活動報告・レポート
2012年4月11日(水)
竣工式典
観光学部

和歌山大学観光学部を訪問しました。平成23年度に完成した紀州材を使用した校舎は、今も木の香りがしています。観光学部長と懇談する時間をいただきました。観光学部生のインターンシップや実体験に基づく観光への取り組み実習などについて議論を行いました。

関西広域連合としては、和歌山大学観光学部の博士課程を新設しようとする要望を国にする予定です。歴史と文化のある和歌山県と観光学は相性が良いので、もっと協働できるしくみを考えたいと思います。大学と行政、そして民間とのこれからの活動展開に期待しています。

竣工式典

大変お世話になっている社長が新工場を建設していましたが、いよいよ完成し、本日竣工式典が執り行われました。お招きをいただき式典に参加しました。強い雨風でしたが、大きな工場内はその影響はなく、神事は厳かで、そしてこれから始まる新工場への期待が溢れる式典となりました。場所は和歌山県紀の川市ですから、新工場を県内に立地してくれたことは有り難いことです。多くの企業が投資を控える現状がある中、将来に向けた投資をしてくれたこと、雇用を拡大してくれたことなど、和歌山県にとって嬉しいことです。

そして新しい工場が竣工する過程には、多くの人の関わりと支援している人が多いことに気付かされます。その一人が欠けても立派に竣工することはできません。新工場は関わりのある全ての人の協力の賜物であり、これからも多くの人と関わりを持ち飛躍して欲しいところです。新工場の竣工、本当におめでとうございます。

ライオンズクラブ例会

和歌山ゴールドライオンズクラブ選挙例会が開催されました。選挙例会とは7月から始まる新年度の役員体制を決める例会のことです。ライオンズクラブの会計年度は7月から翌年の6月までです。そのため二ヶ月近く前に新年度の役員指名とそれに伴う選挙が行われます。私は新年度から会長を務めることになりました。新年度となる平成24年度は和歌山ゴールドライオンズクラブ結成10周年を迎えることから記念式典も予定しています。会員の皆さんの協力を得て、盛り上げを図りたいと考えています。

ところで会員のKさんから手記を拝見しました。タイトルは「癌との闘いを綴る。負けるものか、三個目の肺癌と向き合う」です。昨年、健診で肺癌が見つかり現在治療中となっています。これまでの癌との闘いの記録を手記としてまとめたものをいただいたものです。冒頭から生命について考えさせられる文面でした。冒頭部分を少し引用します。

「今まで、多くの友を見送り、求められれば弔辞を奉呈してきた。その度に別離の悲しさと共に、人生の儚さにしばしば時を忘れたものだ。さて、今回は人様の死を考えるのではなく、自分自身の終焉を、現実の問題として直視することになったのである」という出だしです。生きていることの素晴らしさと死に直面した時の覚悟について思いを巡らせました。今の私には想像もできませんが、きっと人生の終焉を迎える時には、同じような気持ちになると思います。

そして手記の途中からも一部引用します。

「手術が実施された。その日の日記の一節に「昨日まで笑って話し合っていた家族も友人も、永遠の別れになるかも知れない。何時かはきつと訪れる日が、明日になるかも知れない。辛く悲しいことだが、それが現実というものだろう。私は今迄の人生、生かしていただいたことに感謝し、名残りを惜しみつつ一人旅立つ」と書いている」と記されています。

誰にでも訪れる時ですが、自分に順番が回ってくるとは誰も思っていないのです。しかし確実に順番は巡ってきます。その時、どんな気持ちになるのか分かりません。覚悟を持てているのか、それとも悪あがきをするのか、いずれにしても生きたいという欲望が溢れ出ると思います。Kさんの生き様、そして10周年記念式典実行委員長としての役割を通じて生き様を教えようとしてくれている人生の先輩の手記に心を打たれました。

「10周年を終えるまで引き受けた仕事は全力でやり遂げます。10周年が終わった時には、実行委員長の肩書きも氏名も消えているかも知れません」という冗談を言って笑わせてくれましたが、そんなことはありません。ずっと活動を共にしたいと思っています。

これからの一年、一緒に仕事を通じて生き様を学ばせていただきます。人として何が大切なのか、分かるような気がしています。

視察

和歌山市内へ進出を検討してくれている企業をお迎えしました。激しい雨と風の中、現地視察は大変でしたが、実際に見てもらって気付いたこともあったようです。激しい雨と風で長時間現場視察ができなかったため、現場視察を終えた後、市内某所の会議室で協議を行いました。本社で立地の可能性の検討を行い、早急に進出の可否について結論を出して回答するということでした。和歌山県に新規の投資が生まれることを期待しています。