活動報告・レポート
2012年6月1日(金)
イングリッシュカフェ
イングリッシュカフェ

和歌山県立星林高校には国際交流科が設置されています。そのため学校を挙げて外国語教育に力を入れています。生徒だけに外国語の勉強をしなさいと言っても迫力がないので、PTAが主体となって学校内でイングリッシュカフェを開催することを話し合いました。対象は保護者、学校先生ですが、希望があれば生徒の受講も大丈夫です。開催頻度は毎週1回、木曜日の午後8時から9時までの1時間を充てることにします。

講師を務めてくれるのがNPO法人AIELです。内容は自分が外国を旅行した時に困らないようになることを設定しています。そのために入国審査から始まり、レストランや美術館などでの英会話を主な研修内容にする予定です。

1年後には英語圏への外国旅行ができるようになることを目指して学習をスタートさせます。星林高校国際交流科1年生は冬の時期にカナダへの修学旅行に行く予定です。保護者もその時期に旅行英語ができるようになることを目指しています。

校長先生からは「高校全体が英語のシャワーが溢れている状態」を目指したいという思いがあり、昼休みの放送を英語で流すことや学校生活の場面においても簡単な英語で会話している状況があれば、英語のシャワーが溢れている状態だといえます。それを目指した活動を始めたいと話し合いました。

生徒の勉強をする環境は保護者が作る必要があります。家族での夕食の時間、親がテレビを見たり、ビールを飲んでダラーっとした姿勢でいると子どもは勉強をする意欲が湧きません。もし夕食時、両親が英語のテキストを開いて勉強をする姿勢があるとしたら、子どもは親が英語の勉強をしていることから、自分も勉強をしなければと思うことも考えられます。自らが手本を示すことが親の役割であり、子どもに勉強する環境と刺激を与えてくれます。

英語教育に熱心な校長先生です。PTAの部会で承認を得た後、翌週から開講したいと意欲を見せてくれました。高校全体が英語の学習ができる環境をPTAと先生の中から生み出したいと話し合いました。

介護施設訪問

和歌山市内の某介護施設を訪問しました。訪問の目的は施設運営上発生した問題の相談です。不正や利用者の不満などではなくて建設的な相談だったことから、所管と協議を行うことにしています。

県政報告会

夜の部は県政報告会を実施しました。毎月1日の夜に開催しているのが縁友会、またの名称をSG会です。本日の参加は約15名でしたが、参加してくれた皆さんを対象にして県政の話をさせていただきました。

但し開催場所は岸和田市の岸和田だんじり劇場ですから、県政報告というよりも政治活動報告と皆さんに役立つ話を中心に構成しています。

まず今週のトピックス的な仕事の考え方に役立つ話を前段話をして、後半は関西広域連合の役割について説明を行いました。

皆さんに役立つ今日話をした項目を列挙します。

  • 10年後は会社では組織、政治では政党は自分との関係は希薄になります。個人の実力が評価される社会となり、会社名や政党名で生活の安定や選ばれる時代ではなくなると思います。そのため自分が実力を身につける方法を考えることが大切なことを話しました。
  • 従僕は従僕の考え方があり英雄は英雄の考え方があることから、英雄の考えや気持ちを知らずに批判することは止めたいことを話しました。英雄、リーダーは遠くを見渡して判断を下す能力を持っていますし、高いところから物事を見ています。直近や近くを見て判断しているものではないのです。ですから決断者の能力や考え方を知りもしないで批判することは避けたいものです。
  • 時代は10年先のことは見通せません。まして個人レベルが10年先の未来を予測することは困難なことです。ですから今の生活の安定を続けていても、10年先も安定しているとは言えません。船が停泊している時は水面の流れの影響を受けて不安定です。ところが走り始めると船体が安定してきます。つまり走行している状態の方が安定するのです。不安定なので怖くて前に進まない気持ちを持つことは今の不安定を将来も継続させていることになります。10年先の目標を目指して走行することが安定であることを伝えました。
  • 香港からの留学生との話の内容を伝えました。日本人の考え方の甘さや幼稚さ、世界の常識を知らせていない教育の問題点、10代後半、高校卒業時で生活も経済的にも考え方も自立している様を知り、日本人が他人や社会に頼っていることや、社会において主体的地位を求めないでついていくだけの生き方をしていることの問題点について説明を行いました。世界の見方や考え方の甘さなどを知ってもらえたので、皆さんの考え方の変化も感じました。
  • 関西広域連合の役割と機能に付いて、府県との関係や役割分担について説明を行いました。観光、防災や環境問題など府県を越えた取り組みが必要なものは関西広域連合が司り、国レベルの課題に関しても府県ではなく関西広域連合として国と折衝することで発言力を持たせることも説明しました。

参加してくれた一人ひとりから意見を伺いました。全ての人から「勉強になった」、「視野が広がった」など肯定的な意見を頂戴しました。「仕事があったけれど誘ってもらって参加して本当に良かった」、「岸和田市に引っ越してきて下さい」、「岸和田市から出て下さい」などの意見も聞かせてもらいました。これだけ歓迎され、前向きで嬉しい意見を聞かせてもらえたので、「来て良かった」と心から思いました。