活動報告・レポート
2012年1月21日(土)
3D測量
告別式

御坊市まで告別式に参列に行きました。お亡くなりになったのは御坊商業高校元野球部監督の方です。本人も高校時代に甲子園に出場していて、監督に就任してからも数回、甲子園に出場していると聞きました。告別式場には御坊商業高校の野球部のユニホームが飾られ、その功績を忍ばせてくれました。中でも第53回選抜高校野球大会ではベスト8に進出するなど輝かしい実績があります。その生き方を聞いて感銘を受けながらお参りさせていただきました。そんな野球人生、余りにも68歳の生涯は短すぎます。

高校野球に賭けた人生は夢を追い求めた人生でもあったと思います。好きなことに人生を賭けた人生を知り、お腹の底に熱いものを感じました。

何かに掛けても何もしなくても時間は過ぎていきます。何もしないでいる人生は幻に過ぎず、何かを追いかけた人生は夢の世界で生きたと言えます。同じように夢を見た元教え子と思われる方たちが弔問に訪れていました。多くの人の夢を抱えて天国へと旅立つたように感じました。安らかにお眠り下さい。

3D測量

三次元移動式レーザ計測技術について説明を受けました。この英国製の測量技術は日本では3台導入されているだけですが多くの利点を有しているもので、これからの仕事に生かすことができる技術です。

この3D測量サービスはカタログによると、次のような性能を有しています。

「普通自動車の天井部分にレーザースキャナ・GPS・IMU・カメラなどの機器を搭載し、道路を走行しながら道路形状、ガードレール、電柱、照明灯、マンホール、路面標示などの周辺状況を高密度かつ高精度な点群データで取得するサービス」のことです。

自動車に機器を搭載して測量地点を走るだけで定点測量が可能となります。自動車で走るだけなので道路を占有することもありませんし、道路上に人を配置する必要はなく安全性が確保されます。また仕上がった図面は3Dで確認できるので、橋脚の裏側なども見ることができるのです。東日本大震災の基盤整備や都市計画、防災計画策定においても試走計測データを活用して資料作成を行い、被災地支援に役立っています。

勿論、人件費や警備費などのコストが削減できますから10パーセントから30パーセントの経費削減につながります。

新しい技術は次々に導入され、最新の技術を利用することで精度向上とコスト削減が図れています。知ると知らないとでは大きな差があるのです。都市部では当たり前のように採用されている技術が、地方都市では知られていないのです。知った上で不具合があり採用しないとなれば仕方ありませんが、見過ごしているようでは仕事のやり方に進歩がありません。また知って検討しないことも問題があり、被災地や都市部で採用事例があり効果確認が出来ているものですから、地方都市において技術的に信頼性が欠けるなどの見解を示すことはできないものです。

どのような反応があるのか説明をして確認する予定です。

懇親会

夕方からは懇親会に参加しました。今日は和歌山市内の元気なオーナーの集まりですから、皆さんから元気を頂戴しました。新店舗から消費税増、そして和歌山市のあり方にも話は及びました。

サービス業からするとこの段階での消費税増は、消費意欲を減退させることになり経済を今以上に失速させる懸念があると伝えてくれました。セブンイレブンの鈴木会長は先ほど消費税問題に触れ、景気への影響を懸念する意見を述べたようですが、小売業界としては同じ意見を持っています。

新店舗に関しては、一人のオーナーが複数店舗を経営するのは大変なことを話してくれました。一人で店舗を見るのは限界があり、複数の店舗を経営するためには任せられる人材がいるかどうかにかかっています。安心して任せられる人材がいると事業の拡大はできるのですが、経営者一人で取り仕切るには限界があります。組織とはそういうもので、優れた一人で規模の拡大は難しいものです。同年代の人材、ご意見番的な年上の人材、そして次代を背負える若い人材が揃って組織として機能します。

経済成長のない時代、高齢社会における会社経営の難しさを実感しました。それでも伸び行く皆さんと懇親すると元気をもらえます。ありがとうございました。