午前中、「しあわせへのわたしスイッチ」講座を楽しみました。講師は西川奈緒美さんで、NPO法人AIELが主催する社会教育講座の三回目の講座となります。
幸せについてワークを中心に講座は進められました。最初は「私はいましあわせか」について考えました。他の人が感じている幸せに触れることは、幸せに近づくヒントになります。小さな出来事に幸せを感じていることが分かると、自分の毎日も幸せであることが実感できるからです。
ある全国紙の調査によると、日本人の約90パーセントが自分はいま幸せだと感じているようです。幸せの理由は様々なので自分で何が幸せなのかを考えなければなりません。考えるというよりも感じていることを自分の言葉で吐き出す感覚が必要で、このワークでは自分の幸せを書き出す時間は3分間です。
感じている幸せの理由は次の通りです。
- 毎日、役割(やるべきこと)を与えられていて、感謝しながら過ごせていること。
- 目指すべき目標があり、それに向かおうしていること。
- そのための困難がありますが、それを超えようと思える気持ちがあること。
幸せの理由は人によって違いますが、3分間でいくつか書き出せるなら、それが本当の幸せの理由です。絞って考えなければ出てこないようでは、いま幸せとは言えないかも知れません。
では幸せとは何なのでしょうか。これも書き出す時間は3分間です。
- 次々と目標が表れて、日々それに向かっていけること。
- それらの目標を達成していく中で充実感があること。
- 出来ることが限られていく中で、やれることがあること。
こんな感覚があることを幸せと言えると考えています。幸せの価値観は人によって違います。普段考えることのない幸せについて書き出してみることは新鮮な感覚があります。
そして幸せになる方法を考えてみました。持ち時間は2分間です。
- 毎日、やるべきことがある。
- 充実した時間の中でもゆったりする時間を持てる。
- 社会的責任を果たせている。
- 感謝、感動、優しさ、そして悲しみを感じられる心を持つこと。
以上のようなことを感じられると幸せだと考えました。書き出した後で、一般的に幸せを感じられる出来事の紹介がありました。
- 目標を持つこと。
- 思っていることを文字にすること。
- 人に話せること。つまり宣言することです。
- 感謝すること。
これらを持っている人は幸せな今を過ごせています。自分なりの設計図、ルートマップ、レシピに書き出せると幸せが実感できます。
ワークで分かったことがあります。幸せとは考えて思うものではなくて、瞬間に感じられるものであることです。目標がある。感謝できることがある。など瞬間的に思えることが幸せなのです。3秒ルールというものがあります。3秒以内に言葉で表せるとそれは本当に自分が感じているものなのです。3秒以内に「ありがとう」と言えると、それは自分の思いであり相手に感謝していることが相手にも伝わります。3秒以内に「すみません」と言えると、それは悪いと思っている証拠であり、相手にも心は伝わります。
でも同じ「ありがとう」や「すみません」でも言葉にするまでに5秒かかると相手には伝わりません。自分が心からそう思っていないからです。本当の思いは3秒以内に言葉で表せることを知っておきたいものです。そして何かを考える時は3分以内に言葉で表せるものが正解に近いものだと知っておきたいものです。
和歌山県串本町古座に行きました。昨年9月の台風12号被害にあった地域であり、床上浸水の家庭も多く存在しています。そして古座は一枚岩に代表される観光地です。観光に来てくれる人が減少していることから、来てくれることだけでも復興支援になっています。
古座で合流した東牟婁振興局長からも同じ言葉がありました。「新宮、勝浦、古座に来て欲しいと県庁にも依頼していますし、地元の観光振興のためにも率先して食事や宿泊をして欲しいと振興局の職員にも話しています」。
古座の観光名所である一枚岩を訪ねたのは久し振りでした。前回は取材に来た時ですから、もう20年近い前のことになります。カメラに収まらない程の変わらない雄大な姿に感動しました。
そして地元施設のぼたん荘に向かいました。
有志で古座に向かい、その場所で地元の皆さんと意見交換を行いました。和歌山市を含む複数の市からも参加があり古座の現状について話を伺いました。
懇談は午後8時まで続き帰路につきました。午後11時、和歌山市内に到着できました。