公立学校での英語教育に関して、楽しい意見交換を行いました。意見交換を行ったのは平成24年2月議会の一般質問を聞いてくれていた方で、「とても良い内容で英語教育の推進に賛同しています」という切り出しでした。この方のご子息は現在大学生でカナダに留学しています。勿論、大学の授業を受けていることから英語力はあります。平成23年の末から家族でカナダに行ってきたようです。子どもが留学をしている間に、家族でその国に行くことは素敵な経験です。そこで子どもは英語ができて、しかも、当たり前の事ですが左ハンドルの車で右車線を簡単に走ったのです。それには両親が驚き、「やはり留学経験は大切なこと」だと痛感したのです。
英語力もそうですが、自分で経験を積み重ねて逞しくなっているからです。日本にいると自分の力で切り拓く力の必要性は芽生えてきません。しかし頼るものがいない国に行くと、しっかりとしてくるのです。そして英語力が向上するのですから、良い留学経験をしています。
さて今の大人は英語ができなくても良いと思います。今の立場で外国と接点のない人はこれからも英語を使って外国と交渉をする仕事の依頼は来ないと思うからです。しかし15歳の子どもはそうは行きません。15歳の子どもも40年後には55歳になっています。40年後の社会は今と同じではありません。恐らく母国語と同じように世界語となっている英語を使うようになっていると思います。日本語と英語を使える日本人が当たり前の社会になっているとすれば、和歌山県で公教育を受けた人だけが英語ができないのでは済まされません。社会で生きていく力が備わっていないと看做されます。
今の大人と同じレベルの英語力で良い筈はないのです。英語はできて当たり前の社会になっていると思いますから、その中で英語が出来ない大人がいてはならないのです。ですから今から英語教育を強化すべきです。
教室で楽しい英語を学び、失敗しても笑える教室にしたいものです。楽しみの中から学びがあります。受験英語ではなくて英語圏の人とコミュニケーションが図れる手段としての英語は楽しい筈です。そんな楽しい英語の授業を導入している和歌山市ですから、これからも継続した外国語教育を進めて欲しいものです。
外国への旅行を想像すると英語を学ぶ意欲がでてきます。飛行機を降りた後で入国審査を受けている場面、空港からタクシーでダウンタウンに向かっている場面、そしてホテルへのチェックインと観光地巡り、国際免許を取っているので自動車の運転もしている自分を想像すると、それを実現させたいと思うものです。
マクドナルドでは英語を使い、レンタカーを借りて運転している場面を思い描くと、それが実現するような気持ちになります。そんな英語の授業ができたら良いのです。
また国際交流科のある高校では留学経験のある生徒がいます。昼休みの時間に放送施設を利用して英語で放送してもらえると、同級生が英語を話しているのを聞いて自分も英語を学びたいと思う生徒もいる筈です。
また保護者が学校で集まって英語教室を実施するのも楽しい企画です。生徒にだけ英語を話しなさいと言うのではなくて、大人も英語を学んだら良いのです。英語を通じて家庭環境がより良くなるかも知れません。
「とにかく楽しい英語の授業を取り入れましょうよ」と弾んだ声で意見を述べてくれました。今のままで良い訳がない。それが答えですから外国語教育にもっと力を入れたいものです。小学校から始めた英語は高校卒業時には話せる英語として自分の武器になっている。そんな和歌山県の公教育でありたいものです。
台風12号被害に対する義援金の申し出をいただいている方に会って来ました。義援金をしようと思ったのは、「片桐さんがテレビで台風12号への義援金を呼び掛けている番組を見たからです。素晴らしい言葉で訴えていたので心が動きました」ということなのです。
チャンネルを回していると、偶然、テレビ和歌山の台風12号からの復旧の特別番組が映り、そこに私が登場していた場面を見てくれたのです。知らない議員が話をしていたとしたら、その特別番組は飛ばして見なかったようですが、私が出ていたので最後まで見てくれたのです。
そして復旧に向けた活動について話した言葉に感動してくれ、何かお役に立ちたいと思い連絡をくれました。義援金は100万円です。とても大きな金銭的支援です。
「それは金額が大きすぎますよ」と話したのですが、「大丈夫です。片桐さんが話していることに共鳴しただけです。それに妻とも話しをして、もう100万円の義援金を出すと決めています」とはっきりと話してくれました。
言葉に心が動かされて何かをしようと考え、そして行動に移すことは簡単な様で簡単ではありません。思っていることや言葉にしたことを自ら実践できる人は少ないのが現実です。まして100万円の義援金を決意してくれたことに感謝の気持ちがいっぱいですし、台風12号被害からの復旧の特別番組での発言を聞いたことが動機付けになっていることも嬉しいことです。
「お金は持っていないけれど、気持ちは持っています」と語ってくれたように、ひっそりと義援金をしてくれることになりました。「決して名前を出したりしないで下さいね。気持ちだけですから」と約束をして来週、一緒に県庁に行くことを予定しています。
このように、皆さんの心に春が訪れることを願っています。
大災害や津波に備え水道水圧エネルギーを利用して、防水扉や防水板を設置する方法の提言があります。関係者と話し合いの機会を持ち、伺うことにしています。
現在、水道水圧エネルギーは無駄に捨てられています。これを動力として活用すれば燃料費は無料で二酸化炭素も発生しません。大災害で停電した場合も遠隔操作などの利用が可能で、水門操作などの防災対策として活用が図れます。水道水圧は近くにありながら使われていないエネルギーとして利用価値はあるのです。
また津波に関わる法律では、水門などを自動的に閉鎖することが地方自治体の防災対策として求められています。これは東日本大震災発生時に、消防団員や消防署員の方々が手動で水門を閉じようと現場に向かったことから尊い生命を失った苦い経験から、自動化を義務付けようとしているものです。
平成24年度にこの取り組みに着手するところは少ないと思いますが、遅くとも平成25年度には水門の自動閉鎖に取り掛かりたいものです。そこに暮らす人の生命と財産を守ることが、地方自治体がとして果たすべき最大の役割です。
関係する皆さんと、そんな話し合いを続けました。早く水門の自動閉鎖が実現するように取り組みます。
- 朝から簡易な健康診断を受けました。血液検査などを行い身体に異常がないかどうかを確認するためです。
- 県工業団地内の会社が、新工場建設に伴う工業用水の引き込みに関しての協議を行いました。水道事業は和歌山市の事業なので市との協議が必要です。残念なことにこの工業団地は給水地区ではないので、市が水道敷設の責務を負う場所ではないのです。企業が負担することが原則となります。しかし工場新設による経済効果や雇用の増大などの利点があり、工業用水が引き込めないために計画を中止することは地域発展のためには、非常にもったいないことです。何とか対応できないものか協議を続けます。
- 信用保証協会を訪ねて、昨今の経済状況に関して話をしました。貸したいけれども不良債権になるリスクは負えないので、常に難しい判断に迫られています。厳しい経済事情であることを再認識しました。
- 大店法について確認してきました。大型店舗が計画されると大店法に基づいた設計をすることになります。計画で示されている数字に問題がなければ公開縦覧の後、県が出店を認めることになります。大抵の場合、同時に建築確認申請を出す準備をしていることから、計画の進む速度は以外と速いのです。また大店法も建築確認申請も地元の合意は必要事項ではないので、出店計画に問題がなければ原則、出店することになります。地元の同意はどの程度にするのかは事業者に任せられることになるのです。ここに問題はあるのですが法的には問題がなく計画を止める規制はないのが現状です。