平成27年に開催予定の紀の国わかやま国体。二順目国体ですが、この中で馬術競技については開催地が決まっていません。開催3年前になって競技場所が決定していないのです。昨年秋以降、精力的に開催場所について関係者で協議していますが、同意するに至っていません。隔たりのある箇所については何度も記載しているので改めて記述することはしませんが、和歌山県と和歌山県馬術連盟が友好的に合意できることを願っています。
さて今日も議論を交わしました。和歌山県の総合優勝に向けて活動する思いは同じですが、そこに至るところで意見の不一致があります。どちらの立場も理解するだけに判断は難しいところです。
例えば、今日の協議においては国体開催県である和歌山県と和歌山県馬術連盟との間で意見の相違があるのですが、日本馬術連盟の中で和歌山県馬術連盟が理事として出席する場合、和歌山県の立場を踏まえて意見を述べる必要性があります。その場合、開催場所に関しては和歌山県の立場も踏まえて、全国から集まった理事の皆さんに対して意見を述べることになりますから辛い立場になるのです。全国からすると国体開催県が馬術競技を何故県外開催にするのか疑問に感じることになるのです。
和歌山県馬術連盟としても県内開催を求めているのですが、財政面や受け入れてくれる市が現時点で見つかっていないことから、強行に県内開催を主張するばかりでは話が進まないのです。県内開催を求めつつも県外開催の可能性もあることを踏まえて、全国の理事からの意見に答えなければならないのです。この場合、和歌山県馬術連盟なのに和歌山県の立場を主張せざるを得なくなり、紀の国わかやま国体以降の開催県から突き上げられるのです。即ち、馬術競技の県外開催を和歌山県が初めて行った事例を作ると、それ以降の開催県が財政面を理由として県外開催の提案が出てくる可能性があるからです。
前例を作ることが、どれだけ後の参考になってしまうのかを危惧することになります。競技団体としては県外開催の事例を作りたくないのです。しかし一方では最悪を想定した場合、開催県の判断で国体開催種目から馬術競技を外すという選択肢を用意させるかも知れないのです。
それは絶対に避けなければなりません。これから詰めの段階に入りますが、考えられる可能性を出し切って開催場所の決定を求めたいものです。
和歌山県馬術連盟理事長の熱意と置かれている立場の厳しさを思うと、居ても立っても居られなくなります。純粋に理事長の思いの強さを適えて欲しいと思います。前回の和歌山県開催の国体時は、今の理事長は未だ学生でした。学生として参加した和歌山県の国体の時に、次回、和歌山県が開催地になった時は、恒久的に馬術が開催できる施設を設置して、和歌山県で馬術競技を行える環境を作りたいと思ったのです。
そして40年余りの時が流れ、学生から理事長の立場で国体を迎えたのです。40年前の思いに基づいて馬術競技をこの地に定着させられない立場になっていることの苦しみがあるまのです。40年来の夢が適えられないとしたら、しかも理事長としての立場ですからこれは悲しいことです。
全てが上手く解決を図れるように、開催地決定までの限られた時間ですが全力を尽くしたいと考えています。
平成27年開催の国体に引き続いて開催予定の和歌山全国障害者スポーツ大会において、車椅子テニスを公開競技にして欲しいとの要望を和歌山県に対して行いました。これは日本車椅子テニス協会として国体開催県の公開競技として開催して欲しい旨の申し入れをしたものです。
今後、和歌山県と厚生労働省が協議をして公開競技にするかどうかの検討をしてくれることになりますが、出来ることなら公開競技として実施して欲しいと強く望んでいます。
そして車椅子テニスを公開競技として開催するための主体として、和歌山県車椅子テニス協会の法人化についても話し合いました。夢が実現するように開催決定まで支援を行う予定です。
平成24年度の和歌山ゴールドライオンズクラブの体制に関して懇談を行いました。奮い立つ要素があり何としても私達のクラブの活性化を図りたいと思っています。発奮する材料は、昨日の例会の場面でありました。結成10周年の実行委員会会長のコメントがそれです。昨日の活動報告にも記載しているので詳しくは言いませんが、肺癌の腫瘍が発見されたのに、身体の続く限りクラブ活動をしたいこと、そして結成10周年行事と式典を成功させることを達成したいことの抱負を聞いたことです。心ある人でこの意気込みを発奮材料と感じない人はいないと思います。
世の中には何が何でもやり遂げなければならないことがある。それを感じました。平成24年度の体制と組織力を強化する方法、そして例会を楽しいものにするための方法について話し合い、良いアイデアも生まれました。
やる限り充実した1年にしたいと考えていますし、将来の基礎となれるような活動をしたいと話し合いました。
夜は懇親会を行い、参加した皆さんととても楽しい時間を共有できました。夢と希望、前向きな話し合いができました。何もしなくても、何かに挑戦しても、同じように時間は過ぎていきます。時間は限られた、そして確実に減少していく財産です。財産の活用を必死で考えて有効な使い方をしたいものです。今日の終わりが明日へとつながりました。