活動報告・レポート
2012年6月4日(月)
自衛力
自衛力

自衛隊の入隊希望者が増えているようです。これは東日本大震災や和歌山県の台風12号被害への復旧活動を映像で見た学生が入隊を志望していることも要因です。災害復旧と復興活動だけが仕事ではありませんが、人を助ける国土を守る正義感に目覚めた学生が志望してくれることは有り難いことです。

自衛隊事務所で自衛隊の活動に関して意見交換を行いました。一つだけ国防の必要性に関する意見を記します。

平成23年3月12日、つまり東日本大震災の発生の翌日の出来事です。日本の領空近くまでにロシアと中国の戦闘機が偵察に来た事実があります。勿論、普段からこの両国からの偵察機は飛来しているのですが、その場合、自衛隊の戦闘機が飛行して領空に入らせないように威嚇しています。

この大震災に際して自衛隊が被災地である東北に派遣されていることから国防が手薄になっている危険性があったのです。ロシアや中国は、非常時の日本の防衛体制を試す意味で普段よりも多くの偵察機を領空付近まで飛ばしたのです。それに対して自衛隊は普段と変わらない体制で飛行機を飛ばしています。国難に際してもわが国の自衛力は変わらないことを示しているのです。これは余り知られていない事実です。自衛隊は非常時であっても怠ることなく、わが国の安全を守ってくれているのです。

そして他国は非常時の防衛体制を把握するための行動を取っていることを知っておきたいものです。大災害の見舞われた時、諸外国が監視機能を緩めてくれるものではないのです。自衛はどんな状況の時でも意識しておくこと。これは防衛、自らの生命を守るための鉄則です。自衛隊の仕事は私たちの見えないところで行ってくれているのです。

県政報告

夕方から簡単な県政報告の機会を持ちました。参加者の関心に基づきテーマを絞っての報告としました。関西の夏の電力受給についての説明と質疑応対をいたしました。 これから暑い季節に入るので皆さんの関心事は夏の電気が足りているのか、足りないのかの点にあります。大飯発電所3号機と4号機の稼動状況によって供給力は変わりますが、仮に再稼動しないとなれば15パーセントの節電が必要となります。再稼動すれば需要と供給が同じ位、供給力がプラス1パーセント程度に改善されます。勿論供給予備力はない状態ですから予断は許しませんが、トラブルや猛暑などの条件が回避できるならギリギリの線で供給力は確保できそうです。

今夏の節電に関しては、15パーセント節電になれば間違いなく企業活動に影響が及びます。つまり生産工程を縮小することになりますから、生産量と販売量の低下に直結します。和歌山県内の工場の生産量が落ちると、中小規模の会社の経営は厳しくなります。特に関西の電力が不足することになれば関西全体の生産高が低下しますから、競争力の低下や関西に工場のある会社の経営にも影響が出ます。関西から企業が出て行く、または関西への企業進出が減少するなどの問題が発生するかも知れません。

生産活動を低下させることの経済的影響は分かりませんが、もし多大な影響が出るようなら県内企業に大きな損失を齎すことになります。できたら影響を避けたいと考えています。県の節電対策としては家庭用とオフィス需要の15パーセント節電を主体としたお願いをしているところです。

また関西広域連合に対しては発電設備や需要と供給のバランスの資料などは可能なものは全て提供していますから、情報を隠しているだとか不足しているという事態にはなっていないと思います。これだけ情報を公開していても情報が不足しているという意見があります。何の資料が不足しているのか示して欲しい状況だと思います。現状においてもし不足していると思う人がいるならば、情報は公開しているので受け取る側の知識や分析力の問題もあると思います。

大飯発電所の再稼動によって電力供給力は違ってきますから、関西の夏の電力受給に関しては政府の判断待ちの状況です。

以上のような説明と話し合いをしました。

ピラティス

今晩はピラティス体験に行ってきました。先週月曜日に引き続いてのトレーニングです。仕事量が多いことから最近は運動量が少ないのでトレーニングを始めています。静かな動き、緩やかな動きは思っている以上に筋力が必要となります。呼吸とバランス力が必須で、バランスの良い姿勢と呼吸法をトレーニングすることが大切なことです。

ほど良い痛みを感じると言うと次回のトレーニングが厳しくなるので、タフなトレーニングでしたと記しておきます。

その他
  • 再生可能エネルギーに関する協議を行いました。複数の地点からの相談があり応対しました。全ての地点が条件を満たしているとは限りませんが、和歌山県内でも複数の地点で検討されています。
  • 高校教育に関しての話し合いを行いました。学校教育は学校の先生の能力、意欲、熱意などによって左右されます。是非とも和歌山県の公教育レベルを高めて欲しいと依頼がありました。
  • 和歌山南インターチェンジ構想に関しての意見をいただきました。和歌山県東南部の活性化のために早期実現を目指して欲しいという意見です。この問題は平成24年2月議会で一般質問を行っています。その質疑や現状について説明しました。