活動報告・レポート
2012年5月9日(水)
決算協議
ライオンズクラブ例会

お昼の時間、和歌山ゴールドライオンズクラブ例会に出席しました。ライオンズクラブの年度は7月から翌年6月ですから、年度末が近づいてきました。現体制から新体制に向けての協議事項が増えています。本日の例会においても、新体制下の地区委員や次世代セミナーの話が議題となりました。これらの諸課題については現会長と幹事、新幹事の皆さんと話し合いながら善処する予定です。

さて私からは会の規則の変更について説明させてもらいました。現行の会則では会員の規則について謳われているだけで、家族会員や賛助会員についての規則が定められていませんでした。それを変更する提案をさせてもらいました。正会員だけではなくてライオンズクラブの活動の主旨に賛同してくれる方がいれば、賛助会員でも家族会員でも大歓迎です。規約の変更に伴い、早速4人が賛助会員になってくれる意思表示を示してくれました。現行の和歌山ゴールドライオンズクラブの人数では、ライオンズクラブの約款によって賛助会員の定数は4人ですから、定数枠が埋まりました。即座に定数が埋まるとこは嬉しいことです。これから次年度に向けた計画を策定する作業に入ります。

決算協議

私が関りを持たせてもらっている団体の平成23年度決算について、税理士の先生と協議しました。既に申告もしていますし、税金の支払いも済ませています。

今日、税理士の先生と消費税について議論を交わしました。和歌山県の経済状況からすると、消費税の税率を8パーセント及び10パーセントに変更するのは自殺的行為であることを聞きました。只でさえ経済状況が良くない和歌山県で消費税率を上げると、事業継続ができなくなる会社が多数出てくるようです。

消費税の申告は厳しく、1,000円単位でも補足されるので支払いをしなければならない性質のものです。それは仕入先からの預かり金として計上する性質のものですから当然なことですが、中小規模の会社にとって預かり金として持っておくことは簡単なことではありません。資金繰りが厳しくなると誘惑もあるようです。その税率が8パーセントや10パーセントになると大きな問題となります。年間の売り上げ高が5,000万円の会社であれば、支払い対象の消費税は現行税率では250万円となります。消費税対象となる多くの会社の場合、仕入れの際に支払っている消費税は一般的には半額の125万円ですから、年度末には125万円の消費税を支払いする必要があります。それを積み立てておくのは実際には大変なことなのです。運転資金に充当したくなる誘惑に駆られるからです。

5パーセントでそんな状況ですから、10パーセントになると事業が存続できなくなる会社が増加します。つまり地方都市の経済に負の大きな影響を及ぼすことになります。地方都市から選出されている国会議員は何故、消費税増税に反対する意向を表明しないのか分からないと言う意見が寄せられました。

地方都市の経済状況を鑑みると消費税増税の議論は論外です。そんな事情を分かって欲しいと思います。地方都市実情は消費税増に耐えられるほどの経済状況ではなく、増税されると会社の事業運営が厳しくなります。実際の経理状況を伺い、現実と政府が考えていることの違いを感じました。

懇親会

夕方からは懇親会に参加しました。元国会議員も参加してくれた懇親会となりました。かつての政治の話を聞かせてもらいましたが、いつの時代も、政治も会社も人が関わっている限り、実態は変わらないことを学びました。昔が立派な訳ではないのです。昔が立派に見えるのは、過ぎ去れば過去はきれいに見えるからです。人は思い出に生きるものではありませんが、思い出は今に続く線路のようなものですから大切なものです。思い出なくして現在は成り立たないのです。

とても勉強になる懇親会となりました。参加させてもらったことに感謝しています。

その他
  • 国体馬術競技の今後の対応に関して話し合いました。明日、朝一番で話し合いますが、紀の国わかやま国体を成功に導くための決断の時期が迫っています。厳しい選択も視野に入れることになりました。
  • 再生可能エネルギーの取り組みに関しての話し合いを行いました。和歌山県以外の建設計画の動きがあります。事業化が具体化している地点では、着手する時点で経済効果があるのです。何の動きもないことよりも動きがある方が地域にとって歓迎すべきものであることが分かります。机上の計算と現実は全く違うものです。