活動報告・レポート
2012年5月31日(木)
飲食業組合東京都大会二日目
飲食業組合東京都大会二日目

午前中は国会を訪ねました。地元選出の岸本周平代議士と面談し、飲食業界の現状について課題を述べ、意見交換の機会を得ました。国会開催中でしたが心快く対応してくれた代議士に感謝していますし、国会まで全員で訪れて理解を深めてもらおうとした組合員さんの行動力に感心しています。

東京都は飲食店が多いのですが入れ替わりが激しいようです。むしろ地域に定着しいている和歌山県の方が入れ替わりは少ないという話も伺いました。統計を見た訳ではないので正確なものかどうか分かりませんが、地元食材を使い安心と安全、そして心の安らぎを感じさせてくれる地元飲食店の存在は絶対に欠かせないものです。そんな訴えが届けられたと感じています。

そして参加した飲食店経営者から約1時間、素敵な話を聞かせてもらいました。この経営者Sさんの哲学です。お客さんには、笑顔でありがとうと伝えることが挙げられます。笑顔で接することが何よりも大事なことです。難しい顔や怒ったような顔をしているとお客さんも不快感を与えますし、例え不機嫌になるような出来事があったとしても笑顔でいると嬉しい気分になれます。笑顔で挨拶を交わす、笑顔でお礼を伝えることをモットーにしています。

そしてこのお店の特徴ですが、開店してから30年が経過していますが、地元大学の学生をアルバイトに来てもらっていることがあります。今でも大学生がアルバイトに来てくれています。この店の伝統であり大学の先輩から後輩へと受け継がれている伝統でもあります。今では企業の部長クラスになっている元アルバイト生が和歌山市に出張する際には訪ねてくれるそうです。もう50歳近くになった元学生はとても懐かしみ、お店を続けてくれていることをとても喜んでくれるようです。もう地域の文化の域に達しています。

Sさんが何人かの大学生をアルバイトで受け入れているのは理由があります。学生に社会人としての実地研修を体験させることで厳しさを学んでもらうこと。そして笑顔を身に付けて人に挨拶ができるように訓練することが目的です。勉強だけをしていても社会人として即戦力にはなれません。人と接することを学ぶこと、挨拶ができることが人間関係の基本ですからそれを学生時代に教えようとしているのです。

30年間も学生の社会教育を実践してくれているのです。「いらっしゃいませ」と「ありがとうござました」の挨拶を心から言えるようになると社会人としての第一の資質を身に付けたことになります。そしてその資質は、社会人として最も重要な資質なのです。人間関係を築けること、世代を超えてコミュニケーションを図れることが社会人として必要な資質なのです。こんな素敵な飲食店が和歌山市内にあることは誇るべきことです。

Sさんは「かつてアルバイトをしてくれた学生が和歌山市に来た時に訪ねてくれるのは、とても嬉しいことです。こんな出来事があるのでこの仕事を続けられるのです。あの時厳しいけれど社会経験を積んでもらったことが社会で活きていると感じられることが嬉しいのです。これがあるから飲食店を続けられますし、まだまだ頑張れるのです」。とても素敵な話です。

こんな素敵な会員の皆さんと共に東京都大会に参加できたことを嬉しく思っています。本当に参加して良かったと思える大会でした。皆さんに感謝しています。ありがとうございます。

太陽光発電

全国太陽光発電推進協議会事務局を訪ねました。平成22年6月に誕生した協議会で、全国で家庭用、産業用太陽光発電を推進するための活動を行っています。都内に研修所も設けて教育訓練を行っています。研修は座学と実践から成り立っています。電気理論を学び、実際の屋根に太陽光パネルを取り付ける訓練を行います。

研修所内にある屋根に登る体験をしました。屋根に太陽光パネルを取り付ける工法は様々あり、屋根の形や瓦の形状によって使い分けることになります。

また和歌山県とコスモパーク加太へのメガソーラー計画の締結をしたウエストホールディングスの吉川会長と大畑社長と懇談する機会を得ました。同社は全国太陽光発電推進協議会会員であり、和歌山県にも進出してくれることからご縁をいただいているものです。

経済産業省では平成24年度の太陽光発電の導入は500MWを目指しています。電力会社と共にその推進を目指しているのが同協議会です。全国大での取り組みについて意見交換を図ることができました。