活動報告・レポート
2012年3月5日(月)
一般質問二日目
一般質問二日目

県議会定例会は一般質問二日目を迎えました。平成24年度の県政に関わる重要な課題について議論が交わされています。知事の政治姿勢、安心安全の政策、公共インフラ整備、津波対策やがん対策など真剣な議論となっています。県と県議会が共に和歌山県の課題に対応していく姿勢を持ちながら定例会が進んでいます。

まちづくりに関しては、市民の皆さんは行政機関と比較して情報量が少ないので、まちづくりのプロである行政の専門家が入っての市民活動が必要なことも示されました。また高速道路の整備に関しては津波対策として有効なものであり、高速出入り口の設置や防災機能の役割を果てしてくれるものであることの答弁がありました。高速道路は生活、物流や観光だけではなくて大災害発生時に対応する道路としての機能が重要視されています。平成23年9月に和歌山県で発生した台風12号の被害を受けた時でも高速道路は無傷で、物資の輸送や人の応援のために効果を発揮してくれました。そんな非常時における高速道路への侵入路の必要性も感じられます。この辺りに関しては、今回の一般質問で和歌山南インターチェンジの設置の項目で質疑を行う予定です。

また和歌山県証紙の紛失、横領事件に関しての質疑もありました。大きな社会問題となっていますが、この点に関して代表監査委員からは毅然とした態度で県の業務のチェック体制の甘さの指摘、そして監査業務の対応の甘さの反省の弁がありました。聞いていて素晴らしい答弁だったと感じました。県の振興局への監査は毎年、秋口から年末に掛けて行っているのですが、平成23年に関しては西牟婁振興局を初めとする被害を受けた地域を所管している局の監査は、異例ですが帳票だけの監査となっていました。本来であれば現地に監査局員が出向いて帳票と現物の照合などを行うのですが、それが出来ていませんでした。事情を考えると振興局に行けなかったことは納得できますが、それが今回の紛失と横領事件を見逃してしまったことにつながります。これからの体制強化を図り、二度と事件を起こさないようにする意気込みを感じました。気持ちの入った迫力のある答弁でした。

福祉の問題

和歌山県内の福祉施設での虐待が発生している報道が続いています。心配する声があり、実態の調査の必要性や実態を知って欲しいという依頼まで来ています。報道されているのはほんの一角で、「福祉施設内での虐待はもっとあります」という意見もいただき、調査に来て下さいという意見もありました。現場実態は分かりませんが、議会を終えた日程で現場を見たいと考えています。

通告

教育委員会と産業政策に関して、一般質問の打ち合わせを行いました。最終的な質疑の打ち合わせは明日、行うことにしています。

そして本日、議長宛てに一般質問の通告を行いました。

  1. 仮称、和歌山南インターチェンジについて
    • 仮称、和歌山南インターチェンジの考え方について
    • 付近の県道の渋滞緩和策について
    • 同インターチェンジにつながる都市計画道路の整備について
  2. 再生可能エネルギーへの取り組みについて
    • 南紀白浜空港旧滑走路の利用計画に関わる問題について
    • メガソーラーについて
    • 県内のメガソーラー候補地の状況について
    • 県の支援体制について
    • メガソーラー誘致を希望する土地所有者について
    • 産業技術・エネルギー振興事業について
  3. 国際人育成教育について
    • 国際人教育に関する視察の所感について
    • 国際人育成プロジェクトの考え方について
    • 県内で国際科のある高校の実績と比較、成果が期待できる取り組みについて
    • 教育への投資について
    • 小学校での外国語活動の成果と評価について

以上の内容を通告しました。