活動報告・レポート
2012年3月28日(水)
消防功労者表彰式
義援金

先週も話し合いをした和歌山市内の方と県庁を伺いました。台風12号被害に対する義援金100万円を贈ってくれました。個人でこの金額の義援金は大きすぎるので、「大丈夫ですか」と確認してきましたが、「決めた事ですから」と義援金を届けてくれました。福祉保健部長に手交して懇談の時間をいただきました。

今回義援金を贈ってくれたのは、台風12号からの復興に関わる特別番組で私が台風からの復興の話をしているところを観てくれたことがきっかけになっています。偶然テレビを観て「これは支援をしなければならない」と思って今日に至ったのです。

今日の感想として「和歌山県が台風12号被害からの復興に立ち向かおうとしている中、県民の一人として何か支援をしたいと思っていました。そうした中、片桐さんがテレビでみんなの力で復興に立ち向かうことを話していたので触発されました。知らない人が呼び掛けていても心は動かなかったと思いますが、片桐さんの言葉で義援金を決意しました。今まで何かをしなければと思っていた不安定な気持ちがすっきりしました。義援金を届けたことで心が晴れた感じがしています」と話してくれたのです。

お礼を言うのはこちらの方です。多額の義援金を届けてくれたことに深く感謝しています。そしてこの温かい気持ちが和歌山県を復興に向かわせる力になると確信しています。 今日の義援金は単なる義援金ではなくて、復興の役に立ちたいと考えて捻出してくれた大切なお金です。責任を持って復興のために大切に使って欲しいものです。

今日の日を本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

消防功労者表彰式

平成23年度和歌山県消防功労者定例表彰式が和歌山市民会館で開催されました。東南海・南海地震等対策特別委員会副委員長として出席させていただきました。晴れの表彰を受けた皆さんに心から敬意を表します。この功労者表彰を受賞するには、長年に及ぶ消防団などの活動が前提条件となります。簡単に受賞できるものではないのです。

晴れの舞台に向けて精励してきた皆さんの緊張した顔が特別の舞台であることを教えてくれます。消防行政に携わり、尽力されてきた皆さんの功績に感謝し、これからも地域の安全のために力を貸してくれることを期待しています。今日の受賞、本当におめでとうございます。

景気

和歌山市内の飲食店の景気の話を伺いました。今までも、そして毎年のように景気が良くないという言葉は聞いていますが、今回のお客さんの落ち込みは「本当に景気が悪い」と言えるようです。今までの景気が悪い話は、これから上を向いてくれる少しの期待感があり、またこれまで危機を乗り越えてきた経験から、何とかなるという気持ちもあったようですが、今年の不景気は「もう底に辿り着いたようで、何ともならない感じがある」ようです。もうこれ以上落ち込むと持ち堪えられないという状況です。

今までの商売に携わってきた経験からして、最も景気が良くないそうです。和歌山県に望むことは「人が街中に溢れさせて欲しい」ということだけだと話してくれました。何よりも人が街に出ること。そのためには所得上昇、仕事の確保などの対策を講じることです。

所得が減少することや、仮に今は減少していなくても将来、可処分所得が減少すると思う気持ちがあれば、人はお金を使いません。現在よりも将来に備えて貯金しようと思うのは当然のことです。そんな循環が続いているのに、更に消費税増や所得税増、年金支給額の減少などが議論されています。益々、消費者心理を冷え込ませています。

所得増加、将来への希望が消費を増やすために必要なことです。和歌山県に欠けているものがそれで、何としても限られてはいますが経済対策に取り組みたいものです。

建設の仕事

建設関係の方と話をしました。和歌山県内での建設工事などの仕事は少なく、来年度の新しい見込み物件も出てこない状態です。小さな物件でも競争に入りますから、建設単価が更に減少し経営が苦しくなっています。仕事を取っても予算の追加はないので、仕上げるまでに苦しみが続くと話してくれました。

仕事が少ない、あっても利益が出ない状況の和歌山県の建設業界です。企業努力だけでは中々解決できない問題が横たわっています。