活動報告・レポート
2012年2月8日(水)
ストリート
ストリート

和歌山市には歩いて楽しいストリートがないと言われることがあります。特に県外の人からすると、和歌山市には楽しいストリートがないと指摘を受けます。かつてだったら中心市街地のぶらくり丁と言えたのでしょうが、現在もそう発言する人は少ないと思います。一般的には町の代表的なJRの駅前辺りが賑わいのあるストリートで、人通りも多いのですが、JR和歌山駅は和歌山市の顔ですが、楽しいストリートの印象とは違うような気がします。

歩いて楽しいストリートとは、両側におしゃれな店舗が並んでいること、おいしい飲食店が存在していること。誇れる景観があること。歴史的建造物があること。夜はイルミネーションに飾られた通りであることなどが考えられます。大阪市内から来てくれた都市空間デザイナーの方と懇談をしたところ、面的に歩いて楽しいストリートに持っていくには時間がかかるので、比較的狭い範囲のストリートに絞って照明のある空間を創出する方法を提案してくれました。駅から歩いて近い目的地となる場所までをイルミネーションで彩ります。植え込みとLED照明の街路灯によって街を創り出します。歩いて楽しい空間創りは都市景観と調和したものにしたいので、和歌山市とやる気のあるここで事務所を構えている事業者をつなぎ実現に向かわせたいのです。

和歌山市には楽しいストリートがない。そんな言葉をなくす程の空間を誕生させたいと話し合いました。都市空間デザイナーからは「やりましょう」という言葉がありました。私達のまちがそれに応えられるかが鍵を握っています。

ライオンズクラブ例会

和歌山ゴールドライオンズクラブ例会がありました。風邪や年度末が近いことから出席者が少なかったのですが、参加した会員でこれからのライオンンズクラブのあり方に付いて話し合えました。

また例会後、結成10周年記念行事と式典についての話し合いの場がありました。そこで10周年記念行事の実行委員長から衝撃的な話を伺いました。「1月末のペット健診で左の肺の先の部分に新たな癌細胞が発見されました。そしてもう一箇所にも癌細胞が見つかったので、これから抗がん剤と放射線治療に入ります。しかしライオンズクラブは退会する気持ちはありません。特に10周年記念行事は何が何でも成果を出してやり遂げます。是非ともご協力をお願いします」という言葉でした。

私は言葉を失いました。以前、左の肺に癌が発見されたので摘出手術をしています。その後、癌細胞は発見されていなかったのですが、新しい癌細胞が見つかったのです。幸い転移しているものではないので、身体の他の箇所は心配ありません。しかしこれからの治療を考えると辛いものがあります。

そんな状況の中ですが、体力の続く限り最後まで活動をやり通す意気込みを語ってくれたのです。最近、いくつかの問題があり活動を再び活性化させる必要を感じている会員が多いのですが、実行委員長から団結力を向上させるような気持ちを示してくれました。その心意気に応えなければいけません。いよいよ結成10周年に向けた企画と準備態勢に入ります。

ソーラーガルデン

和歌山県内でソーラーガルデンを設置する計画について協議を行いました。全国で取り組みのない初めての形の事業です。第一次産業と新エネルギーを組み合わせた形態のまちづくりで、自然に恵まれ農業や水産業の盛んな和歌山県が適地の一つとになり得るとして来県してくれたものです。全ての出資を事業者が行ってしまうと地元の利点は土地の賃貸借だけになってしまうので、地域振興にはつながりません。そこで地元の皆さんにも事業に参画してもらうことで経済的な面と地域振興の面、そして地元農産物の販売促進にもつなげようとする計画です。第一次産業の振興、エコ、自然の中の生活、投資による配当の期待などを提供してくれる事業モデルで、これからの展開を期待しています。

その他

朝から夜まで打ち合わせや企業の方に来てもらったり、そして来週に控えている案件の内容の調整などに追われ時間的余裕の少ない一日となりました。また夜には悲しいお別れの通夜に参列させてもらうなど、目一杯活動のできた幸せな一日でした。