活動報告・レポート
2012年3月10日(土)
県議会報告会
訪問活動

午前9時30分にスタートした訪問活動は午後5時まで実施しました。予定していた全ての皆さんの自宅を訪問することができました。寒い一日でしたが皆さんに感謝しています。

Tさんは「片桐さんが来てくれたので起きました」と、体調が良くなかったのに玄関先まで出てきてくれました。とても具合が良くない様子でしたが迎えてくれました。このことだけ感謝の気持ちでいっぱいです。早く良くなって下さい。

Hさんの実家は新宮市なので、平成23年9月の台風12号の被害に遭いました。今でも週に一度は実家に戻り対応しています。明日も新宮に行く予定となっています。災害に遭遇した経験から「和歌山市内のこの地域の防災マップが欲しい」と要望がありました。

和歌山市内の場合、「各地域毎に作成した防災マップを全戸配布している筈ですよ」と答えましたが、届けられていないようです。災害への備えは和歌山市民の皆さんの大きな関心事です。大切な防災マップが届けられていないことは問題なので対応します。

また別の人からも和歌山市内の防災マップに関して問い合わせがありました。ここでは配布してもらっていますが、「とても見難いのでどこに逃げたら良いのか分からない」というものでした。高齢者にとって文字が小さいこと、情報量が多すぎて避難場所や津波高が把握できないことが見難い原因です。

平成24年7月には、和歌山県内における東南海・南海地震の新たな被害想定が国から出されると聞いています。皆さんの見難いという意見を取り入れて改善を図るように所管と協議をする予定です。

訪問させてもらった約50人の皆さんに深く感謝しています。

写真展、絵画展

葵会結成50周年を記念しての写真展と絵画展が開催されています。訪問活動の合間のお昼の時間を利用して会場に行ってきました。会場の壁いっぱいに掛けられた作品が迎え入れてくれました。会員の皆さんから寄せられた写真と絵画は力作揃いで、この展示会のために創作している過程が分かりました。作者の方から作品の解説をいただいたことから分かるものです。

一枚の写真に込められた思いや主題は、作者にとっての追求している大きなテーマであり、作品で訴えたいことが凝縮されています。一枚の写真を撮影するのに何時間もシャッターチャンスを待っていたり、同じ場面の撮影においても露出を変えて撮影したりと、工夫を凝らしています。そんな取り組みの結果が作品展に出展する仕上がりとなるのです。動作を停めた写真、動作を更に動きのあるものに仕上げた作品など、作者の狙いに応じた構図や色彩があります。作者の思いを知ると作品の味わい方も違います。作品の背景をすることで深みが感じられました。

また先日、お亡くなりになったSさんの写真も展示されていました。楽しみに待っていた作品展を迎えることができませんでしたが、家族の協力があり写真作品が飾られていました。タイトルは「春を待つ」でした。冬の空模様の中の小枝にいる蓑虫が、静かに春を待ち望んでいる様子がありました。静かで動きのない蓑虫が春の到来を信じて冬を耐えている感動が伝わってきました。春の直前は寒く感じるものです。この時期を耐え抜けたものだけが、新しい季節を迎えることができます。そんな生命力の尊さと静の中に宿る力強さを感じました。

そしてSさんが迎えたかった平成24年の春が、もう直ぐ到来とようとしていることが悲しみを増幅させています。残念ながらSさんの春はありませんが、Sさんの思いや伝えたかったことは受け取れました。蓑虫が春を信じて冬を耐えているように、生のある私達には新しい春が訪れます。巡ってくるたった一度の季節を大切に、そして全力で生きたいものです。

マスターズ陸上総会

和歌山市内でマスターズ陸上の総会が開催されました。今まで和歌山市にあった本部を東京に移転させることになりました。マスターズ陸上は今から32年前に和歌山県で発足しました。これまでの間、和歌山市に本部を置いて競技の普及に努めてきたのですが、更なる発展を目指して本部が東京に移転することになりました。厳しい経済環境の中にあって、地方都市に本部を設置するよりも東京に設置する方が、活動を発展させることが可能だからです。少し寂しい思いがありますがマスターズ陸上が発展するように願っています。

但し、会長は引き続いて鴻池会長が続投することになりました。鴻池会長には和歌山マスターズ陸上と全国のマスターズ陸上の会長を兼務することになり、和歌山県と東京との往復する必要が生じましたが、持ち前の馬力で乗り切ってくれることだと確信しています。

益々のご活躍を記念して祝福しました。そんな大切に総会に招待してもらったことに感謝しています。

県議会報告会

午後7時から9時まで県議会報告会を開催しました。主催場所の地域の皆さんに集まっていただいたことに感謝しています。そして皆さんが私の県議会報告会を楽しみに待ってくれていることを嬉しく思います。今日も「とても楽しみにしていました」、「この報告会に参加するために仕事を終えてきました」という声を頂戴しました。とても有り難いことです。

本日の報告内容は平成24年2月議会での一般質問の解説を行いました。主に和歌山南インターチェンジと国際人育成教育について取り上げました。

和歌山南インターチェンジは決定したものではありませんが、地元の期待は高まっていることを感じています。このような地域にとっての大きな問題は行政主導も必要ですが、地元の意見を聞くこと、そして意見や要望を可能な限り取り入れることが大切です。まちづくりの主役は市民の皆さんだからです。和歌山市は計画を進めたいと考えていますから、進めるのに賛成であれば、今の計画案に付加して欲しいことを要望することが地元の意見を反映させるために必要なことです。

和歌山県の意見が全てではありません。和歌山市の計画が全てではありません。地元を中心とした私達の意見を反映させた計画にすることが大切なことのです。そんな思いを今回の一般質問でさせてもらった訳ですが、これからも計画の進展に応じて地元の皆さんの意見を聞きたいと考えています。