活動報告・レポート
2012年5月27日(日)
ライオンズ年次大会

335複合地区ライオンズクラブ年次大会に出席、今回は代議員として出席させてもらいました。開催場所は姫路市文化センターで、和歌山市からは少し遠かったのですが同じクラブの幹事と共に行ってきました。

複合地区の年次大会はスケールが大きく、野田総理大臣や兵庫県知事などからお祝いのメッセージが届けられていました。また井戸兵庫県知事と石見姫路市長が来賓として出席しているなど、年次大会の存在を感じ取ることができました。

さてオープニングアトラクションとして歌手のさとう宗幸さんから歌のプレゼントがありました。さとうさんは以前姫路市で開催されたイベント「城トピア」のテーマソングを歌った関係からゲスト歌手として招待されたようです。今でも姫路市役所の朝と夕方にはそのテーマソングが時刻を知らせる庁内放送で流されているようです。

さとう宗幸さんの歌声は透き通るようで、静かな森に連れて行ってくれるようでした。名曲「青葉城恋唄」の清々しさは健在ですし、坂村真民さんの詩を歌った「二度とない人生だから」では人生の素晴らしさを称えてくれました。特に、平成23年3月11日の東日本大震災の被害を受けたさとう宗幸さんからの強いメッセージは感動的でした。

ライオンズクラブのこの1年間の活動は東日本大震災への支援、台風12号被害の支援など、自然災害への支援が主な活動となりました。こんな時こそ世界で一番の奉仕団体であるライオンズクラブの組織力が威力を発揮します。現地入りしてのお手伝いや義援金など、相当の支援を行っています。年次大会での報告を受けて改めて、ライオンズクラブの素晴らしさを感じました。私達は助け助けられて生かされていることに気づきます。そのことに感謝できる仲間がここにいることを誇りに思います。

さて来賓として井戸兵庫県知事から挨拶がありました。井戸知事がライオンズクラブ会員であることを初めて知りましたが、社会奉仕の精神の持ち主であることが挨拶の言葉から分かりました。挨拶の主旨を記します。

平成24年夏、関西の電力は不足します。場合によっては15パーセントの節電を皆さんにお願いすることになります。関西広域連合としては15パーセントの節電を必要と考え、協力する姿勢を取っていますから、ライオンズクラブの皆さんにも協力をお願いしたいと話がありました。

電力が不足することによる停電は何時発生するのか分かりません。もし大停電になれば関西経済は打撃を受けますし、大停電の後の復旧には1週間から10日間の作業が必要となりますから、オール関西の損失は相当なものになります。そうならないためにもライオンズクラブの皆さんの率先した協力を依頼するものです。

停電しないように立ち上がること、行動することができるのはライオンズクラブの皆さんです。皆さんの行動力に期待しています。

そして原子力発電所、大飯発電所3号機と4号機の再稼動に関しての問題にも触れます。

電力が不足していては、関西経済は成り立ちません。関西の企業が世界に対抗することはできなくなります。そこで原子力発電の再稼動は必要だと思っています。勿論、安全の確保はすべきものであり、安全確保ができていることが前提になりますが、再稼動は必要です。政府の決断を待っています。

引き続いて石見姫路市長からの挨拶がありました。

二つの問題で憤りを感じています。一つは東北地方で山積みされている瓦礫の問題です。瓦礫受け入れを表明している地域には住民の皆さんから反対の意見が寄せられています。多くは「子ども達を危険な目に遭わせるのか」という指摘です。しかし東北の子ども達はそんな瓦礫と共にいるのです。東北の子ども達のためにも瓦礫処理をしなくてはならないのです。それは国民として必要なことなのですが、理解しない人がいることに憤りを感じます。自分が良ければ良いとい考え方は社会全体では通用しないものです。瓦礫の受け入れに反対する皆さんは、東北の子ども達はどうなっても良いと思っているのでしょうか。

是非とも考えて欲しい問題です。

もう一つが原子力発電所の再稼動の問題です。姫路市は最盛期に6兆5千億円の売り上げがあったようにモノ作りの市なのです。製造業は姫路市にとって守るべき大切な産業なのです。関西の電力が不足していることから、姫路市内にある製造業は外国への移転を検討し始めていますし、それに伴って若い人の雇用も減少しています。このままでは地元産業を守れなくなります。

製造業を守るため、経済的にも安定した電力は必要です。個人的見解ですが原子力発電所の再稼動は必要だと考えています。早期に再稼動をして欲しいと思っています。エネルギーと経済問題は避けて通れない問題ですから皆さんも是非議論して欲しいと思います。

自分本位の考え方ばかりでは社会で通用しません。社会貢献を実践しているライオンズクラブの活動に期待しています。

初めて複合地区の年次大会に出席しましたが、参考になる意見や取組みが多く参加して良かったと思っています。何かを得ようとすれば自分で行動を起こすこと、参加することが大切なことであることを再認識しました。

行き帰りの行程の中で幹事さんとクラブ運営について話し合いました。参加して良かったと思えるような会の運営を心掛けたいと考えています。一人当たりのスピーチの時間は3分以内で、できるだけ参加した会員さんから発言をしてもらえるような環境を作りたいと考えています。