県立和歌山高校の生徒による作品展に行って来ました。知人から和歌山高校の生徒が頑張って制作した作品展が開催されているので見てあげて欲しいと依頼があり、市民会館を訪ねたものです。絵画や写真の他、作曲やDVD制作もあり、全校生徒の活動の様子がここに納められていました。
作品は若々しくて感じの良いものばかりでした。テーマはこれからの大人の世界を創造しているようなものが多く、未知の世界に進もうとする期待感が溢れています。若いということは未知の世界が多いので可能性が溢れていることです。未知の領域が限られてくると活動できる範囲が特定され、可能性は小さくなってきます。未知の世界は期待と不安がありますが、そんな世界を持っていることは素晴らしいことです。そんな未だ見ぬ世界を想像した作品が展示されていました。
高校生が想像する大人の世界には夢があります。現実の大人の世界はこのような夢が溢れているべきものです。それが少ないとしたら、大人が夢を描けていないからです。夢のない社会は大人の責任であり、これから大人になろうとする未成年に対して夢を提供できる社会にする責任もあります。夢を見るのは未成年だけではありません。大人も夢を見て夢の世界を創造すべきなのです。
和歌山バイオサイエンス連絡協議会の理事会と総会が開催されました。会計監査としてそれぞれの会に出席いたしました。私からは平成23年度の決算報告に対する監査報告を行いました。1月に会計監査を実施しているので、関係帳票と残高などを照合した結果、適切に処理されていることを理事の皆さんに報告しました。
平成23年度は食品開発支援体制強化研究コンソーシアムを編成してバイオ振興検討会などを開催しました。平成24年度はバイオ振興検討会において、和歌山県食品開発センターの設置を目指した活動を展開することにしています。また農業の6次産業化推進の法律制定によって食品加工の必要性が高まることから、第二次産業の食品加工開発と研究支援の強化を働き掛けていくことにしています。
なおバイオサイエンスフォーラムは2月に県立図書館にて開催することも決定しました。
現在国会で議論されている消費税増税に関して意見がありました。所得の低い層にとって消費税を上げられることは生活ができなくなることを意味しているので、10パーセントのへの引き上げについては慎重に進めて欲しいという意見です。年金で生活をしている人が10万円の消費をする場合、必要な資金は11万円となります。これでは生活が成り立たないというものです。今でも日々切り詰めた生活をしているのに、これ以上の生活必需品への負担増は耐えられないという意見もありました。
生活必需品の消費税は現行通りにして、高級品などの分野のものに関しては10パーセントするなどの分類化や、低所得者に対する補助制度も同時に創設することの検討についても意見がありました。
国の消費税議論が普通に生活をしている地方都市にまで及んでいます。生活に影響を与える大きな議論をしていることを感じてもらいたいと地元国会議員に申し述べます。
ライオンズクラブのあり方に関して話し合いました。社会貢献を目指した活動をしているのがライオンズクラブであり、会員同士の交流による親睦も会を構成する大きな要素となっています。原点は会員が目的を共有して、私達の力を結集させて地域社会への貢献と、そこからつながる世界のライオンズクラブによる社会貢献を図ることです。世界を見据える余裕がなくなっていることや、会員の同志の絆をもっと強化する必要性も感じています。
厳しい環境の中において役員の皆さんのご苦労は伝わってきます。みんなの力で盛り上げたいと感じました。