活動報告・レポート
2012年2月22日(水)
県議会開会
県議会開会

平成24年2月県議会定例会が開会となりました。開会初日は知事の所信表明があり、また平成24年度当初予算案が提案される緊張の一日となりました。毎年のことですが当初予算議会は大切な皆さんから預かっている県税と、県土発展のための政策について議論をしますからとても大切な議会だと認識し臨んでいます。今回も台風12号災害からの復興や東海・東南海・南海地震への対応を初めとする重要な施策について議論を交わすことになります。3月16日の閉会まで全力で臨みます。

さて知事の所信表明からです。社会経済情勢への対応について、産業活性化対策、雇用機会の拡大を初めとする取り組みが中心となります。そして冬季の電力不足のへの対応に関しても節電の呼びかけを行うことにしています。

大災害への備えに関しては、災害に強いまちづくり、学校における実践的な防災教育の導入、津波防災教育センターの充実を図ることになります。 そして文教委員会にも関係する項目では未来を担う人材の育成と地域の再生力が掲げられています。国際人の育成に本格的に取り組むこととしており、世界で活躍できる人材を育成するために、英語力の向上に向けた実践的な授業を本格的に実施することになっている点に注目です。

そして当初予算案です。一般会計で約5,747億円となっています。この予算額は平成23年度と比較して5.9パーセントの増加となっています。台風12号からの復旧と復興、そして国体関連施設の整備などを含む投資的経費が含まれています。これらの投資的経費は約1,269億円で、平成23年度との比較では20.3パーセントの増加となっています。必要な対策の必要な予算は確保することになっています。

以上が知事の所信表明から読み取った関心事項です。これらを初めとする政策と予算について審議することになります。

そして一般質問の通告を行いました。一般質問予定は平成24年3月7日、水曜日の予定です。当日の質問の順番は未確定ですが、是非とも皆さん共お誘い合わせの上、議場にお越し下さい、大歓迎です。

そして一般質問で予定している諮問項目は次の通りです。

和歌山南インターチェンジ計画について。新エネルギーの取り組みについて。旧白浜空港跡地利用計画について。世界に通用する国際人の育成教育について考えています。

これからの当局との議論の中で絞り込む場合、または新たな質問を追加することもありますが、今日時点では以上の項目を考えています。

和歌山南インターチェンジ計画は和歌山市東部に新しい高速道路のインターチェンジを設置しようとする計画です。地元の期待感もありますし、必要と考える理由がありますので、知事の考え方を確認したいと考えています。新エネルギーに関しては関西広域連合で、原子力発電所の情報連絡とエネルギー対策の促進に関する協定が進められていることから、和歌山県としての考え方について議論を交わします。

旧白浜空港跡地利用に関しては、先日、事業化を希望する事業者が現れました。白浜町を中心とした紀南地域の活性化と雇用確保を図る興味深い計画です。ただ和歌山県としての利用計画があるとすれば整合性が取れるものかどうかについて質す考えです。

そして世界に通用する国際人の育成教育についてです。これは文教委員会の視察で沖縄県立球陽高校の国際人育成教育の現場を視察してきた結果から、質問をすることにしています。視察の成果を和歌山県の英語教育に反映させたいと強く考えています。沖縄県の実践的な英語教育に強い刺激を受けたので、和歌山県との差、これからの取り組みと裏づけとなる予算措置について議論を行います。今までの国際人育成は掛け声だけで終わっているように感じていますから、そんなことがないかどうかしっかりと議論を交わします。

議会の合間に議会運営委員会とクラブ会合を行いました。議会改革に関して通年議会の開催や出張議会のあり方についても意見が交わされています。私からは県議会便りの改善をお願いしました。一般質問の内容が掲載されていますが、質問者の氏名が書かれていないため、誰の一般質問なのか分からないのです。質問者を明記することで誰がその一般質問をしたのかが明確になりますし、質問者が責任を持つことができます。是非とも改善を図りたいと考えています。

献血例会

和歌山ゴールドライオンズクラブによる献血例会が開催されました。寒い中ですが、血液が不足している状況が続いています。皆さんに献血を呼び掛けました。私は毎回献血を行っているのですが、前回の献血からの経過日数が足りないため、今日は献血が出来ませんでした。次回は血液を提供したいと考えています。

介護について

平成24年度から介護制度が変わります。と言っても毎年のように制度は変わっているのですが、制度の変更は介護事業者の経営にとって大変重要な意味を持ちます。誤りのない認識を持っていただくための説明が必要です。まだ十分な説明ができていないので、これからの取り組みになります。

またバリアフリー観光の考え方について議論を交わしました。和歌山県内でバリアフリー観光を実践している事業者は少ないと思います。認識されていませんが、他府県では介護施設に入所している皆さんも、旅行に行きたいという希望を持っている人が多いのです。

そのためには観光地のユニバーサルデザイン化、観光地のホテルや旅館のユニバーサルデザイン化、観光地へのトイレの設置などが必要です。和歌山市内を眺めると、他府県で実施しているレベルでのバリアフリー観光に十分対応できる観光地はありません。残念な事ですが、事業者から見て極めて脆弱であると判断されています。そのため本格的なバリアフリー観光の事業者は和歌山県内にありませんし、観光に訪れる対象となっていません。

他の府県の観光地は全ての人に優しい作りになっているところが多いのです。和歌山県も全ての人が訪れてくれるような観光地を目指したいものです。

 
その他
  • 夜は通夜式のお手伝いを行いました。いつの時も突然のお別れは寂しいものですが、皆さん共、温かい気持ちでお参りしてくれました。夜、温かい雨が降っていました。
  • 和歌山南インターチェンジに関しての意見交換を行いました。地元からの期待はありますし、和歌山市東部発展のために必要な計画だと考えています。これから一般質問の作成に入ります。
  • 和歌山市中心市街地活性化計画について確認しました。和歌山市では5年計画で実施してきた和歌山市中心市街地活性化基本計画の最終年度を迎えています。平成23年度末が計画の終了年度となりますから結果の総括が待たれるところです。そして平成24年度からも街中の活性化を図る取り組みは継続されますが、その考え方、どこの地域が対象となるのかなどに関して確認しました。JR和歌山駅東口付近の活性化に関する考え方についても当局に述べ、改めて計画案について説明することにしました。