活動報告・レポート
2012年5月29日(火)
学ぶとはどういうことか
学ぶとはどういうことか

午前中は会議に出席しました。今月は「学ぶとはどういうことか」をテーマにした話を聞かせてもらいました。毎月のことですが、時勢に応じたテーマを決めて分かり易く解説してくれるので、仕事だけではなくモノの見方、考え方にも影響を与えてくれます。

何故、毎月の会議でテーマを決めて考え方を発信しているのか、ということです。リーダーとして部下や関係する人達に自分の考え方を伝える手段は、言葉、行動、表情、文章などがあります。中でも言葉と文章で書き記すことは、間違いなく書き手の考え方が伝わる手段です。リーダーの内心をスキャンできますし、文章で記し言葉で解説をすることでより理解が深まります。そんな効果を狙って私達に大切なコトを伝えてくれているのです。

また文章で書くことは後に残ることになります。何事もそうですが、文章にしておかなければ残念なことに消えてなくなります。歴史の出来事として伝えられるためには文献や証拠が必要です。私達の仕事も書き記しておかなければ消えてなくなる性質があります。

今の大変な時期の仕事のやり方や考え方を文章で残すことは、後々になっても役立つ資料となります。「あの時に話してくれたことは、こんな意味があったのか」だとか「今読み返すと、あの時の判断はこんな考え方に基づいてのことだったのか」ということが分かります。後の時代になって現在の出来事とそれへの対処方法、その考え方を知ることは、それはとても意味のあることです。書き記すことが伝統になり仕事の歴史になります。消えてなくなっても良い仕事であれば書き記すことは必要ありませんが、自分の中での大切な仕事の過程、考え方は是非とも書き記して自分の、組織の、そして社会における歴史に昇華させたいものです。

文章にするもうひとつの理由は、自分に対する挑戦という気持ちがあることです。文章に残していることは背伸びをしている自分の姿でもあります。誰でもそうだと思いますが、人に見せる文章には、「こうなりたい」、「こうしたい」と思う気持ちが文章になって表れます。自分が望む姿が文章に表れるのです。つまり人に伝えることは自分が出来ているか、今は出来ていなくてもその姿を達成したいと思う気持ちがあることに限られます。自分で出来ていないことややろうと思う気持ちがないことを人に伝えることはしません。

つまり文章には、自分が挑戦しようとしていることを伝える役目もあるのです。

このような姿勢を感じ取りながら「学ぶこと」を考えることができました。

一つだけ紹介します。学ぶ姿勢には四段階あります。一段階は知ることです。勉強した内容を知り、その内容を相手に伝える行為です。二段階は理解することです。知識を得たものの背景や理由が分かる段階で、新しく学んだことを自分の言葉で相手に伝えることができます。三段階は疑うことです。新しい知識を得て自分の言葉で相手に伝えていると、理解できる部分と理解しがたい部分が分かるようになります。その理解しがたい部分を疑うことが大事だということです。そして最終の四段階は超えることです。得た知識の中を疑うこと、こう書かれているけれど実は間違いではないだろうかと思うこと。主観を入れて考えると結論が違ってくることがあります。私はこう思うという主観も相手に伝えるためには大切なこととなのです。

知識を伝えるだけの行為と知識を超えて説明するのとでは、相手に伝える力が全く違います。学んだことを越える瞬間を感じることが共感を得られることにつながります。誰かに自分の言葉で伝えられること。そして共感を得られる段階に至って初めて学んだことになるのです。

今朝から大切なことを学びました。

英語教育

小学校での英語教育に関して打合せを行いました。小学校時代からの英語教育は誰が何と言おうとも大切なものです。これからを生きる子ども達にとって英語を武器として使えることが、どれだけ人生を挑戦的にして世界の中で安全に生ききれることになるのか、計り知れない価値があります。子ども達への英語教育への投資をしなければ、世界の中の日本の役割は狭まるばかりです。

国際的組織に身を置くと良く理解できます。例えばライオンズクラブは国際的組織です。ここでの公用語は英語です。韓国の会員も中国の会員も、アジアの会員も英語で会話ができています。例外は日本人の会員です。国際協会で日本人会員が重要な職位に就けないのも、国際的な舞台で活躍できていないのも、英語力が劣っているからです。

これからを生きる子ども達は、もっと英語力が重要になります。英語を武器として世界のビジネスの場で戦い、社会貢献の舞台で活躍して欲しいと願っています。

そのためには小学校からの英語教育はとても重要で、和歌山市内の小学校、一部になるかも知れませんが、取り組みをしたいことを提案しました。実現できることを期待しています。

再生可能エネルギー

和歌山市内で再生可能エネルギー導入に関しての協議を行いました。全国で再生可能エネルギーの設置計画が伝えられています。和歌山市でもメガソーラー計画がありますが、立地的条件からすると件数が少ないのです。今少なければこれからも話はないと思います。再生可能エネルギーの全量買い取り単価は平成24年度が最も高い単価に設定され、平成25年以降は順次単価は下がると予想されるからです。

遊休地の活用を検討するのであれば、平成24年度が勝負の年です、ゆっくりと検討して条件が整ってから事業者を募っても集まるとは限りませんし、賃借料も買い取り単価が下がるのと同じように下落しています。地域としてメリットはなくなります。平成24年度が大切な年になることを理解してもらって、夏や冬のピーク電力不足対策として早期に検討したい課題です。関係者、事業者の皆さんと話し合いを行いました。

その他
  • 和歌の浦に新しく誕生した景観の素晴らしいカフェ。開店に際して訪ねました。ここからの風景は素晴らしいものがあります。
  • 夜は懇親会に参加しました。まちづくりや和歌山市の活性化に関する意見交換を行いました。