県に対して複数の女性の方々から要望をいただきました。ひとつは東北の瓦礫の受け入れの問題です。和歌山県が消極姿勢なことに対して不満の意見です。和歌山県は昨年の台風12号被害の時に東北の方々を初め全国からの支援をいただきました。助けてもらったのに、助けないというのは問題だとする指摘です。国から受け入れの要請のある瓦礫は放射線レベルが低いもので、問題がないレベルであることを国が確認するということですから和歌山県でも受け入れをすべきであるという意見です。
但し、県内のゴミ処理施設の受け入れ姿勢が不足しているという認識に対して、「台風12号被害への対応があるので理由は分かる」として、それならば「受け入れの意思はあるものの物理的に県内で対応できないことを県民に訴えて欲しい」という意見がありました。
そうしないと県の消極姿勢は自分勝手の印象があり納得できないというものです。是非、県当局に知って欲しいという要望です。対応します。
もうひとつは女性にとって県庁は敷居が高いという意見です。県政に対して意見や要望をしようと思っても、県庁に知人がない人が大半であり、意見を言いたくでも組織が大きすぎて言いたいことが言えないというものです。そこで県民女性からの要望を受けてくれる窓口を組織して欲しいこと。加えて担当者と責任者に女性を配置して欲しいというものです。そうすれば県政により多くの女性の意見を反映できますし、県庁が身近になるという意見です。これも問題提起いたします。
同級生のカフェに立ち寄りました。ここで加太にある「ひいなの湯」の話に展開しました。ひいなの湯は温泉があり、女性向けの企画を中心にしたおもてなしでお客さんからの評判が良いのです。
話題は今日の「若女将の日記」の内容になりました。新人4人を迎えて育てようとする気持ちと社会人として持って欲しい心構えを伝えてくれています。とても素晴らしい内容だったので「ひいなの湯」を褒め合いました。
特に印象的な部分は、次の箇所です。「してもらう幸せ、自分でできるようになった幸せ、人にしてあげる幸せ。「してあげる幸せ」は三つの幸せの中でも最高の幸せです。人がしてほしいことをしてあげれば喜ばれます。そんな人は頼りにされます。自分の身体と時間を使って何かをして差し上げる、相手の喜びを我が喜びとする。これが自分が幸せになる一番の近道なのです」という部分です。
ここにいない人を褒め合うのは変な感じですが、この私達の気持ちは伝染すると思います。和歌山市内に十分におもてなしをしてくれる場所があることを嬉しく思っています。
市内のお医者さんを訪ねました。知識と経験のある人生の先輩から聞かせてもらう話は宝物となります。先輩方のこれまでの取り組みは、教えてもらっている立場の人にとって全て参考になります。
ひとつ。有史上、和歌山市が津波に襲われたことはないという指摘がありました。「和歌山市は地形的に津波が内部まで侵入してこないように思う。その証拠として過去からの文献や資料に和歌山市が津波被害を受けたという記録はない筈です」という話です。県内でも水害に遭った地域では記録が残されていますが、和歌山市には存在していないということです。調査してみますが、もしそうであれば、和歌山市における津波対策の考えにも影響がありそうです。
もうひとつが外国への研修活動についてです。和歌山市内の一部の中学校では約30年前から夏休みを活用して米国への研修制度を取り入れています。これまで数多くの生徒を送り出してきました。今年の夏休みにも米国への研修が計画されています。対象の中学校からは今年も参加する予定になっています。ところが対象中学校を和歌山市内全域に拡大したのですが、今年研修に参加するのは従来からの中学校だけです。拡大したものの参加する生徒はこれまでの中学校の生徒だけになっています。これが継続の力です。夏休みに研修に参加した学校の先輩の姿を見てきた生徒は、それに憧れ自分も参加しようと思う場合もありますし、米国への研修が身近なこととして感じられる環境にあるのです。
もしかしたら親が中学校の時代に米国研修に参加した経験があるかも知れません。こうして毎年継続して実施することが地域力となるのです。
このような活動を続けている先輩のこれまでの経験と実行力は素晴らしいものがあります。どれもこれも役立つ話ばかりです。ありがとうございました。
和歌山市にあるYMCAの会合に参加しました。今回参加したのは「健康食品。かんぶつスイーツのお話し」があったからです。野田智也さんが制作したかんぶつスイーツを味わいました。このスイーツはひじきを原材料にしているもので、食するとひじきっぽいのですが、やや甘みを抑えた食感です。甘みの押さえたひじきと言っても伝わりませんが、ひじきのスポンジのような感覚です。
添加物が無く栄養価が高いのが乾物の特徴です。しかし最近は乾物を食べる機会が減少しているように思います。生鮮食品が多くなり、乾物は余り食べていないような気がします。ところが生鮮物よりも栄養価が高く健康食品としてもお勧めできるものなのです。
ところが乾物のイメージは、古くて調理に手間がかかる存在、地味な存在というものがあります。ところが乾物は旨味のある日本食なのです。従来の食べ方の他にもスイーツとして商品化することで若い世代への認知度を高め、食べてもらい易い乾物に仕上げています。和歌山県の食材を使ったかんぶつスイーツ。是非とも食して下さい。
かんぶつスイーツを企画した基本は、食べる喜び、笑顔、健康の循環になっています。健康の循環を自分のものにしたいものです。