
- 通学路の安全確保に関する協議を行いました。朝の通勤の時間帯と昼間とでは学校付近の道路事情は全く違う表情を見せます。朝の時間帯に自転車で通う学生は自動車と交差する道路で危険な目に遭遇する事例があります。それらの道路事情改善について依頼を行いました。
- 後援会の会合について日程の調整を終えました。週末に会長以下の皆さんと今後の後援会活動について協議を行います。意思疎通を図りながら後援会活動を進められるように話し合います。