市内の事務所の蛍光灯がちらつき電圧低下の可能性があることから、電圧測定のため現地に行ってきました。電圧と電流を測定した結果、特定の回路に電気機器の負荷がかかっているため、その負荷が増加すると電圧低下を引き起こしていることが判明しました。簡単に記すと、その回路に接続されているクーラーを一斉に使うと電流が多く流れ、その結果、電灯の電圧低下が起きちらつくことになるのです。
その原因は建設時の電気回線工事の不味さにあります。オーナーもそのことを最近知ったようです。配線工事を丁寧にしていないこと、室外の電灯なのに室内仕様の電灯を設置していることなど、所々に仕様書と違う企画の電気機器を取り付けているのです。手を抜かれた工事は少しの年数が経つと不具合が発生してきます。品質の良い工事とそうでない工事は素人には見分けられませんから、信頼関係を持つ以外にありません。
ここでは当時の電気工事店ではなく、現在は腕の良い電気工事店との取引を行っていますから、今日の結果を踏まえて改修してくれることになりました。
地方都市では地下鉄はありませんから路線バスの利便性を高めることが必要です。和歌山市の場合も高齢社会に入っていることから公共交通の利便性を如何にして高めるかが課題となっています。
そのため路線バスで利用人員の少ない路線の廃止を回避するための支援策を講じていますが、利用人員の少ない路線を残しても利用者は増えていません。一日一回でも良いので残したいと思っていたのですが、それでは解決しないことが分かりました。
路線バスを一日一度走るだけの路線では不便過ぎて利用する人は増えないのです。そして当該路線を一日一回でも運行するバス事業者が存在していると、他の事業者が参入できないことを知りました。つまり不便なバス路線は不便なまま存続することになるのです。
でも赤字路線を廃止すれば公共交通機関を必要としている高齢者が不便になると考えていました。しかし廃止する路線にオンデマンドタクシーを走らせると、その問題が解決に向かうのです。オンデマンドタクシーのやり方は方法がありますが、特定の時間に決められた路線を走る経路を設定する方法があります。地元からスーパー、病院、駅などを結ぶ路線を作り、11人乗りのジャンボタクシーを走行させる計画にすれば、費用も安く仕上がり小回りが利きます。
つまり赤字路線のバスを廃止しても、オンデマンドタクシーを導入すれば、利便性を損なわないばかりか利便性が向上することも考えられるのです。採用するかしないかはトップの判断になります。
しかし地方都市での周辺地域行きの路線バスは赤字路線が多く、大型バス運行は限界に来ている感があります。オンデマンドタクシー導入に関しても考えたい課題です。
和歌山市内でナルダンと呼ばれている自治会があります。ナルダンの自治会長と懇談しました。一度じっくりと話し合いたいと思っていたのですが、時間が合い今日の懇談となりました。約2時間30分、有効な話し合いになりました。
ナルダンの取り組みは自治会活動のモデルとなりますし、和歌山市を活性化させる熱意にも感服しました。ここでも、改革を進められるのは橋下市長のようなトップの出現以外にないという話でした。自治会長として市役所との折衝も行っていますが、組織の機能が分かりにくく窓口が判明しない問題もあるようです。
そしてリーダーについての話も聞かせてもらいました。行政組織におけるリーダーとは、行財政改革などを仕上げる人ではなくて、しくみを変える人を指します。しくみ変えると仕事の流れが変わりしがらみが薄くなりますから、後は人材次第です。人材が脳力を発揮できるしくみを作ることがリーダーの仕事の一つです。自治会を発展的に改革しているリーダーの言葉は重みがあります。
和歌山市内の4つのクラブの合同例会に出席しました。午後6時からの例会では、他のクラブの会員とも懇談できる良い機会でした。他のクラブとの交流は視点を広げてくれますし、いつもと違う雰囲気を楽しめます。約2時間の例会を楽しみました。