夏の電力需給に関して意見を頂戴しました。今年の夏の関西は電気が不足することが現実味を帯びてきましたが、電力不足は経済活動を停滞させ、治安面でも不安があるので、何としても乗り切って欲しいという意見です。家庭でも電力不足の問題は先に触れましたが、製造業においても絶対電力不足は駄目だという意見です。全てではありませんが、生産工場は単純ではなく一度稼動を停止すれば再稼動までに時間を要するそうです。一日の工場の停止が一週間単位で影響を受けることを知り、改めて通常に操業できる環境が日常の風景の素晴らしさが分かりました。
日本の経済力を支えている製造業、その製造業を支えているのが豊富な電力なのです。資源の無いわが国の産業構造の基盤を支えているしくみが今、揺らいでいます。現状が良いとは全く言えません。早く正常な姿に戻り、私達の生活が安全で安心であって欲しいと依頼を受けました。
ただ長期的に見れば現在のエネルギー構造に加え、再生可能エネルギーを伸ばすことが不可欠である意見もあります。再生可能エネルギーも戦力と考え、将来のエネルギー構造を考えたいものです。
現時点では一般的に、わが国の経済活動を維持しながら原子力発電を除外しようとすれば、電力の量の確保コストはトレードオフの形になります。つまり今まで通りの電力を維持しようとすれば既存の発電設備を稼動させる必要がありますし、原子力発電の再稼動を許さないとすれば電気料金の単価は上昇します。どこまでが許容点なのかの判断は私達がすべきことです。わが国の経済力を支える覚悟を持って今までよりも高い電気料金を負担するという人が多ければ、エネルギーのあり方は次のステップでの議論になりますが、今の電気料金の水準を維持すべきだと考えるならば、現状の発電比率を保つ必要があります。つまり何かを変えれば何かが変わるのです。良い面もあれば負の一面もあることを覚悟しなければならないのです。
今、わが国の国力維持と進むべき姿が試されています。そんな危惧を抱いた方からの意見です。
紀伊半島の台風12号災害からの復旧に関して打ち合わせを行いました。河川改修などの復旧作業が進められていますが、まだこれから実施すべき作業が山積みです。地元だけではなくて和歌山市からの応援、支援も必要な状況です。紀伊半島に暮らす私達にとって災害復旧は最優先課題です。早期復旧に向けた取り組みについて協議をして、何かの役割を担いたいことを確認しました。
献血活動のお手伝いをいたしました。夏場は血液が不足する時期です。一人でも多くの方の献血への協力を求めました。気付いたことは若い人たちが献血に協力してくれることです。身近なところで自分が社会に貢献できることの一つに献血があります。献血に関して若い人たちの意識が高いことを嬉しく思いますし、そんな社会貢献活動に向けた力を結集すれば、社会が変わると感じました。皆さんの協力に感謝しています。
夕方からは懇親会を行いました。支援してくれている皆さんと、今後の活動に関して意見交換を行いました。今の活動を知ってくれたら賛同を得られると思いますが、情報の伝達は難しく、今の活動を知ってもらえるまでに至っていないことを認識し、より発展的な情報発信の必要性を話し合いました。ただ活動を知ってもらう処方箋はありませんから、どれだけ多くの人と接するかが課題です。
これから夏に向けて、皆さんが集まれる企画を行うことも話し合いました。
- 宮村の歴史に関して意見交換を行いました。宮村は今の和歌山市宮地区に該当し、昭和初期に合併を繰り返して、今の和歌山市の宮地区になったのです。ですから同じ宮地区と言っても合併前のむらの歴史があるのです。今では伝える人も少なくなりましたが、宮村の歴史を記した書物があり、それを知っておくことの大切さを話し合いました。地域のことは地域で行うことが基本ですが、そのためには地域の歴史や由来を知ることから始まります。
- 保育士養成に関して協議を行いました。和歌山市内では保育士が不足している現状はありませんがも近い将来に備えて準備が必要です。何でもそうですが不足してからでは遅いのです。手段を講じられるのであれば今から講じておくことを話し合いました。これからの進み具合は分かりませんが、事前の対策は最善の対策ですから進めたいものです。何もせずに時代の変遷を見ているだけでは、何をするにも後手になります。そうならないような話し合いと取り組みを行っています。