活動報告・レポート
2012年4月3日(火)
河川視察
河川視察

朝から大荒れの天候です、強い風と激しい雨で和歌山市内でも警戒の呼び掛けがありました。そんな中、和歌山市内の和田川堤防の現場調査に入りました。要望があった堤防下の水路に土砂が落ち溜まっている状態になっている現場の調査を行ったものです。

和田川の堤防を歩いて現場に向かいましたが、強い風で堤防上の道路から押し出されそうになるなど、歩くだけでも大変でした。さした傘が折れた人もいる中で現場調査と今後の方向性の打ち合わせを行いました。

この水路に土砂が溜まっているのは、平成23年に和田川の堤防の護岸改修を行ったのですが、その時に水路側、つまり川の内側と反対側の斜面に工事で取り除いた土を置いたことも一因となっているようです。固まっていない土が雨や風の影響で水路に落ち、半年の間にかなりの量が溜まっているのです。

水路管理は地元で水路を使用している人達で実施するものなので、これまでも何度も水路の土を取り除く作業をしていました。しかし限りがなく、農業に携わっている方々が高齢化していることから、毎回の除去作業は厳しい環境になっています。そのため二級河川管理者としての県への要望を行うものです。水路の土砂は田圃の土ではなくて、河川の斜面の土が落ちてくることが主な原因なので河川の管理者としての立場で協力して欲しいというものです。

溜まっている土の深さや距離などを測定するなど、雨風が強い中での確認作業は進みました。定期的に水路に溜まっている土砂の除去などの要望を行い、現地を解散しました。

コスモパーク加太

和歌山市内のコスモパーク加太での再生可能エネルギーの事業展開に関して打ち合わせを行いました。本日記者発表がありましたが、この場所でメガソーラー事業を行うのは、トヨタ自動車の子会社であるトヨタタービンアンドシステムと、住宅リフォーム施工を行うウエストホールディングスの共同体です。メガソーラーは約28,000m2の用地に太陽光発電パネルを8,333枚設置するもので、発電出力は約2メガワットの計画です。

今回は傾斜地を利用するため、1m2当たりの賃料は年間50円、総額140万円となっています。あくまでも傾斜地のため安価な賃貸借料金となっています。

このように和歌山県内で初めてのメガソーラー計画が発表されました。県内には他にも用地があるため協議を行い、これからの動きに注目しています。

福祉の問題

和歌山県内で福祉事業者による不祥事が続いています。和歌山県の福祉行政はどうなっているのかという意見を多数伺っています。しかし全ての事業者が不正や虐待を働いているものではなく、しっかりと仕事をしている事業者にとって不適切な事業者の存在は迷惑な話なのです。そこで訪問介護事業者協議会が発足していることから、勉強会への参加をお願いしました。真面目に福祉事業に取り組んでいる皆さんが、協議会を立ち上げたもので、福祉事業者が不正を防止することを目指した活動を考えているようです。不正をするつもりがなくても誤った事務処理や会計処理を行ってしまうと、結果として故意に不正処理をしたと看做されることもありますから、お互いに研鑽しようというものです。

多くの皆さんの参加を呼び掛けているので、和歌山県内の福祉の仕事を、他府県に誇れるような質の高いものにするためにも参加したいと考えています。

再生可能エネルギー

民間の方から再生可能エネルギーに関する問い合わせがあったので、本日約束通りに打ち合わせの機会を持ちました。和歌山県は太陽光発電や風力発電の適地なので、主としてもっと進めてもらいたいという意見です。民有地にも適していると考えられる用地があるので活用を図って欲しいという依頼もありました。

皆さんのエネルギー問題への関心が高まっていて、関心を持ってもらえることは有り難いことです。私達が消費しているエネルギーを考えることは大事なことなので、新しい動きに関して動向を注視しています。